共同墓地とは?共同墓地における様々なメリットを紹介!

遠くに住んでいてなかなかお墓参りに行けない、お墓を管理する家族がいないなどお墓の問題を抱える家庭は年々増加傾向にあります。お墓参りに訪れる人が無く荒れたお墓も多くなっており、近年ではお墓を処分する「墓じまい」などという言葉も聞くようになっています。そんな中で注目されているのが共同墓地ですが、一体どんな墓地なのでしょうか?今回は、共同墓地とはどんな墓地なのかに加えそのメリットを紹介してみます。

共同墓地とは?

近頃よく耳にするようになったのが共同墓地です。人間の他ペットなどに於いても多数の墓地が提供されており、そのシステムも様々なものが登場しています。では、共同墓地とはいったいどんな墓地のことを指すのでしょうか?

共同墓地又は共同型墓地は、個々にお墓を作るのではなく石碑や供養塔などの広い納骨スペースを設け遺骨を納めた骨壺を納めるという新しいタイプのお墓です。地下に設置する場合もありますが、施設などを作ってそこに納めるという方法などがあり、集合塔や合葬塔などと呼ばれています。地方自治体で運営している地域もあり、無縁仏の供養なども同時に行っている施設も見受けられます。

一昔前までの共同墓地は、地域性が高く自然にできた墓地、個人又はその地域の方々の共有名義の土地である場合が多くなっており、販売目的のものではありませんでしたが、現在では葬儀社やお寺などが販売している場合が多く、昔とは意味合いに大きな違いがあります。

一人暮らしの方や家族がいない方にとっては、自分が亡くなった後の心配がなくなりますし、決して安価とは言い難い墓石を買う必要がありませんので経済的に不安があっても実現できるのが注目されている理由です。

共同墓地の種別

近年注目されている共同墓地には、様々な種類があります。その一つは、各都道府県や市町村などの自治体が中心となって管理・運営している「公営墓地」です。民間が運営する共同墓地に比べて年間管理費が安いのが特徴で、宗教の制約や立てる墓石の種類は勿論のこと石材店などの指定などもありません。公募される回数や応募資格、応募方法などは自治体によって違いがありますが、管理がしっかりとされますので人気が高くなっています。

もう一つは、民営墓地です。民営とはいっても、公共性の高い団体や宗教法人などが管理している場合が多くなっており、墓地を購入する為の資格や条件などが比較的少ないのが特徴ですが、管理費などの費用が高くなってしまう傾向にあります。

一般墓地


限られた地域の人に対する墓地として一般墓地がありますが、一般墓地は古くからその地域に住んでいた方が代々使用していることが殆どで、地域の一角に設けられているのが特徴です。また、寺院墓地なども共同墓地として挙げられますが、菩提寺として利用している檀家と呼ばれる方々が使用する墓地となっているのが一般的で、現在では、寺院から離れた場所に大型霊園を持つ寺院も見受けられ、購入希望者は檀家になる他石材店の指定を受けるなど条件がある場合もありますので、十分に確認してから検討することが大切です。

永代供養墓

共同墓地といってイメージすることが多いのが永代供養墓ではないでしょうか?永代供養墓とは先祖のお墓が遠くてなかなかお墓参りができなかったり、お墓参りをしてくれる方がいないなどお墓の管理をできない人に代わり永代的に管理や供養を行ってくれるお墓のことを指し、寺院などに依頼する方法として多数の方に注目されている共同墓地の一つです。

不特定多数の人の骨を1つの墓所にまとめて埋葬するもので、合同墓や集合墓などとも呼ばれ、管理や供養を行ってくれる期間は、寺院や霊園によって違いが見られるようです。一般的に三十三回忌までと定めているところが多くなっており、年間管理料についても様々です。

共同墓地は「永代供養墓」と呼ばれることが多い

共同墓地は、決められた費用を払うことで永代に亘って管理や供養をして貰えることから永代供養墓と呼ばれることが多く、個々のお寺によって永代供養塔、永代納骨堂、永遠墓など多彩な名称があるのが特徴です。

供養の方法はお寺や各自治体によって違いがありますが、春彼岸や秋彼岸に行ったり年1回、毎月1回などまちまちとなっていますので、永代供養墓を検討する際は管理や供養に関して事前に確認しておくと安心です。

現在は永代供養が盛ん。永代供養のメリットは?

