通夜振る舞いとは?流れとマナーを紹介!

葬儀や墓に関する用語には様々な聞き慣れない言葉が存在しています。その中でも通夜振る舞いという言葉を聞いたことがある方はどれくらいいるでしょうか。通夜の後に参列者を個別でもてなす通夜振る舞いについて紹介します。初めて聞いた方からそうでない方まで、誰もが理解しやすい内容になっていますので是非参考にしてください。

通夜振る舞いとは?


地域によっては親族のみで行う場合もあるようですが、一般の参列者も一緒に偲んで故人の思い出話をする場合が多いようです。強制ではありませんが、親族とゆっくり話ができる時間でもあるので、短時間でも顔を出して故人を思う時間を設ける方が多いです。

親族側として行うことは?

自宅で通夜を行っていた時代には全ての作業を自分で行う必要があり、通夜振る舞いも近所の人の協力を経て準備するなど大変でした。しかし葬祭場で行うのが主流になった現代では、通夜振る舞いの準備や用意する食事や飲み物のセレクトなど、斎場で手配してくれることが多いようです。参列者への挨拶をする事などが可能で、わざわざ足を運んで下さったことへの感謝の気持ちを直接伝えられる時間となります。

 

通夜振る舞い…やらないとだめですか?

葬儀に関する細かな項目が簡略化されることも珍しくない現代では、わざわざ時間を掛けて通夜振る舞いを行うこと自体を控えるケースもあります。大体の人数が把握できている通夜振る舞いですが、多めに食事や飲みものを用意するなど、葬儀費用に含まれている金額とは言え無駄だと感じる部分も多々あります。

遺族や親族のみで通夜振る舞いを行い、一般の方は通夜振る舞いに参列しない場合は、通夜終了後に返礼品を渡し通夜振る舞いがないことを伝え、詫びの品であることも同時に伝えます。また地域によっては、元々通夜振る舞いを行っていないケースもあります。行う場合には、住んでいる地域の風習などがどのようになっているのか調べておくと安心です。

 

通夜振る舞いに参列する人の決め方

その時の流れで参列するイメージがある通夜振る舞いですが、事前に通達をして参列の有無を聞けることから、大体の人数を把握することができます。ではどのような関係性の人に声を掛けるのが望ましいのでしょう。地域によって異なるようですので、住んでいる地域のしきたりに合わせるのが好ましいですが、参考までに関東と関西で比較してみることにします。

関東地方の場合

遺族や近親者はもちろんですが、故人と親しくしていた人や遺書などで通夜振る舞いに呼んで欲しいと指示があった方、職場の関係者や近所の方まで様々な方に案内をします。

 

関西地方の場合

関東地方に比べて、より親しい関係者のみで行われることが多いのが関西の通夜振る舞いです。遺族や近親者に加えて、故人と親しくしていた方や遺書で指示があった方などです。その他の職場関係者や近所の方には声を掛けないのが一般的です。

 

通夜振る舞いの誘いが…断るのは失礼ですか?

通夜のあと行う通夜振る舞いは、時間が遅いこともあり中には参列できない方もいます。そのような時には無理をせず、遺族に声を掛けて辞退することは可能です。

しかしせっかくなので是非どうぞ…と言われてしまうと無理に断る勇気もなくなるかもしれません。どうしても無理な場合は仕方ありませんが、短時間だけでも故人を思う時間として通夜振る舞いに参列することも礼儀の一つです。

また遺族側にも配慮する点が必要で、辞退する申し出があったにも関わらず、無理に引き留めるなどの行為は参列者にとって負担に感じられる場合もありますので注意しましょう。

 

通夜振る舞いの流れ

では実際に通夜振る舞いが行われる時には、どのような流れで進むのでしょう。およそ1時間から2時間程度でお開きになるのが一般的で、通夜の後の遅い時間ですので、それほど長い時間続くことは少ないようです。

喪主の挨拶

あまり長い挨拶はいりませんが、通夜に参列してくれたお礼を述べると共に故人の思い出話に花を咲かせる時間を設けてもらう言葉を述べます。また次の日に葬儀を控えていることもあり、その旨を伝えて短時間でも充実したひと時を過ごしてもらうのが理想です。

 

会食

実際に会食が始まっても、最後まで着席して食事をする時間…というよりも、少し会食して退席する方がいる一方で、通夜会場から通夜振る舞いの会場へ来る人の出入りが激しくなっているのが現状です。迎える親族側は挨拶などで忙しい時間となりますが、参列した側は久しぶりに会う人同士で話が盛り上がることもあり、会場全体はバタバタとした雰囲気になります。

 

お開きの挨拶

1時間から2時間しますと人の出入りも落ち着き、そろそろお開きにしても良い雰囲気を感じ取れるはずです。喪主が今日のお礼を言って退席を促すようにしますと、一般の参列者が順次席を離れ帰宅するようになります。喪主や遺族は特に見送りをするなどの必要はありません。会場には親族などの身内のみとなり、再び故人を見守る静かな時間となります。

 

通夜振る舞いではどのような料理を出す?

