遺骨ダイヤモンドの特徴と価格相場は?

亡くなった方との関わり方や、気持ちの切り替え方は人それぞれですが、いつでも身近に感じられるアイテムが多くなっていて、取り入れる方が増えています。今回は最近注目の遺骨ダイヤモンドについて紹介します。初めて聞いたという方も多いかもしれませんが、遺骨ダイヤモンドを製作するために必要な遺骨の量や価格の相場、よくある質問などについて分かりやすく紹介していますので、是非参考にしてください。

遺骨ダイヤモンドとは?


ダイヤモンド葬とも呼ばれる遺骨ダイヤモンドは、故人の遺骨からダイヤモンドを製作して故人の形見とします。遺骨を持ち歩くという感覚が理解できない…という方が今でも多く、家族や親族の理解を得られないケースもあるようですが、ダイヤモンドと一緒に加工することで、見た目の違和感はありません。亡くなった方の遺骨の取り扱い方が多様化している現代では、以前のように墓石を設けて骨壺ごと納骨するスタンダードな方法だけでなく、散骨や樹木葬などそれぞれの方法で行っています。また生前からどのような葬儀や納骨の方法が良いなどのイメージを家族に伝え、エンディングノートや遺言として残せるようになっていることも大きいでしょう。

業者選びのコツ

自宅近くの宝飾店で行っているのではなく、遺骨ダイヤモンドを専門に制作している業者がありますので、その中から探すと良いでしょう。それぞれにサービスが充実していて、比較をしてもどの業者が良いか判断できない場合は、見積りなどを依頼して比較することで料金面から厳選できます。また見積もり依頼の際の対応の仕方や、短期間で見積もり金額を算定してくれるなど、その会社の企業体制を伺い知ることができます。

遺骨はどうやって届けるの?

故人の魂が入っている遺骨を依頼先に渡すために、遠くの店舗まで届ける必要はなく、多くは引き取りに来てくれるサービスを展開しています。また郵送などで送るような粗雑な扱いをする業者も少ないです。遺骨ダイヤモンドを製作するための大切な材料の一部ですので、遺骨の取り扱い方でその会社への依頼を検討できるかもしれません。

ダイヤモンド葬のメリットは?

ではダイヤモンド葬と呼ばれる遺骨ペンダントを製作するメリットはどこにあるのでしょう。今検討している方や今まで考えたこともなかったけれど、このような供養の仕方が世の中にあると理解した方まで、是非今後の参考にしてください。

お墓は不要

ダイヤモンド葬をすることでお墓は不要になります。核家族化や子供がいない夫婦、生涯独身の方が増えていることで墓の管理が難しくなっている現代では、亡くなった自分の存在が身近な人の負担にならないようにと、生前から準備を整える方が増えています。また既に墓を所有していて、遺骨の一部を従来通り墓石に納骨して、残りをダイヤモンド葬として遺骨ペンダントを製作するなど、多様な考え方ができます。

複数人でダイヤモンドをつくり分けることも可能

一人分の遺骨で一つのアクセサリーしかつくれない印象がある遺骨ダイヤモンドですが、複数人で作り分けることができるメリットがあります。例えば両親のどちらかが亡くなった場合、遺された配偶者と子供となる兄弟や姉妹でそれぞれに遺骨ダイヤモンドを所有するなどする際には、ネックレスが良い方もいれば指輪が良い方もいます。それぞれの好みに合わせて一つのものから何通りものアクセサリーができ上がるのが、ダイヤモンド葬の良さです。

身に着けられる


手元供養の一つであるダイヤモンド葬ですが、最近では自宅に分骨した遺骨を置けるミニ骨壺も販売されていて、仏壇にある位牌や遺影だけではなんとなく寂しいという方でも、いつも自宅に故人がいてくれて守ってくれている感覚が味わえます。しかしそれ以上にいつでも故人と一緒に行動できているような感覚が持てるアクセサリーは、わざわざ墓参りに行く必要もなく一日中亡くなった方の魂を感じながら生活できます。見た目には一般的なアクセサリーと大きな違いがありませんので、周りの人にも遺骨を混ぜて製作されているものであると紹介しない限りは、誰もダイヤモンド葬による遺骨ダイヤモンドとは思わないはずです。

故人との無理な別れを強いられることがない

身近な方や大切な方が亡くなったことを受け入れる為には、気持ちの整理に時間が掛かるケースがほとんどで、葬儀までは順調に進んでいても、いざ納骨となった時に本当に遠く離れてしまう感覚になる方もいて、いつまでも納骨の日取りを決められずにいる方も多いようです。しかしダイヤモンド葬の場合、製作期間中は故人の遺骨と離れ離れになりますが、遺骨ダイヤモンドとしてアクセサリーに変身して故人が手元に帰ってくる安心感があり、無理に気持ちに整理や別れを経験する必要がありません。

デメリットはあるの?

