告別式の流れについて!開式~出棺までを詳しく解説

告別式は、家族や親族だけでなく友人なども参列する故人との別れの時間として大切にされています。告別式の開式から出棺までの流れを知ることで、マナーに反すること無く故人を偲ぶ気持ちを大切にして参列することができます。一体どのようにして進められるのでしょう。

そもそも告別式は何とために行われる?


故人との別れの時間とする告別式は、どのような目的で行われているのでしょう。

明治時代に生まれた無宗教式のセレモニーが由来

告別式の由来は明治時代にあるとされていて、無宗教式のセレモニーが始まりとされています。時を経た現在では、宗教ごとに執り行い方が異なりますが、故人を偲び最後の別れの時間とする考え方に変わりはありません。

現在では葬式と一体化

最近では告別式という言い方よりも葬儀告別式として、葬式と一体化した形式で執り行うケースが多いようです。また故人や遺族との関係性によっては、日中行う葬儀告別式よりも、夜間に執り行う通夜に参列することで、故人を偲ぶ形で表現する場合も多くなっています。

近親者や親しい人が参列するお別れの儀式

告別式は、家族や親族も他、会社関係者や学生時代からの友人など、本当に故人と親しかった方や、遺族との関わりが深い方が参列します。近所の人や遺族の会社関係者が参列する通夜に比べて、より親しい方と別れの時間をじっくり設けることができるのが告別式です。

通夜も告別式も参列した方が良い?

故人や遺族との関係性にもよりますが、通夜と告別式の両方に参列するのは時間的にも負担が大きく、中にはスケジュール調整が大変な方もいるでしょう。家族や親戚は両方参列するのが当然ですが、場合によっては通夜のみまたは告別式のみでよいこともあります。また故人の意向で両方に参列して欲しいと生前から要望があった旨を遺族から聞く場合があります。その時には通夜も告別式も参列するようにしましょう。

告別式の特徴

告別式にはどのような特徴があるのでしょう。参列する際に知っておくと役に立つことがありますので、是非知識を増やしておくと良いでしょう。

お通夜の次の日に告別式が開かれる

告別式はお通夜の次の日に開かれます。遺族側にとっては連日のセレモニーで一番大変な時期ではありますが、事前に準備をしっかり行って、急なできごとに慌てることがないようにしておくと、滞りなく告別式が進められます。

告別式はおよそ1時間~2時間で終わる

親戚の数が減っていることや付き合いが希薄になっている影響もあり、大人になっても告別式に参列した経験がない方が多い現代では、告別式がどのくらいの時間を掛けて行われるセレモニーであるか、知らない場合があります。告別式は全体を通して2時間ぐらいで終わりますが、火葬なども一貫して行うことが多く、その場合は3時間ほどかかります。

多様化する故人との別れのスタイル

一般的な形で進められる葬儀や告別式がほとんどですが、生前からの故人の考えや遺族の意向で、様々な形で故人との別れの時間を設ける場合があります。最近増えている密葬や家族葬は、文字通り家族や親族など、親しい人のみが集まって故人との別れの時間をゆっくり設けます。その他には火葬場を別れの場所とする直葬も、会場を他に設けないことで費用や異動の手間を削減しています。

生前葬って何?

形式が多様化することで告別式や葬儀に関する言葉が増えていますが、生前葬とは生きている間にお世話なった人達との別れの時間を設けることです。どんなメリットが期待できるのか不思議に感じる方もいるかもしれませんが、一番大きいのは自分が思った形でセレモニーを開催できるてんでしょう。以前は有名人や芸能人が行うイメージでしたが、最近では一般の方にも関心が高まっています。

友引と告別式の関係

通夜も告別式も友引を避けて行う印象がありますが、実際には告別式について友引を避けて執り行われています。告別式が行われないということは火葬場を利用する可能性も極めて低いので、地域によっては友引に火葬場が休みで使用できないこともあります。ちなみに通夜に関しては友引でも行われるのが一般的です。

告別式の流れ

告別式はどのように進められるのでしょうか。喪主を始めとした遺族や親族は、他の参列者よりも早く集まっておくのがマナーです。特に喪主は葬儀会社との打ち合わせや僧侶への挨拶などもあり、大変忙しくなりますので時間に余裕を持って行動しましょう。

1.開式(司会者による開式宣言)

司会者による開式宣言が行われます。喪主同様に司会者を遺族側から選出する必要や自分達で手配する必要があると考える方もいますが、葬儀を依頼する場合には、葬儀会社の方で全て対応してくれるので安心です。

2.僧侶入場・読経

僧侶が入場をして読経が行われます。聞きなれない読経に小さな子供が驚くことがあるかもしれませんが、泣き出してその場にいられなくならない限りは、静かに過ごして大人と一緒にいられるようにすると良いでしょう。赤ちゃんなど泣きだす可能性がある場合は、出入り口近くに初めから座って、すぐに退席できるようにしておくと安心です。

