生涯独身の場合の老後に必要な生活費は?

結婚する時期が遅い晩婚化が進んでいますが、晩婚化とは異なる生涯独身を貫く男女が多くなっています。昔では珍しかった晩婚化や生涯独身であるスタイルは、現代ではそれほど貴重な存在でもなくなっています。今回は生涯独身であった場合、老後に必要な資金について紹介しますので、是非参考にしてみてはいかがでしょうか。

生涯独身の方が今後増加する傾向


亡くなるまで結婚を経験しない生涯独身の方は、自由な生き方が認められるようになった現代では、自分の気持ちを尊重して独身を貫くことができます。一体どのような現状になっているのでしょう。

現在の生涯未婚率は男性20.1%、女性10.6%

生涯未婚率とは、亡くなるまで結婚を経験しない確率のことで、成人男女全体の男性が2割で女性が1割と言われています。とても少ない割合のように感じられる数字ですが、少子化にも繋がる重要な問題がありますが、多くの男女が生涯独身である自分が特別変わっているという自覚もないようです。

2035年には男性は29.0%、女性は19.2%と予想

2015年厚生労働白書によりますと、2035年には生涯未婚率が男性では29%で女性は20%近くになると推定されています。この数字から見ますと、既婚者であることが珍しいような現象さえ起こる可能性があります。例えば同窓会へ参加した場合、ある程度の年齢になっても結婚をしていない同級生ばかりになるということです。

生涯独身の方が増える理由

このように生涯独身を貫く男女が多くなる理由はどのような理由があるのでしょう。結婚をする為には、恋愛期間を経て結婚をするケースやお見合いをして結婚をするなどのケースが考えられます。しかしそのような時間を無駄と考える傾向が強く、面倒に感じる男女が増えています。また便利な家電が多くなり、家事に手間暇かけずに過ごせることで独身男性が女性のフォローを必要としなくなったことなどもあります。更に時間やお金を自分で自由に使いたい気持ちの方が増え、人とコミュニケーションをするよりも好きなことに没頭したいなどの理由があるようです。

メリットとデメリットどちらが多い?生涯独身の生活

独身でいることは、何もかも自由で羨ましいと感じる方もいるでしょう。自由であることは便利で快適なようですが、やはり将来のことや老後のことを考えますと、何もかも安泰とはいかないはずです。特に辛い時や寂しい時でも一人で過さなければいけなくなり、年齢を重ねますと体が思うように動かない可能性もあります。今のままで本当に良いのか?と自問自答が必要な方は、改めて生涯独身であることについて再度考えてみてはいかがでしょうか。

独身の方の老後に必要な生活費の平均は?


独身生活をする方の老後は、どの位の生活費が必要になるのでしょう。例えばアパートなどに住んでいる場合、家賃は一人で住んでも二人で住んでも値段は変わりませんので、結果として独身の方がどうしても経済的負担を大きして生活しているように感じます。実際の年金額や支出の平均額について紹介します。

年金受給額は?

気になる年金受給額ですが厚生労働省の発表によりますと、国民年金の平均月額は54,497円、厚生年金の平均月額は147,513円となります。年金だけでの生活では苦しいと感じる方が多く、アルバイトのような形で仕事をする方が多くなっています。

支出額の平均は?

生命保険文化センターの調べによりますと、60歳以上単身無職世帯の1ヵ月の支出は143,826円です。厚生年金受給者の方が年金のみで暮らす場合にはギリギリの支出となり、貯蓄がある場合には不測の事態にも対応できますが、普段の生活費から貯蓄を捻出するのは難しいでしょう。

独身の方が気を付けた方が良い老後資金への対策

悠々自適な独身生活を送れることから、現役で働いている時に老後の備えをしておかないと大変なことになります。既婚者は配偶者がいることで、老後資金への対策を色々研究してより良い預け方が学べますが、特に相談する相手がいない上にお金が自由に使える独身の方は、ある分だけ散財してしまう癖がついてしまっています。現役時代にはそのような生活をしていても、ボーナスで補てんするなどと言うフォローができますが、年金生活にゆとりを求めるのが難しいかもしれません。若い時からの備えが大きく役立ちますので、少額でも積立しておくことをおすすめします。

老後になってから独身になるケースも増加

現役で働いていた時には夫婦関係も上手くいっていたはずが、子供の独立や退職などをきっかけに離婚する熟年離婚も多くあります。年齢を重ねてからの離婚は特に辛く、家事などもの周りを自分で率先して行っていない男性にとっては、生涯独身の男性よりも孤独感が強いかもしれません。家事や料理などを行う男性は現在では珍しくありませんので、時間に余裕がある時にはストレッチ感覚で少し手伝う習慣を身につけておくと良いでしょう。

