介護食に関する基礎知識と気をつけたいポイント!

介護をする際に大切な食事の管理は、必要な基礎知識を身につけておくと安心です。今回紹介する介護食に関する内容は、現在介護に携わる方だけでなく、将来的に誰もが知っておいて損がない気を付けたいポイントなどもあります。是非参考にしてみてはいかがでしょうか。

知っておきたい介護食


赤ちゃんが食べる離乳食と同じように、介護食は食べる人の状態に合わせて細かく分類されています。介護をされる側にとって楽しい時間でもある食事は、世話をする側の配慮が必要です。

介護食は主に5種類に分けられる

介護食は5つに分類されていて、きざみ食と軟菜食、ミキサー食と嚥下(えんげ)食、一番水分に近い状態に加工されている流動食があります。介護食は用意する際に手間が掛かることから、簡略できるようにまとめて調理をして冷凍保存をしておくなど、少しの工夫で忙しい時でもスムーズに準備ができます。

食事の前には口腔ケアを行い清潔にする

食事の時間になってすぐに食べ始めるのせはなく、口腔ケアをしてから食事をする習慣を身につけましょう。口腔ケアを怠りますと、口腔トラブルとして歯周炎や歯肉炎、細菌による肺炎や誤嚥(ごえん)などにつながります。少しの手間で口の中の細菌が除去できますので、気持ち良く食事が進められるでしょう。

口から食べることが大切

寝たきりになってしまいますと、どうしても点滴などで栄養補給をした方が楽であると世話をする家族など、周りの人間が考えてしまいます。しかし知覚や感覚機能に刺激を与えることで脳の活性化や自浄作用、免疫力の向上につながるとされていますので、少量でも口から食べて栄養を補うことは大切になります。

食べたがらない時の対応策

気分や体調によっては介護食を食べたがらない時や、少量しか食べないこともあるでしょう。しかし無理に食べさせようとしますと逆に反抗するような態度になり、食事そのものを苦痛に感じてしまいます。せっかく用意したのに…と介護する側は考えてしまいますが、今回は食べそうもないと早めに判断をして、次の食事で補うなどの工夫をしましょう。

食事介助で気を付けたいこと


介護食は食事内容も大切ですが、食べる際の環境にも気を配る必要があります。介護を受けている状態の方は、体が大きくても全てのことを一人でできる状態でない場合があります。温かく寄り添う気持ちが重要です。

椅子やベッドでの食事の姿勢

介護されている方の症状にもよりますが、自力で座れるならなるべく椅子や車椅子に座って食事をするのがおすすめです。理由は誤嚥など食事中のトラブルを防ぐ目的や、少し体勢を変えるだけで環境が変わって感じられますので、ストレスを解消してリラックスできます。ひじやひざを90度に曲げられるようにクッションなどを使って、楽な姿勢を維持します。またベッドからから完全に起き上がれない場合は、リクライニングの角度を45度から80度くらいに保ちますと、食事がしやすくなります。

1口の食事量と食べやすさ

介護食はその人に合わせて食べやすく調理してありますが、一口の分量には注意が必要です。飲み込みやすく調理してあることで、勢いよく喉を通ってしまい誤嚥に繋がる場合があります。介護食でない方が食事をする際と同じように、まずは水分補給をしっかりと行って、胃散の分泌を活性化させるようにします。そうしますとスムーズに食事を勧められますので、時間が掛かっても食べやすいように与える注意が必要です。

栄養の偏りがないかどうか

沢山食べられない場合もある介護食は、栄養が不足しがちな点が気になります。介護食であっても栄養面には気を配る必要があり、肉や卵などのたんぱく質や野菜や果物などのビタミン、炭水化物や海藻類に含まれる食物繊維の摂取を意識しながら食事を用意しましょう。

味付けは?

対象者が高血圧や糖尿病などで治療を受けている場合もありますので、味付けは基本的に薄めが良いでしょう。しかし好みによっては濃い目が好きで、薄くしてしまうと食べなくなる対象者もいるようです。そのような方には、一部のおかずだけ少し濃い目にするなど、工夫をしながら調理をすると食事がしやすくなります。

家族の料理から取り分ける工夫をしよう


介護食だけを個別でつくるのでは、調理をする方の負担が大きくなります。家族の食事から取り分けて、あまり味付けをしていない状態で介護食用に調理するなどしますと、時間を掛けずに用意できます。毎日3食用意する介護食は、つくる側にもコツを習得する必要があるようです。

まとめ

いかがでしたか。介護食に関する知識や情報を増やしておきますと、いざ身近な人が介護食を食べる立場になった時にも慌てずに対応できるはずです。調理の手間や与える時の配慮など、日常の介護に加えて食事の管理まで行うのは大変ですが、家族の食事から取り分けて作るなどの工夫で、介護食の準備をする大変さが軽減できます。介護食に興味がある方は、是非今後に役立ててみてはいかがでしょうか。

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