介護でのうつ症状と原因について

うつ症状に悩む方が多くなっていますが、その中でも介護でのストレスをきっかけにして発症する方が増えています。今回は介護によってうつになってしまう原因を中心に紹介しますので、是非参考にしてみてはいかがでしょうか。

介護のうつ症状


介護うつというのは一体どのような症状なのでしょうか。うつ病は早い段階で適切な治療を開始しますと、気になる症状を軽減できる可能性があります。該当する項目がある方は、医療機関での受診を検討してみてはいかがでしょうか。

食欲不振になり体重が減少する

うつ症状の始まりは些細なことなのかもしれません。気分がすぐれないことで食事が楽しめなくなり、空腹感にも気づかなくなってしまう方もいるようです。その結果体重減少が起こって、痩せた印象が周囲に与えられることで気づかれるケースがあります。

寝つきが悪い十分な睡眠が取れない


不眠の症状もうつ症状の一つで、寝床で色々と考えごとをしてしまう場合があり、浅い眠りのまま朝になってしまうこともあります。ぐっすり眠れるようになりますと、気分もスッキリして身体も心も元気になります。しかしうつ症状の方は睡眠薬に頼るような生活になる可能性が高いようです。

ひどい肩こりや頭痛体全体の倦怠感

肩こりによる頭痛や全身のだるさなど、体が言うことを聞かなくなるのもうつ症状に多いとされています。体が思うように動かないことで、今までできたことができなくなるなど、興味があったことへの意欲も減少するとされています。

原因不明の焦りや不安な気持ちがおこる

うつ症状を訴える方の多くは真面目な方や何ごとも完璧に行おうと考える方が多いので、どうしても焦りや不安が他の人以上に多くなるようです。些細なことが気になって不安になってしまい、焦る気持ちからパニックになってしまう方もいます。

物事をネガティブに考えるようになる

元々マイナス思考だった方はその傾向が強まり、以前はポジティブだった方がうつ症状によってどんなこともネガティブで悪いように考えてしまう傾向が強まります。周囲からしますと何でもないようなことでも、当事者には大きな問題として受け止められている場合が多く、家族との関係にも影響を与える症状の一つです。

介護によるうつ症状の原因について

ではどのようなことが原因で介護によるうつ症状が現れてしまうのでしょう。

責任感が強く他人に任せず自力で行う

真面目で一生懸命に何ごとも取り組む方が介護を行いますと、何もかも自分一人で頑張ろうとする傾向があります。その結果、他人に頼ることや任せることができなくなり、自分自身で苦しくなって初めて気が付く例が多いようです。無理をし過ぎて体調を崩すようなことがないように、ほどほどに取りくむようにするのが長く介護を続けられる秘訣です。

完璧主義で理想の介護を実現しようとする

介護は人と人が関わる行為ですので、思い通りに行くようなことはあまりないかもしれません。しかし完璧主義者の方は、思い描く理想が大きいことから、そのギャップに苦しんでしまいうつ症状に繋がってしまうようです。失敗することや間違えることで落ち込まないように、心にゆとりを持って介護に関わるのがおすすめです。

経験が少ない在宅介護者の精神的ストレス

自分がしっかり関わることができる在宅介護は、想像以上に大変でストレスを感じてしまうケースがあります。経験が少ないことも加わって大きな精神的負担となり、うつ症状に気づかないまま自分自身を追い込んでいることも考えられます。

仕事と介護の両立による過労による体調不良

仕事をしながら介護をする方も多い現代では、休日に休むことがないまま仕事をすることで、過労になってしまい最終的には体の疲れだけでなく心も疲れ切ってうつ症状に繋がるようです。中には転職をして介護しやすい環境を整える方もいますが、慣れない仕事のストレスが逆にうつ症状を発症しやすくしている可能性もあるので難しい問題とされています。

介護の為に離職し経済的な困窮が大きくなる

介護を理由に転職するだけでなく仕事を辞めてしまう方もいます。しっかり介護に向き合える時間ができるのはメリットですが、収入が無くなることで経済的にはよほどしっかり貯蓄がある場合でない限りは、介護費用などで生活費を圧迫するような出費が増えるはずです。

介護でのうつ症状を回避する良い方法


介護によるうつ症状は、早い段階で対策をしますと、ちょっとした工夫次第では良い方向に改善する見込みがあります。一体どのような配慮が必要なのでしょう。

ストレスをため過ぎない

ストレスは自分では気づかない間に溜まっていることがあります。あまり頑張り過ぎて完璧を求めてしまいますと、対象者の面倒を見る余裕がなくなる方が多いです。適度な息抜きやリラックス方法を探して、ストレスをため過ぎないようにしましょう。時には手抜きをすることや誰かに介護を任せてしまうのも一つの手段です。

中心となる介護者以外も積極的に関わる

どうしても誰か一人の介護者に全てを任せてしまう傾向にある介護ですが、実際には家族の誰もができる環境を整えておくのが良いでしょう。対象者との関係にこだわることなく、子供や兄弟姉妹、配偶者だけでなく孫の世代まで関わることもできるのが介護です。同居しているか否かを気にすることなく、多くの方がいつでも対象者を面倒みられるようにしておくのが良いでしょう。また直接介護に関わるのが難しい場合には、家事を引き受けるなどそれぞれの仕事をシェアして分担する仕組みがおすすめです。

便利な制度やサービスの活用

介護を自分達だけで全て行おうと頑張る方も多いですが、高齢化社会の加速によって最近では様々な介護サービスが充実しています。便利なサービスや制度を利用することで、介護保険を活用しながら、介護の負担を軽減できます。便利な制度を利用する為には、正しい介護情報を常に入手する必要があります。市区町村からの通知やテレビのニュースなどにも興味を持って、介護に関する情報を手に入れましょう。

気軽に話ができる相談相手を見つける

介護の時にうつ症状を感じてしまう方の多くは、一人で悩みや不安を抱えてしまう真面目な性格の場合があります。他人に自分の思いを発現する機会がない状態で介護をしていますと、どうしても考え方がマイナス思考になってしまう場合があります。気軽に悩み相談ができる相手が一人でもいるだけで、気持ちが楽になる時があるはずです。我慢しすぎないように息抜きできる話し相手を見つけましょう。

気になる症状がある時には医療機関で受診をする


ちょっと気分がすぐれないだけ…とうつ症状を軽く考えるのも問題です。症状が進行してしまいますと、うつ病と診断されてしまった結果、通院や服用を余儀なくされる場合があります。介護をしながら自分の病状を克服するのは大変です。気になる症状が現時点である方は、早めに専門の医療機関で受診することをおすすめします。

まとめ

いかがでしたか。介護でうつ症状を感じてしまう方は、真面目に一生懸命頑張る方が多く、対象者のことを第一に考える完璧主義者が多いことが良く分かりました。現在介護に携わっていて心身共に疲れを感じている方は、今の取り組み方が自分に適した方法であるかを今一度確認することをおすすめします。是非この機会に介護のうつ症状について考えてみてはいかがでしょうか。

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