老後に楽しみながらできるおすすめの仕事

老後イコール無職と結び付けるような時代ではなく、現代では楽しみながら自分の趣味や特技を生かして働く方が沢山います。シニアだけでなく自由な働き方が珍しくない時代ですので、現役の頃の経験を活かす職業選びから全く関係がない世界へ足を踏み入れるのもおすすめです。一体どのような選択肢があるのでしょう。是非参考にしてみてはいかがでしょうか。

ペット散歩代行

文字通りペットの散歩を代行する仕事で、忙しい飼い主に変わって動物の世話ができます。動物が好きだけれど賃貸住宅なのでペットが飼育できない方など、趣味を活かして働きたい方に最適です。体を動かす散歩代行は、座って行うデスクワークとは異なり、健康的に過ごせるシニアの仕事となります。

家事代行

ペットの散歩と同じく、家主が忙しくて家事に手が回らない部分をフォローします。掃除や洗濯のほか、料理や庭の手入れなど幅広い分野への依頼があります。家事を日頃良く行う女性だけでなく、力仕事や電気製品の修理などに詳しい男性にも沢山仕事はあります。また掃除の技能を習得できる可能性があり、普段の生活に活用するスキルを磨けるメリットがあるのが家事代行の特徴です。

シニアモデルに挑戦する

モデルと言うと若い男女にしか需要がない印象ですが、シニアの方がモデルの人数が少ないのでその分需要が高まります。昔から芸能界に興味があった方は、シニアになっても夢を叶えられるチャンスに恵まれる期待が膨らみ、収入以上に得るものが多い仕事となります。人から見られる仕事をすることで、いつまでも若々しい自分を維持できますので、ルックスに自信がある方だけでなく、新しい挑戦をしたい方に適しています。

語学知識・翻訳

語学の知識を活かして働くこともできます。英語だけでなく中国語や韓国語など、海外との距離が近く感じられる現代では、外国人を街中で見かけることも珍しくありません。通訳や翻訳と言った仕事のほかにも、語学を活かした働き方は数多く存在しています。自分の得意を活かして新たな挑戦をしてみるのも、老後を充実させるきっかけに繋がるでしょう。

文章作成・校正

文章作成や校正の仕事は、体力勝負ではないので年齢を重ねてからでもできる仕事です。特に現役時代に同じような仕事をしていた方にとっては、在宅で仕事を引き受けられる可能性が広がり、柔軟な働き方に繋げられるでしょう。経験を活かしては働くことで、短時間でもしっかり稼げますので、シニアが老後の生活を豊かにする仕事に適しています。

老後生活を満喫するコツ

生涯独身である方が老後を楽しく過ごすためには、どのような工夫をすると良いのでしょう。生涯独身であっても幸せに暮らせる可能性は沢山あり、配偶者や子供がいる方とは違った価値観で生活できます。一体どんなことに気を配るのが良いか紹介します。

生涯独身であることを大いに活かす

生涯独身であることを望んだ方から、良い縁に恵まれずに生涯独身になってしまった方まで様々ですが、男女共に共通することは生涯独身であることを大いに活かすことです。何かに束縛されることが少なく自由に生活できる点を活かして、自分らしく生きることを楽しむのがおすすめです。

心身共に健康でなければ何も楽しめません

生涯独身である方だけではありませんが、心身共に健康でなければどんなにお金に不自由していなくても意味がありません。悩みや不安を抱えたまま生活をするばかり、精神的な面から不調を感じてしまうこともあります。またストレスから暴飲暴食をして、体調を崩すような生活では、どんなに良い環境であっても意味がなくなります。心身共に健康に過ごせる老後を目指しましょう。

お金の使い方にも注意

生涯独身である方が気を付けた方が良いのはお金の使い方です。現役で働いていた時の習慣が抜けず、散財を繰り返すような生活は老後を満喫することには繫がりません。節約ばかりでは疲れてしまうのであまりおすすめしませんが、無駄を省いた賢い暮らしが大切です。

仲間や友人との関係を良好にしましょう


生涯独身である方にとって、仲間や友人の存在は既婚者以上にかけがえのない存在です。悩みを聞いてもらうことができるのはもちろんですが、困った時にはアドバイスを受けられます。既婚者の方が家族とコミュニケーションを図るように、友人や知人など周囲の仲間との関係を良好にしておくことで、理想的な良い老後人生が過ごせるでしょう。

まとめ

いかがでしたか。生涯独身の方が老後に必要な生活費は、年金に加えて自分が好きな仕事をすることで、周囲の既婚者とは違った人生を楽しめることが分かりました。現在独身で老後の生活に不安を感じている方は、一度自分がどんな暮らしをすることになるのかシミュレーションしてみるだけでも心配事が解決するかもしれません。是非今後に役立てるために、自分に置き換えて詳しく調べてみてはいかがでしょうか。

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