企業年金基金の種類や年金基金の基本を学ぼう!

自分が勤める会社の制度や仕組みは、知っているようで知らないことが多いかもしれません。今回紹介する企業年金基金の種類もその一つで、年金基金の基礎を学ぶことで、今まで以上に退職後の不安を解消することができます。是非、参考にしてみてはいかがでしょうか。

年金基金の基本


年金基金とは、いわゆる年金とは異なるものですが、あまり具体的な内容が理解される機会がありません。年金基金の基本を知っておきますと、自分自身の勤め先がどのような仕組みで従業員が退職した後のことを考えているのかが見えてきます。ここでは年金基金の発足理由など、詳しい内容を紹介しますので今後に役立てることをおすすめします。

基金の発足理由

年金基金の発足理由は、従業員の退職後や老後の生活基盤を維持することが目的で、現役で働いている段階から、少しずつでもお金を積み立てることで安心して年齢を重ねることができるようにしています。老後への安心感を一層増やすことによって、仕事により集中出来る環境を整備するのが年金基金の誕生理由です。

基金の位置付け

年金基金の位置づけは企業年金の一つであり、老齢年金に上乗せされる形で支給されます。年金の種類が数多くあり、似たような名称で内容も区別がつきにくいですが、年金基金は勤め先によって関わり方が異なりますので十分注意しましょう。

企業によって違う基金団体

年金基金は沢山の団体が存在していますので、勤め先によって加入している団体が異なります。また年金基金を利用していない企業もありますので、退職金と同じように企業の業種や規模によって異なります。直接会社に聞いて確認することもできますが、担当部署に親しい同僚などがいるなど、聞きやすい環境が整っている場合に行うことをおすすめします。

退職者の為の企業年金連合会

企業年金連合会は、沢山ある企業年金基金の団体をまとめる役割があります。そして退職した人の老後の生活を支える存在となります。年金の減額や受給年齢の引き上げなどが取りざたされる現代では、先行きが不透明な老後を明るくするために、様々な取り組みが行われています。

年金基金の確認方法


年金基金に確認をする場合は、自分が勤務する会社へ問い合わせすることで解決します。しかし上司や先輩には聞きにくい可能性がありますので、同僚で担当部署に配属されている人がいる場合には、その人に尋ねることをおすすめします。

企業年金基金の種類

企業年金基金には様々な種類がありますが、その種類によって内容も異なります。老後の生活がより豊かになることが推測できる企業年金基金は、加入しているというだけで安心感があります。いくつかの企業年金基金を紹介しますので、内容に違いを把握して今後の参考にしてみてはいかがでしょうか。

厚生年金とは違う厚生年金基金

厚生年金と厚生年金基金は、同じ存在と思われることが多いですが、実際にはそれぞれ異なる活動をしています。厚生年金基金は、厚生年金保険に加入している会社の事業主と従業員で組織するもので、国の厚生年金保険の給付である老齢厚生年金を代行して、その上に基金独自の給付を上積みします。厚生年金保険のみに加入している場合より有利な年金や一時金を支給することができます。 また基金の給付は、基本部分と加算部分の2本建てになっているのが特徴です。基金の給付は、国に代わって基金が給付する老齢厚生年金に上乗せした基本部分の給付と、基金が独自に設計した加算部分の給付の2本建てで構成されています。

一番多い確定給付企業年金

企業年金基金の中でも一番多く取り入れられているのが確定給付企業年金です。この確定給付企業年金は、企業が運用していて、場合によっては不足分を企業が穴埋めするという 企業年金制度です。この確定給付企業年金の基本的な考え方である規約型と基金型という2つの確定給付企業年金に分類されていて、その企業独自に取り入れることができる企業年金です。

掛け金のみを定める確定拠出年金

最近注目されている確定拠出年金は企業型と個人型がありますが、特に個人型では数多くの取扱商品が金融機関で紹介されています。企業型でも個人型でも目的は同じで、いずれも老後資金を作る制度ですが、個人型の商品は自分で自分の老後に備える制度です。また企業型は会社の退職金制度となります。掛け金のみを定めることができるのが特徴で、興味を持つ方が増えている企業年金です。

自由度が高い税制適格退職年金

あまり馴染みがない税制適格退職年金は、自由度が高い企業年金です。企業が従業員に退職年金や一時金を支給することを目的に、税制上の優遇を受けて社外に資産を積み立てる制度です。平成24年に廃止となりましたが、閉鎖型の適格退職年金契約のうち、事業主が存在しないものや厚生年金保険未適用事業所の事業主が締結しているものについては、適格退職年金契約に係る税制上の措置を継続適用しています。

