エンディングノートの書き方と内容について!

自分が亡くなった後でも家族に思いや考えを残せるエンディングノートは、幅広い世代に忠告されている商品です。遺言書のように法的な効力がないものであっても、遺された家族が安心して決めるべきことを決断できるのは確かです。今回はエンディングノートの書き方について紹介します。

目次

エンディングノートとは


文字通り自分の人生のエンディングに必要になるノートで、葬儀のことや財産のことなどを自分がいなくなった状態でも家族に伝えられる貴重な存在です。

遺言書とは違うの?

法的効力がある遺言書とは違いますので、莫大な財産を所有している場合などは、専門家に立ち会ってもらって、きちんとした遺言書を作成した方が良いかもしれません。エンディングノートは、情報を提供するアイテムです。例えば葬儀に呼んで欲しい友人の連絡先を書いておきますと、自分と親しくしていた方が確実に参列してくれるようになります。

みんな書かないとダメ?

全ての方が書いているわけではないエンディングノートですが、一度しっかり作成しておくことで改めて自分を振り返るなど、ゆっくり見つめ直す貴重な時間がつくり出せます。今まで何となく付き合いを続けてきた人との関係性を考えなおすなど、老後の自分の過ごし方を充実させられることもできます。

一度記載した内容を訂正したい…書き換え可能ですか?

遺言書の場合ですと、訂正箇所があることで再びきちんと手続きをするなど手間暇がかかりますが、エンディングノートは自分のことを自由に記載できるものなので後から書き換えることもできます。自分流にアレンジできる点もエンディングノートの良さです。

エンディングノートはどれだけの人が書いている?

では実際にエンディングノートは、どれくらい多くの方が書いているのでしょう。

知名度は高くても、実践するのは敷居が高い?

エンディングノートの存在は知っているにも関わらず、実際に書いている方はわずかな割合であることがアンケート結果からも分かります。また書いてみたいと思っていながらも、本当に実践している方もわずかな割合です。それほど難しいことでもなく、遺言書よりも気軽に作成できるエンディングノートですが、まだ一般的なものとして普及するには時間が掛かりそうです。

エンディングノートを書くメリット

ではエンディングノートを書くことで、どのようなメリットがあるのでしょう。自分について改めて考える時間を設けることで、老後生活が充実させられます。そして家族への情報伝達が確実に行える点が大きいです。急なできごとによってエンディングノートが必要になることが、全くないとは言い切れません。そんな時でもあってよかった…と家族が安心できるのがエンディングノートです。

エンディングノートを書くデメリット


これだけ多くの方が存在を知っているにも関わらず、エンディングノートを書く方が少ないということは、メリットだけではなくデメリットが存在しているからでしょう。一番大きいのはちょっと面倒に感じる作業であることは確かです。普段から自分に関する色々な情報をきちんと整理して管理している場合には問題なく書けるエンディングノートですが、改めて情報を整理する必要があるなど、手間が掛かります。特に通帳の存在を明らかにするなど、見やすく書くということで犯罪やトラブルに悪用される気がしてしまいます。

何歳ごろに書けばよい?エンディングノート


最近では老後の心配をする若者が増えているようですが、実際にエンディングノートを書くには何歳頃が適しているのでしょう。

早くても良い?エンディングノートを書く年齢

若い時にはエンディングノートを書く必要がないのでは…と思ってしまうかもしれませんが、興味がある方は一度作成してみるのがおすすめです。エンディングノートというよりも、現時点の自分を振り返ることが重要で、必要以上に通帳を持っていることやローンの返済がスムーズに進んでいないなど、今の自分を知るきっかけになります。

親子でつくる?エンディングノート

最近では実家の荷物を親子で整理する老前整理などという言葉があるように、老いる前から様々な準備をすることを決して早すぎるとはしない考えが普及しています。荷物の整理も大切ですが、エンディングノートも同じで、一方的に親に書くことを強要するのではなく、一緒につくることで過去を振り返る時間を親子で設けるゆとりも大切です。早めに準備することで、時間を掛けてゆっくり書けるのもメリットです。月1回や毎週末など日にちを決めて親子で集まるなど、イベント化するのも良いでしょう。

夫婦で1冊?別々に故人でつくる?