永代供養とは、何らかの理由によってお墓参りができない方に代わりお寺や地方自治体などが管理や供養を行うことです。個々に墓石を立てるタイプや納骨堂などを設け大きな石碑が立てられているものなどがあり、価格はお墓のタイプや供養期間、地域などによって違いがあります。子供がいない夫婦や先祖代々のお墓の管理ができないと悩んでいる方に注目されていますが、どんなメリットがあるのでしょうか?いくつか紹介してみます。

墓を建てる必要がない

先祖代々のお墓や菩提寺がある場合は、高額の年間管理料が請求される場合も少なくありません。年忌法要や法事なども菩提寺を利用して行うことが一般的となっており、そのたびにお布施や車での送迎など神経を使わなくてはいけないことが多くなってしまいます。しかし、共同墓地を利用しての永代供養であれば管理や供養に時間や手間が掛からず、費用も安価になるなどの他、墓石が要りませんので高額となりがちな墓石代を捻出する必要が無くなりその分供養にお金を掛けられるなどのメリットが考えられます。

長い年月に渡る供養が可能

共同墓地の最大のメリットと言えるのが、長年に亘る供養が実現することです。お墓がありながらなかなかお墓参りやお墓掃除などに出向けないことは気になるもので、それによってストレスが蓄積することにもなりかかねませんので、遠くにお墓がある方にとっては身体的だけでなく精神的な負担の軽減に役立ちます。また、初期費用を払えばその後の管理費やお布施などの他、寄付金などが掛かりませんので、費用の面でもメリットがあります。加えて、都心などでは交通の便が良い立地である場合が多くなっていますので、訪れやすいというのも見逃せないポイントです。しかし、共同墓地でも個別の永代供養であってもお寺によっては管理や供養してくれる期間が決められているのが一般的となっており、その後は合祀されることが多くなっていますので、よく確認してみることが大切です。

寺院や自治体などが遺骨を管理してくれる

永代供養のもう一つの大きなメリットは、寺院や各自治台で遺骨を管理してくれる点で、大都市などでは、墓地不足解消に納骨堂などを設けている場合が多くなっています。納骨堂とは遺骨を埋蔵するという形ではなく、収蔵するという考え方から登場したもので土地に埋葬を行わない為小スペースに区分されているのが特徴です。主に公営と民営、寺院の3種類で、納骨のスペースはロッカー式や仏壇式など様々な形が登場しています。

永代とは言っても管理及び供養してくれる期間を定めている施設も多く、寺院の場合は納骨からの期間や年忌によって収蔵する期間を定めており、自治体の場合は契約の更新制を取っている場合もありますので、それぞれに確認が必要です。

身寄りがなくても安心

永代供養墓は法律的な定めはありませんが、幾つかの条件をクリアしたお墓が永代供養墓として一般的に広まっています。

承継者の有無に関係なく申し込みができる、永続的に管理と供養が受けられる、それに加えて生前申し込みができるなどの条件を満たしたものとされており、身寄りが無くても安心ですし、終活を行う上では生きている間に自分で申し込んでおけることも大きなメリットかも知れません。また、永代供養墓は雨風をしのげることは勿論のこと掃除などの手間もかかりませんので、自分が亡くなった後のことで悩まずに済みます。

寺院を自由に選べる

価値観やライフスタイルの多様化に伴い、お墓に対する考えも変化してきていおり、既成に囚われず様々な宗教を信仰する方も増え、無宗教の方も少なくありません。そんな方にとって永代供養墓は、一考の価値があるものです。共同墓地を利用した永代供養はどんな宗教の方でも申し込みが可能となっています。納骨堂などは、宗教に属している必要がありませんので、宗教によって申し込みができないといった心配がありませんし、寺院も自由に選べるというメリットがあります。

永代供養の最大のメリットは、次の世代までに亘って供養してもらえるという点ですが、それぞれの施設、特に寺院の場合は費用や条件に多少の違いがありますので、自由に選べるとはいえ申し込む際は十分に検討してからにするほうが良いでしょう。

費用が一般の墓地に比べ安い

注目の永代供養ですが、一般の墓地と比べて費用の安さもメリットの一つです。自治体が管理する墓地は、初期費用を払えば年間の管理料で済みますので、お墓を購入するよりも安くなりますし、永代使用権なども安価となりますので、リーズナブル価格なのが大きな魅力でもあります。寺院などの一般の墓地の場合は、永代使用権や永代供養権など別途支払いが必要となる場合が少なくなく、その額もばかになりません。費用相場は一般的に50万円前後とされており、収蔵する人数によって加算される場合が多くなっています。また、安置の期間、期間後の合祀の有無や管理費の有無によっても違いがあり、各自治体によっても費用に違いが見られます。民間や寺院などよりも公営の墓園の方が安くなる傾向にありますので、検討するなら公営がおすすめです。

まとめ

従来のお墓は、家を単位として代々受け継がれたお墓を守り子孫に繋げることを前提にしていましたが、少子化が進みお墓を受け継ぐことが難しくなってきており、その問題解決の新しいスタイルとして共同墓地での永年供養が広まりつつあります。

墓石が要らない、比較的交通の便が良い場所が多いなど様々なメリットを持っていますので、核家族化を背景にますます需要が高まりそうです。

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