国などのバックアップがある中小企業退職金共済制度

中小企業退職金共済制度は、国などの支援を受けながら中小企業が退職金への備えができる企業年金制度です。利用することで安全で確実退職金制度だけではなく、有利である上にしかも管理が簡単な退職金制度が手軽に作れるのが特徴です。大企業とは異なり、中小企業での退職金は、場合によっては制度自体が設けられていないケースも珍しくありません。しかし中小企業退職金制度を利用することで、企業側も働く従業員も安心できます。

自分の加入基金を確認してしっかり請求しよう

普段はあまり考える機会がない企業年金についてですが、現役で働いている時とは収入状況が大きく変わる退職後のことを考えますと、勤務先での早くからの対応があるだけで安心できます。ここでは、退職後の資産管理や賢くお金の使い方について紹介します。

退職金や年金だけを頼る生活をしない

現役の時とは収入状況が大きく変わる定年退職後や老後の暮らしですが、どんなに頑張っても全くお金を掛けずに生活することはできません。限られた年金とわずかな退職金しか当てがないという状況で暮らす可能性を考えますと、アルバイトやパートなどをして多少でも収入を増やす働き方を選択することをおすすめします。

投資などで退職金の散財をしない

儲け話などが耳に入りやすくなる定年退職後は、実際に儲けることができるという話よりも詐欺に近いような話が多いことがあります。少し経済的に余裕が出てきてしまいますと、今まで興味がなかった分野に足を踏み入れたくなる方もいるかもしれません。しかし金額を決めて投資などをして資産運用するのは良いですが、大きな金額を使って一獲千金を狙うような投資の儲け話には十分注意しましょう。

住宅ローンなどの借金をまず返済してしまう


定年退職でまとまったお金が入った場合には、住宅ローンや車のローンなどを先に完済してしまうことをおすすめします。老後の生活に借金が残ってしまいますと、現役の時のようにして収入をアップさせて挽回することが難しいでしょう。負担となる物は早く片付けてしまって、心も体もフラットな状態で新たな生活をスタートさせるのが理想です。

退職後の生活をより豊かにするポイント

以前のサラリーマンなどは、定年退職後は隠居生活のように静かな老後を送る…という人が多かったですが、高齢化社会の現代では、現役で働く現場からは離れても、様々な形で社会に関わることが珍しくありません。第二の人生をスタートできる定年退職後は、今までできなかったことや、興味があっても実行できなかったことに挑戦できます。一体どのような暮らしを送ることが理想なのでしょう。

時間を気にせず旅行に出かける

現役で働いている時には難しい長期の旅行や豪華客船で世界を回る旅など、夢のようなことが叶えられるのも、定年退職後ならではです。今まで頑張った自分へのご褒美で旅行をする方は多く、その後も定期的に旅を続ける趣味を見つけるなど、視野が広がる行動です。旅先では気持ちも開放的になるのでリフレッシュ効果が高く、普段の生活を一変した気分を味わうことができるでしょう。

もう一度勉強をする

家庭の事情などで若い時から既に働いていた方など、学業を疎かにしたまま社会人になってしまった方などが、夜間の高校や大学などでもう一度勉強する機会を設ける人が増えています。若い人と知り合うきっかけにもなり、家でのんびり過ごすよりも刺激的な日常生活が送れます。

今までの仕事の経験を生かして再就職する

一度は定年退職をして現場から離れた方でも、再び働きたい気持ちになる場合や、良い就職先を紹介してもらえるなど、今まで積み重ねたことが活かせる時が訪れる可能性があります。年金生活や退職金で充分生活できるかたでも、社会とのつながりを維持する意味も含めて、再就職は多くの方が検討する老後プランです。

ボランティアに関わる

自分の趣味や特技を生かして関わるボランティアは、当然金銭的な収入には繫がりません。例えば学校からの依頼で子供に何かを教えるなど、ちょっとしたことでも良い刺激が与えられます。しかしお金では買えない人間関係の構築や満足感など、精神的なゆとりや自信を育てることができます。自分がいる意味を見つけ出せないでいるよりは、積極的に人や物と関わることができるボランティア活動がおすすめです。地域への貢献度も高く、今後の生活にも様々な幅の広がりを見せられます。

まとめ

いかがでしたか。企業年金基金の種類や基本を知っておきますと、自分自身の勤め先の体制なども理解できますので、退職後や老後への備え方が計画しやすくなります。マイナスなイメージが強い定年退職や老後という言葉ですが、新しいライフスタイルを築き出せる良い機会だと考えますと、楽しみが増えるかもしれません。是非参考にしてみてはいかがでしょうか。

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