一緒に亡くなることはほとんどないこともあり、友人や財産なども別であることを考えますと、個人単位でつくるのがおすすめです。特に男性の場合は面倒に感じてしまう方が多いかもしれませんが、自分一人でつくるのではなく夫婦や親子でつくるようにしますとスムーズに進められます。

エンディングノートの保管場所

せっかく時間を掛けて書いたエンディングノートは、どこで保管しておくとよいでしょう。法的効力がないものでも、大切なことが沢山記載されています。ここではしまっておく場所の紹介をします。

まずエンディングノートの存在を知ってもらう

自分一人で作成した場合には、エンディングノートをつくっていることを家族に知らせる必要があります。もし家族で一緒につくった場合や作成途中に相談した場合などは、既に家族にエンディングノートの存在を知ってもらえます。いざ必要になった時に見つけてもらえるように、比較的分かりやすい場所に保管しておくのがおすすめです。

存在を知らせたいけど中身は見られたくないのは本音

生前に内容を知られてしまいますと、記載状況によっては財産や借金のことが明らかになってしまいます。そのような親族トラブルも実際に起きていることを考えますと、財産や主有する不動産に関する情報は、遺言書を作成して勝手に閲できないようにすることが大切です。

遺言書との使い分けが肝心です

気軽に作成できるエンディングノートですが、家族に思いを伝えるために用意したにも関わらず、財産などについて家族や親族間で争いになるケースも少なくありません。場合によっては遺言書とエンディングノートの両方を使って家族に思いを伝えるようにすると良いでしょう。

あまり隠し過ぎますと見つかりません

生前に内容を家族に見られないように…と思って隠し過ぎてしまいますと、エンディングノートがいざという時に見つからないトラブルが発生します。存在を知っている家族は家中を探しますが、分かりにくい場所ですと見つからないまま役立たずになってしまいます。また生前から隠し過ぎることで、自分自身でもどこに保管したのか思い出せず、書き足したいことがある場合など修正作業ができなくなります。よく考えてしまいましょう。

エンディングノートへの記載内容は?

では実際にエンディングノートを作成する場合、どのようなことを記載すると良いのでしょう。専門の商品も販売されていますが、家にあるノートを使って自己流でつくる方もいます。是非参考にしてください。

準備をする筆記用具は?

エンディングノートを書く場合、失敗しても綺麗に書き直しができる鉛筆が良いのでしょうか。それともボールペンで書いた方が見た目にもよいのでしょうか。実際には法的効力がある訳ではないエンディングノートは、故意に書き換えが行われたところで大きな問題にはなりません。そのような心配がある内容は、個別で遺言書も作成するなどしておきますと、ボールペンでも鉛筆でも好きな筆記用具で記入できます。

適度な期間での見直しが必要

考えが変わることもあることから、エンディングノートは定期的に見直しをすると良いでしょう。その際に鉛筆で記載しておきますと、綺麗に消して書き直しができます。しかしボールペンで書いた場合は、日付を書き込んでおいてその都度書き加える形で記録を残すこともできます。自分の考えが変わる様子が時系列で分かるようになり、役立つ資料となります。

自分についての基本情報

では実際にエンディングノートを作成していきましょう。まず自分の基本情報です。名前や住所、生年月日などを記載します。特に決まりはありませんので、自分が書いておきたい基本情報を記載します。

親族や関係者のリスト

通夜や葬儀・告別式に参列する方をピックアップする際に役立ちます。必ず連絡して欲しい人や参列を願いたい人など、家族は分かっているようで理解していないかもしれません。連絡先まできちんと記載しておくと、家族がスムーズに連絡できます。

自分史

文字通り自分の歴史を振り返ります。生まれてから現在まで、エンディングノートに記載するようなことは特にない…と言いながらも、その方それぞれのエピソードがあるはずです。急いで作成する必要はありませんので、ゆっくり時間を掛けて行います。

資産や財産について

気軽に書けるエンディングノートですが、資産や財産の項目は少し慎重に取り扱う必要があります。万が一エンディングノート家族や親族が生前見つけた場合、内容によっては預貯金に強い関心を抱かれるなどトラブルに繋がります。大まかな内容を記載するのは問題ありませんが、心配な方は遺言書を作成して保管するのが望ましいです。

不動産や有価証券、株式などの資産

試算となる不動産や有価証券、株式などの情報を残します。

預貯金

預けている金融機関の名称を記載するのは良いですが、通帳番号やキャッシュカードの暗証番号などは記載しない方が良いかもしれません。

加入している保険

加入している保険の情報も大切です。保険会社や保険証書の保管場所など、自分にしか分からないものの情報となります。しかし保険関係も取り扱いには注意した方が良い内容ですので、簡単な書き方にしておいて、詳しい内容は遺言書に遺すなどする方が良いでしょう。

