介護保険の負担割合と利用可能な限度額は?

介護保険の制度や仕組みは複雑な内容である印象がありますが、実際に利用する時に困らない程度の情報や知識を習得しておく必要があります。今回は介護保険の負担割合と利用可能な限度額について紹介しますので、是非今後に活用してみてはいかがでしょうか。

介護保険における負担割合


介護保険の負担割合はどのようになっているのでしょう。いざという時に困らないように、ある程度の内容を把握しておくことが求められます。

要介護度によって支給限度額が決まる

要支援1と2、要介護1から5の7段階に分かれている要介護度は、支給限度額が決まる大切な基準となります。要介護度に合わせて介護保険料が支給されますが、金額を超えた額は自己負担が必要になります。

所得によっては負担軽減策が適用される

しかし全ての方が満足な収入や年金を受け取っているわけではありません。所得に応じて様々な介護に関する負担が軽減される制度が設けられています。例えば、市町村民税非課税者や世帯、年金収入額や合計所得金額などが一定水準よりも少ない場合などは軽減適用の可能性もあります。

賢く制度を活用するための情報収集

介護の負担が大きく困っている方やその世帯に対する軽減措置は、自動的に行われるものもありますが、自ら申請したい意思を申し出て手続きをするサービスもあります。情報を多数仕入れている方の場合には、自分が該当する内容の制度に申し込みがスムーズにできますが、便利な制度に自分が7該当していることに気が付かない方もいます。介護のサービスを家族が受けている場合には、普段から気になる情報をしっかり把握するようにしましょう。

介護保険の負担割合証の使い方

介護保険のサービスを受ける場合には、介護保険割合証という証明するものが発行されます。これは一目で要介護や要支援の認定度合いが理解できますので、適切なサービスが提供されるメリットがあります。一体どのようなシステムになっているのでしょう。

要介護や要支援認定を受けて交付される

介護保険の負担割合証は、要介護や要支援の認定を受けてから交付されます。この負担割合証は、症状の改善や進行によって介護や支援の度合いが変わるごとに再度交付されますので、今現在の介護状態や支援状態が瞬時に分かるメリットがあります。

担当の市区町村役場窓口で申請する


この介護保険の負担割合証は、介護を受けている人物が住んでいる市区町村役場の介護関係を取扱う窓口で申請する必要があります。家族と同居している場合には問題ありませんが、介護を受けている方と家族が異なる地域に住んでいる場合、家族が住む市区町村の役場では手続きできませんので注意しましょう。

当該年度の8月1日から1年有効となる

介護や支援の度合いが変わった時のみ再度手続きをするのではなく、介護や支援を受けるようになったその年の8月1日から1年間が有効期間となります。つまり1度手続きをしてずっと使用できるものではなく、有効期間が決められていますので、期限切れの負担割合証を使用することがないようにこまめなチェックが必要です。

介護保険の負担割合が2割になる基準

介護保険の負担割合は所得額などが大きく関わりますが、1割負担ではなく2割負担になる基準は、一体どのように設けられているのでしょう。

第1号被保険者で一定の収入がある

1割負担の人よりも2割負担の人は当然所得額が多いということは理解できます。その一つの基準は、第1号被保険者であり、一定の収入の見込みがある方が該当します。つまり年金生活の方や比較的年収が少ない方は1割負担ですが、サラリーマンなど安定した収入の見込みがある場合には2割負担のほうへ該当します。

保険制度改正で3割負担に引き上げられる人も

しかし介護保険の制度は、高齢化社会の加速化が進むことで大きく変わることがあります。2018年8月導入予定の新しい介護保険制度では、2割負担の人の一部が3割負担に引き上げられるとされています。一定額の所得が見込まれる2割負担の人の中から、更に高額な収入を得ている方を対処にして3割負担に変更されます。

ある時期から急に負担が増える?

所得額が3割負担の人に該当する方には、事前に文書などで負担が増える通達が行われます。一方的に負担が増えているようなことはなく、特別な手続きの追加などもないので安心です。しかし早めに自分が3割負担か否かを確認したい場合は、市区町村の役場の介護に関する窓口へ問い合わせしてみることをおすすめします。

介護保険負担が高額になった場合の対応

介護保険の負担が2割から3割なることで、それほど生活に影響がないゆとりがある方がいる一方で、家計を圧迫することが予測できる方もいます。しかし便利な制度を利用することで、少しでも負担を軽くすることができます。一体どんな支援があるのでしょうか。

一定の金額を超える超過分が支給される

介護のサービスを受けることで、場合によっては支給される金額の範囲を超えてしまう場合があります。そのような時には、高額介護サービス費制度を利用して、超過分の払い戻しを実現することができます。介護保険の負担が2割から3割になっても、便利な制度を賢く活用することが大切です。

介護費用と医療費の超過分が払い戻せる

介護を受けながら医療費にもお金を掛けて通院する方は沢山います。それぞれに大きな金額を支払うのは限界がありますが、介護費用と医療費の超過分を払い戻しできる制度を利用することで、必要以上に介護や医療にお金を掛けることがなくなります。

情報収集が介護生活を快適にする大きな鍵

負担が増えるマイナスイメージが強い介護保険料ですが、しっかり情報を収集しておくことで、あまり知られていないような便利な制度や賢いサービスが沢山あります。自分がどのサービスを受けられる該当者であるのかをすぐ理解するのは難しいです。しかし普段から新聞やテレビのニュース番組などを利用して、確かな情報を把握しておくのが大切です。

介護保険の細かな手続きを楽にする方法

制度の変更や介護や支援の度合いによって、その都度色々な変更手続きを求められる場合があります。心身共に介護と日常生活で疲れている状況に加えて、細かな事務作業が加わるのは大きな負担です。どのように対応するとスムーズに進められるのでしょう。

介護に関する関係書類を一括管理


場合によっては介護サービスを受けた時の領収書などの提示が求められることもありますので、細かな書類関係をまとめて1か所に集約しておくと便利です。探し物をする時間は大きなロスタイムでもあり、疲れやストレスを増やすきっかけになりますので工夫をしましょう。

介護者だけでなく周りの家族や親戚とも情報を共有

介護に関わるだけでも大きな負担があるにも関わらず、場合によっては手続きや書類管理まで全て一人で抱え込んでしまう方がいます。確かに直接関わる方が一番理解をしている内容かもしれませんが、誰でも対応できるように情報を共有しておくことも大切です。どのような方法が自分達にあっているのか、一度じっくり話す機会を設けるのもおすすめになります。

まとめ

いかがでしたか。介護保険の負担割合や利用可能な限度額について、しっかり理解をしておきますと、いざという時に慌てずに済むはずです。介護の決まりや法律は変更が多く、内容が大きく変わる可能性が高い分野となります。正しい情報を入手して、是非今後に役立ててみてはいかがでしょうか。

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