メリットがある分だけデメリットが存在してしまうのが世の常ですが、ダイヤモンド葬を行う際のデメリットは、やはり紛失をしてしまった時かもしれません。身につけられることでいつでもどこでも一緒に行動してしまう結果、旅行などにも持参して入浴時や就寝時に取り外してしまった結果、どこへ置いたか覚えていないなどと言うケースもあるようです。普段から物を無くしやすい方は特に注意して取り扱うようにする必要があります。

必要な遺骨の量は?

ではダイヤモンド葬を行う場合、どの位の量を必要とするのでしょう。通常は300gの遺骨が必要とされていて、成人男性の遺骨の1/5に相当する分量が求められます。全ての遺骨を使用してアクセサリーをつくるイメージがありますが、300gの遺骨を用意することで思い通りのダイヤモンド葬ができます。

様々な形で遺骨を取扱いできます

製作するアクセサリーの量や大きさ、亡くなった方の性別や体型によっても遺骨の量が異なりますが、全量を使用して遺骨ダイヤモンドのアクセサリーにしないということは、遺骨を様々な方法で供養できるということになります。例えばダイヤモンド葬を行った残りの遺骨を海への散骨や樹木葬に用いるなど、墓を必要としない供養で全て済ませることもできます。それ以外のケースとして、ダイヤモンド葬を行って残った遺骨は墓に納骨するなど、故人の生前からの希望や遺族の考えを考慮して、その人なりの方法が選択できます。

本当に遺骨が使用されて製作されているの?

特別な技法であり専門店にしか依頼できないダイヤモンド葬ですが、完成品を遺骨が身に見える訳ではなく、目の前で作業をしている姿が見られるわけではないので、不安になるのは確かです。証明書や鑑定証を発行している店舗がほとんどですが、金額が安いからという理由のみで安易に業者を決めるのではなく、サービス内容などを良く比較検討をして利用先を選びましょう。

価格相場は?

では実際にダイヤモンド葬を行う場合の費用はどの位掛かるのでしょう。依頼する業者やサイズなどによって様々ですが、50万円から200万円ほどが目安とされていて、故人を身近に感じて生活できるアイテムが専門業者へ相談することで手に入れられます。

アクセアリーでこの金額…高くない?

一見すると高いと思われる50万円から200万円という価格相場ですが、墓を用意するとそれ以上の金額が必要とされることは確実で、管理や年間使用するために経費や墓参りの手間、墓参りのたびに必要な花代や墓を継承する精神的な負担などを考えますと、アクセサリーとして生まれ変わった遺骨を持ち続けるだけで故人を供養できるダイヤモンド葬は、料金だけでなく精神的な負担が少なく済みます。故人を偲ぶ形は多様化が進んでいて、墓を所有することだけが正しいという考えではなくなっています。

よくある質問をまとめました

まだまだ一般的には知られていない故人を偲ぶ方法で、分からないことや疑問と感じることが多いのがダイヤモンド葬です。業者に良く問い合わせがある質問事項をいくつか紹介しますので、自分と同じ考えや似たような疑問があった場合には、是非参考にしてください。

少ない遺骨でもつくれますか?

小柄な方や子供さんなど遺骨が少ない場合でも対応可能です。

病気で亡くなった人の遺骨ではつくれませんか?

亡くなった理由を問わずダイヤモンド葬は行えいますので、病気や不慮の事故などの理由に関わらず依頼を受け付けしています。

火葬してから時間が経過していますが…

火葬後間もない遺骨のみに対応しているわけではないので、火葬してから年月が経過してダイヤモンド葬を考えている方の相談も受け付けしています。

ペットの遺骨で依頼することは可能?


家族同然に一緒に暮らしたペットこそいつでもそばに置いて魂を感じていたいものです。ペットの遺骨でも思い通りの遺骨ダイヤモンドをつくることができます。

本当に遺骨を使用しているの?証明するものは?

証明書の発行を行い、作業工程を見せられない代わりに、大切な遺骨を用いてダイヤモンド遺骨を製作していることを確証できるシステムを構築しています。このような証明がない場合や、作業工程が信用できない業者は、利用を控えるなど事前の対策が必要です。

早く欲しいです…どのぐらいの時間が掛かりますか?

一つずつ丁寧に仕上げていますので、短期間で完成させることは難しいのが現状です。およそ3か月から6か月程度で完成し手元に届きます。

保証はどのようになっていますか

高額な商品である遺骨ダイヤモンドは、宝石の鑑定士による鑑定書が発行されるので安心です。

まとめ

いかがでしたか。遺骨ダイヤモンドについて理解を深められたのではないのでしょうか。故人との関わり方は、納骨の頃を一区切りにして気持を切り替えようとする遺族が多い中、どうしても心の整理がつかない時もあります。いつでも故人の魂を感じ取れる遺骨ダイヤモンドは、お墓を設けるよりも低価格で済むにも関わらず、無理な別れの時間をつくる必要がありません。生前からの希望もできる遺骨ダイヤモンドについて、改めて考えてみてはいかがでしょうか。

あわせて読みたい