家族葬で通夜は行うべき?家族葬の考え方や事前準備事項!

弔問者の対応に追われること無く故人と静かにゆっくりお別れしたいとの思いから、家族葬を選択する方が増加しています。その反面、これといった決まりが無いのが現状ですので、訃報と家族葬の旨の連絡を受けた際には戸惑う方も少なくありません。今回は、家族葬の考え方や事前準備事項などに目を向けてみたいと思います。

家族葬でも原則「通夜」を行うべき

家族葬の基本的な流れは一般葬といわれる通常の葬儀と変わりがありません。家族葬と同じく近年注目されている葬儀の形に密葬と直葬がありますが、密葬の場合は後日本葬が行なわれることが多く、直葬の場合は葬儀を行わず火葬のみで故人を送るのが一般的となっています。

通夜に於いては、直葬の場合は行わず密葬と家族葬の場合は、基本的に近親者やごく親しい方のみで火葬を行うというだけで一般の葬儀と変わりがないとされていますので、家族葬でも通夜は行うのが一般的です。しかし、それぞれの家庭の事情や考え方、故人の意向などによって様々なケースが見られるのが現状となっており、通夜を省略すると菩提寺があった場合にはお寺に納骨を断られる可能性もありますので、十分に周囲と相談し了解を得た上で決めることが大切です。

事前に準備しておくべきこと

家族葬に対しては、地域によって考え方に違いがあったり、親族や遺族が高齢であればあるほど一般葬に拘ったりと様々なトラブルが発生しやすくなりがちです。親族や喪主、故人までもが家族葬を希望していても、周囲の理解を得るのに時間が掛かかり結果的に望むような葬儀ができなかったというケースも少なくありませんので、家族葬を執り行う際には周囲への配慮や理解は必要不可欠です。

家族葬を将来行う予定がある場合は、家族葬への考え方をしっかり持っておくことと事前の勉強や準備を惜しまないことが大切で、家族葬を執り行う旨はっきりと伝え理解を得る為の準備をしておくことが重要です。

参列者の範囲を決める

家族葬を執り行うことになった場合には、周囲へはっきりと伝えることは言うまでもなく、参列者の範囲を決めることも大変重要です。通常の葬儀は連絡する範囲などは親族が決めますが、家族葬の場合でも参列者は親族が中心になって決めるのが一般的で、基本的にはごく近い親族のみの参列となりますので不満が出ることもしばしばです。そんな場合でも、しっかりと喪主及び遺族の考え方を伝えて理解してもらう努力を惜しまないようにしましょう。

通夜や葬儀への参列はお断りする旨を通知

家族葬の場合でも、それぞれの遺族によって様々なケースが見られます。参列や香典は辞退するケースが殆どですが、弔電は受け付けるというようなケースなどの他、参列者も親族だけでなく、親交のあった友人や知人、職場の同僚などまで参列するケースなど様々なのが現状です。家族葬を行う旨を事前に文書で通知する場合は、通夜や葬儀への参列のお断りは勿論のこと香典や弔電も辞退する旨も必ず明記し、考えを理解してもらうことが大切です。後日に弔問を受付ける場合はそのこともしっかりと明記しておくことは、家族葬を執り行うことを理解してもらいやすくする方法の一つです。

それでも列席を希望する人の氏名をまとめておく

家族葬を執り行う旨を喪主や親族が丁寧に説明し了解してもらうべく連絡をした場合でも、列席を希望する方が出てくることもしばしばです。故人に対しての思いは人それぞれですので、荼毘に付される前にお別れしたいと思う方があってもおかしくありません。そんな時に親族側はどのように対応したら良いのでしょうか?

それでも列席を希望する方がいる場合は、希望する方の氏名をまとめておくと後日クレームなどがあっても慌てることが無くなります。家族葬の場合は、辞退しても参列を希望する方だけでなく後日弔問に訪れる方もありますので、そのような方への対応も親族間できちんと話し合っておくことが必要です。

通夜・葬儀における準備物

家族葬を執り行う際でも一般の葬儀と同様に通夜や葬儀の事前準備が必要になります。まず、行うことは葬儀社の選択で、葬儀社は多数存在しますので、親族同士でサービスの質やスタッフの対応などを十分に検討して選ぶことが後悔しない家族葬を行うポイントとなります。葬儀社が決まったら、どのような家族葬にするのかをスタッフと相談して必要なものの準備に入ります。通夜当日の午前中までに参列者の人数やお手伝い依頼する場合はその手配、お供えする花や品物、宿泊する方の貸し布団などの他、通夜の料理、返礼品、会葬のお礼状などを葬儀社と相談しながら準備します。お供え物や料理、返礼品などの内容や会葬礼状の内容確認なども忘れないようにしましょう。

通夜や葬儀に必要なものは、葬儀社に相談するとスムーズに運びますので、まずは信頼できる所を選ぶことが大切です。

遺影写真の用意

通常の通夜や葬儀は、祭壇の中央に遺影写真を飾るのが一般的です。家族葬の場合でも仏式の通夜や葬儀の場合は、大きさは小規模なものになりますが祭壇を設けることが多くなっており、遺影写真も事前に必要な準備物の一つです。祭壇を設けない場合は、お棺の上にお花と一緒に飾るなど様々な使い方がありますが、無宗教の家族葬の場合は飾らないという選択もできます。このことから、遺影写真は必ず必要なものではありませんし、遺影は故人を偲ぶためのものですので、写真に拘る必要もなく故人の肖像画などでも良いでしょう。

祭壇飾り指定

通夜や葬儀を行う際に一般的に設けられるのが祭壇です。家族葬の場合でも宗教や葬儀内容によっては設けられる場合があり、祭壇を設ける場合は蔡壇飾りの指定も必要となります。祭壇といっても大きさも様々ですが、家族葬の場合は参列者が少人数となりますので、一般の葬儀と比べて小さな物となる場合が多くなります。

祭壇は葬儀費用に関わる大部分を占めていますので、葬儀社から進められたものに拘らず意向に沿ったものを選ぶようにしましょう。

お布施・お花・僧侶などの手配

一般の葬儀の場合は、僧侶などの手配やお布施の準備、更にはお花の準備などが必要となります。家族葬の場合でも、仏式の場合は上記の様な準備が必要となる他、戒名などをいただく場合はそれも事前準備事項の一つです。菩提寺がある場合は、そのお寺との相談になりますが、葬儀社に紹介してもらうことも可能となっている場合もありますので相談してみると良いでしょう。

家族葬を行う意味を考えよう

家族葬は、本来遺族のみで行う葬儀という意味でしたが、近年では遺族を始め故人と親交のあったごく親しい方を含めた小規模又は少人数で執り行う葬儀を指すのが一般化しつつあり、人数や参列者の範囲などの他、葬儀内容もそれぞれの遺族の意向で決められます。

弔問者の対応に追われること無く、故人とのお別れまでの時間を静かに過ごしたいという目的や意向から行われるもので、参列者を限定することで喪主を始め親族の精神的負担が軽くなるという一面もあります。

愛する人が亡くなったという深い悲しみにくれる親族にとっては大変意味のある葬儀です。

まとめ

いかがでしたか?現在では、家族葬に対する注目度も高くなっており、お墓の問題や核家家族化の影響から、都市部ではかなりの比率で行われるようになっているとされています。

家族葬は、親族の精神的負担軽減の意味合いが強い葬儀ですが、親族や故人と親交のあった方、仕事関係の方などに対する連絡や対応に十分気を配ることが故人を送る際に行う事前準備の中でも重要なポイントです。

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