3.弔辞・弔電奉読

弔辞や弔電の奉読を行います。数が多い場合には全てを紹介できないこともあります。後できちんとお礼ができるように、誰から届いているのかをしっかりメモなどをしておいて整理しておくと後で役立ちます。

4.参列者の焼香

参列者が焼香を行います。喪主から始まって遺族が最後まで終わった段階で一般参列者の順番で進みます。小さな子供が行う場合は保護者など大人がそばにいて一緒に行うと良いでしょう。小学生くらいになりますと興味を示すはずです。焼香する機会はそれほど多いわけではありませんので、本人がやりたがった場合には事前に教えて挑戦させてみましょう。

5.僧侶退場および喪主(親族代表)の挨拶

僧侶が退場をして、親族の代表である喪主が挨拶を行います。この場合の挨拶は、故人の思い出話などをしてあまり長くせず、今日参列してもらったことへの感謝の気持ちを伝えることが大切です。

6.閉式

司会者が閉式の旨を伝えて出棺の準備を始めます。

7.別れの儀

遺族が故人の柩を閉じて最後のお別れをするのが別れの儀です。

8.花入れの儀

生花を入れて故人が眠っている柩の中を花いっぱいにします。

9.釘打ちの儀

喪主から順番に行う釘打ちの儀は、力がいる作業ですので子供には難しいかもしれません。大人と一緒に行いましょう。

10.喪主や親族代表から出棺の挨拶

ここでも喪主や親族の代表から挨拶をします。出棺前に柩を霊柩車まで運びますが、その際には男性の参列者の協力が求められます。遺族や親族だけでなく一般参列者も必要とされることがあります。

11.出棺

火葬場に向けて出発する出棺です。ここで遺族や親族は火葬場へ向かい、一般の参列者の方は解散する形になります。ちなみに火葬は火葬の方法にもよりますが、およそ1時間ほどかかるため、控室で待機すると良いでしょう。この時間を使って四十九日法要などの打ち合わせを進めますと、話が進みやすくなります。

告別式に参列する時に気になること

告別式に参列する場合には、マナー違反をしない為にも気になることや分からないことが沢山あります。知っているようで知らない告別式に関する様々な疑問点をいくつか紹介します。

告別式の服装は?子供は何を着せる?

告別式は男女共に喪服で参列するのがマナーです。喪服がない子供の服装は良く疑問点とされますが、学生服がある年齢の子供は制服を着用させます。更に小さな子供の場合は制服がありませんので、黒のスカートやズボンにブラウスというシンプルな装いなら問題ありません。

弔電を出すタイミング

訃報を聞いても告別式に参列できないこともあるでしょう。そのような場合には、弔電を活用すると、故人を偲ぶ気持ちが上手に伝えられます。申し込み時間によっても違いますが、全国に即日対応を行っていますので、訃報を聞いたらすぐに手配すると安心です。弔電が奉読されるのは告別式ですが、遅くとも通夜が行われる日に届くように早めに申し込みするのがおすすめです。

通夜でも告別式でも香典は必要?


通夜も告別式も両方参列する方がいますが、通夜に参列した場合には告別式に香典を用意する必要はありません。また香典袋をそのまま持ち歩く方がいますが、落ち着いた色味の袱紗に包んで持参するのがマナーです。また遺族に渡すのではなく、受付場所で記帳を行って香典を渡すようにしましょう。

告別式の後に火葬…その後は何をする?

午前中から行うことが多い告別式は、火葬が終わった段階で午後になっている可能性があります。多くの場合は精進落としとして会食をするのが一般的です。会場を設ける必要があることから、思うように手続きができなかった場合などは、持ち帰りの弁当などを手配して精進落としとしてしまうこともあります。火葬が終わった時点で遺族や親族のみになっていますので、故人の思い出話を行いながら会食をするケースが多いようです。

通夜と告別式では祭壇などを取り替える?

通夜と告別式それぞれで祭壇などを取り替えるようなことはせず、基本的にはそのまま使用します。祭壇だけでなく供花などもそのまま使用します。

告別式後の火葬…火葬場まで遠い場合の移動手段は?


火葬場と告別式の会場が近い可能性はあまりなく、バスを利用して移動します。参列する遺族や親族が少ない場合には、車に乗り合わせて移動することも可能です。バスが必要な場合は、人数を把握して打ち合わせ時にバスの台数を間違えずに手配することが大切です。

まとめ

いかがでしたか。開式から出棺まで2時間ぐらいかかる告別式は、流れを良く理解しておくことで、参列した時に自分がどのような行動をすれば良いかが分かります。是非今後に役立ててみてはいかがでしょうか。

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