借入金・ローン

財産だけでなく負債として借入金やローンがある場合にもきちんと記載しておきましょう。

葬式やお墓について

エンディングノートならではの項目は葬儀やお墓についての記載内容です。自分が希望する葬儀に形や納骨の仕方など、現在は選択肢が多くなっていますので、事前に良く調べて記載しておくと家族は迷わず決断ができます。

医療や介護について

例えば病名を告知して欲しいか嫌であるかなどもこの項目に該当します。また介護の希望もできますので、預貯金を使って介護施設に入所させてほしいなど具体的に記載しておくことが大切です。

遺品の整理(処分品リスト)

遺された家族の大きな仕事となる遺品整理は、事前に処分品リストを作成しておくだけで作業がしやすくなります。

遺言(※法的効力はない)

法的な効力はありませんが、遺言として伝えたいことや言いたいことがある場合は、ここへ記載しましょう。

残された人へのメッセージ

最後は家族や友人などへのメッセージです。普段では言えない感謝の言葉などを記載しておけば、もしも、突然に万が一のことがあっても、日頃伝えられなかったことができます。

エンディングノートの書き方講座に参加しよう

自分一人や家族と一緒に自己流で作成することもできるエンディングノートですが、講座へ参加して専門家の話を聞きながらつくるのもおすすめです。このような講座では、エンディングノートだけでなく終活に関する内容に詳しいアドバイザーが中心となって行うことが多いので、足を運ぶだけでもとても勉強になるはずです。今回は二つ団体が行っているイベントについて紹介しますので、是非参加を検討してみてはいかがでしょうか。

特定非営利活動法人エンディングノート普及協会

初めてでも知識がなくても参加出来るのは、特別非営利活動法人エンディングノート普及協会が行っているイベントです。難しく考えてしまうことが多い終活やエンディングノートについて、分かりやすく説明をしながら書き方が学べます。同じように興味を持つ方と交流を深めながら参加できる講座ですので、安心して利用できます。

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イオンの終活フェア

少人数で学ぶ環境が整っているイオンの終活フェアは、普段買い物に出かける店舗で行っていることから、利用しやすいのが特徴です。死や葬式の話をタブーと考えていた昔に比べて、現在では生前から自分が亡くなった後のことを準備できるようになっています。そのために欠かせないエンディングノートは、専門家に話を聞きながらつくると、より高い完成度の仕上がりが実現します。買い物のついでに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

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エンディングノートの書き方講座…自宅近くで探すには?

最近では葬儀会社や斎場などのイベントでも行っている終活に関する相談受付や講座は、積極的に情報取集することで見つけられます。場合によっては無料や資料代のみの格安で受講できますので、エンディングノートを作ろうとかんがえている場合には、是非参加を検討することをおすすめします。

コクヨのエンディングノートの専用商品


エンディングノートの書き方が分かったところで、自宅のノートに書くのも良いですが、せっかくなら本格的なエンディングノートを入手したいものです。文具メーカーのコクヨでは、もしもの時に役立つノートという商品名でエンディングノートを販売しています。エンディングノートを購入時の参考になるように、詳しい特徴や内容を紹介します。

ノートとディスクケースのセット商品

エンディングノート単体ではなく、写真やCD、住所録が入ったCD-ROMなどを入れられるディスクケースがセットになっていますので、エンディングノートと一緒に保管して役立てられます。

エンディングノートとしてはもちろんですが、今すぐ使える便利さ

将来に備えて用意できるだけでなく、今すぐ作成することで日常生活にも役立てられます。例えば住所録や金融機関の連絡先など、なかなか一つ一つを把握しておくことが出来ない情報が一か所に集約されたことで、更に便利になるはずです。

明るい色遣いの表紙で見つけやすい

エンディングノートと聞くと暗い色の文房具を想像してしまいますが、濃い目のオレンジと薄めのオレンジのコントラストが綺麗です。しまい込んだことで行方不明になりやすいエンディングノートですが、目立つ発色が特徴となって、もしものときにも家族が見つけやすくなっています。

まとめ

いかがでしたか。エンディングノートの書き方を知っておきますと、いざという時に役立つのはもちろんですが、日常生活でも役立つようなことが沢山あることが理解できました。これから帰省しようと考えている方は、イベントや講座に参加して書き方を学ぶと同時に終活についても改めて考えてみるのがおすすめです。

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