通夜振る舞いで用意する料理はどのようなものが良いのでしょう。幅広い世代の人が集まる上に、場合によっては大人数になります。どんなメニューが選ばれているのか紹介します。

通夜振る舞いの料理の相場は?

相場は一人3000円前後で計算をして用意します。個別に一人分ずつ用意するよりも、サッと食べやすい大皿料理が好まれるようです。また少しでも経費を削減して行いたい場合、業者などに依頼せず自分でおにぎりやサンドイッチをつくって振る舞うことも可能です。

 

どんなメニュー?


サンドイッチやてんぷら、寿司やお刺身、オードブル料理などが準備されていることが多いでしょう。食べやすく箸を進めやすいメニューが人気とされています。また酒類やジュース、お茶などがありますと重宝します。

 

通夜振る舞いでのマナー

通夜振る舞いでのマナーを知っておきますと、参列する機会があった場合にとても役立ちます。是非参考にしてください。

遺族に配慮を

通夜を済ませた段階では、まだ故人の死を受け入れられない辛い心情で過す遺族が多いはずです。最善の注意を払った心配りや声掛けをする必要があります。

 

基本的には故人に関係する話を

通夜をきっかけに懐かしい顔ぶれと再会することもあるかもせれませんが、自分の話や昔話をして盛り上がるのではなく、故人に関わる話をして過ごすのがマナーです。

 

大声で笑うのはNG

多少の笑みや小声での談笑は構いませんが、大笑いをして騒ぐなどの行為は不謹慎でマナー違反となりますので気をつけましょう。

 

基本的には喪主がお酌をする

通夜振る舞いに来てくれた参列者に挨拶をする場合、座っている一人一人に対してお酌をするのは大変ですが、基本的には喪主がお酌をしながら話をするのが基本です。しかし自由なスタイルで行う通夜振る舞いは、接待などを無理に行わずに自由に過ごす傾向も増えつつあります。

 

お酒の量はほどほどに…

故人への供養を理由に、あまりお酒を飲み過ぎて酔っぱらうなどの行為は遺族側、周囲も対応に困り、迷惑になってしまいます。適量を飲んで退席するぐらいの気持ちで参列しましょう。

 

通夜振る舞いの際に気を付けること

通夜振る舞いに参列する場合だけでなく、執り行う場合でも気を付けることは沢山あります。呼ぶ側の時と呼ばれる側の時それぞれで気を付けることについて紹介します。

大皿料理の食事を食べる時の注意点

通夜振る舞いに参列した場合、せっかく用意されている食事を食べることは良いことですが、食べ慣れない大皿料理への対応として正しいのは、大皿の近くにいる親しい方に食べたいおかずを小皿に取ってもらうことです。無理に遠くから手を伸ばすなどの行為は、近くの席の方の飲み物をこぼす危険性もありますので注意が必要です。

 

手伝ってくれている人にも配慮

通夜だけでなく通夜振る舞いの時こそ大勢の人手が必要になります。世話係や手伝いをしていた方にも、ある程度落ち着いた段階で食事をしてもらうように、喪主が声を掛けると休憩時間が設けられるはずです。

 

通夜振る舞いの豆知識

通夜振る舞いについて詳しく理解できたでしょうか。最近ではそれほど重視されることが少なくなった通夜振る舞いですが、まだまだ知られていない豆知識が沢山あります。是非今後に活用してみてはいかがでしょう。

通夜振る舞いの料理の依頼先

参列する人数によっては、自分達でつくって用意することもできる通夜振る舞いの料理ですが、葬儀会社のパック料金に含まれているケースが増えています。よって料理の心配をすることなく飲み物の発注なども全て任せられる安心感があります。

また個別で弁当屋などに依頼することもできますが、メニューによっては寿司屋にも依頼して飲み物はスーパーで買う…などの個別対応に追われる可能性もあります。予算や要望に合わせてそれぞれの良い依頼先を見つけるのがおすすめです。

 

僧侶は通夜振る舞いに参列する?

遺族側で決められることではありませんが、僧侶には通夜振る舞いを行うことを伝えて、参列の可否を訪ねましょう。寺院などによっては欠席することもありますので、そのような時には食事代として御膳料を渡します。10,000円程度が相場の御膳料は、通夜の前後などタイミングを見て渡します。

 

まとめ

いかがでしたか。通夜振る舞いを行う場合には、様々な注意点があると共に、参列する際にも注意する必要がある点が多々存在しています。知っているようで知らないことが多い通夜振る舞いですが、是非この機会に更に詳しく調べてみてはいかがでしょうか。



 

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