独身女性の老後について!リスクと今できることは?

結婚していても老後について不安を口にする人は多くいます。しかし、もっと不安なのは、独身女性の老後です。独りでいるからこそ出てくる、経済的なリスク、介護や病気のリスク、日々の生活でのリスク…数えればたくさん出てきます。独身女性の様々なリスクについてと、今からできることはないか、確認して備えておきましょう。

独身女性の老後のリスク


独身女性には経済的なリスクの他、介護や病気、日々の生活でのリスクがあります。現在、独身女性の割合は30代前半で35%ほど、40代前半で20%ほどという割合です。ちなみに生涯未婚のままという女性は、10人に1人という、驚きのデータがあります。そんな独身女性には、独りで老後に備える必要があるため、経済的なリスクが発生することになります。

また、老後の介護や病気になっても、自力で解決できるようしなければなりません。他にも、重い物が持てないなど日常生活でのリスクも発生します。ここでは様々なリスクを紹介していきたいと思います。

経済的なリスク

女性は男性より長生きで、今の50代の女性の半数は92歳まで生き、100歳以上も10万人を超えると見られています。そのため男性よりも長い期間、備えが必要になります。女性の平均寿命87歳で考えると、老後に必要なお金は2,300万円ほどと言われています。しかし、女性の現実は非常に厳しいです。国税庁の給与統計では女性の平均収入は、35歳で頭打ちとなり、年を取るほどに収入は下がる傾向になっているのです。

公務員などの一部は、給料が上がることもありますが、その数はわずかです。40代の方はまだいいですが、50代を過ぎていくと職や住まいを確保することが難しくなっていきます。独身女性の多くは、厳しい現実が待っているのにも関わらず、貯蓄や結婚に対して、まだ大丈夫と足踏みをしている人がほとんどです。

いくら貯金しておくべき?

老後に必要なお金は、平均寿命87歳で考えると2,300万円と言われています。貯金しておきたい金額は、60歳から平均寿命の87歳までに必要になる計算で2,000万円ほどです。内訳は60歳以上の独身女性世帯の平均支出は、月15万円くらいで、年金が支給されない60歳~64歳分は約900万円です。さらに年金の受給が始まっても、65歳以上の単身無職世帯は月28,000円ほど不足する計算で、65歳~87歳に約740万円必要になります。また、入院などの予備費として300万円を加えると、ちょうど2,000万円というわけです。おすすめの貯蓄の方法は、給料から天引き貯蓄をして残りのお金で生活する方法です。まず誰にも頼らずに自分の収入の範囲で生活できるように訓練して、ついでに貯金もしていきます。

 

老後でも収入を得る方法

結婚している家庭は収入源を増やすことはできますが、独身女性はそうはいきません。老後の生活の足しにするために、収入を得る方法をもう一つ作っておくことが重要です。その方法は、老後に働けるスキルを身に付ける、または雇用形態を変えて同じ会社で働く、という方法になります。ハローワークでも高齢化社会に伴って、高齢者の雇用環境を整えることに力を入れています。

しかし、仕事をするにもスキルが必要になります。年齢に関係なく身に付けられるスキルで、収入に結び付けることは中々難しいですが、今から自分にできることがないか探していきましょう。最近ではオンラインで資格を取得できるサイトもあるので、上手に活用していきましょう。
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また、定年後に同じ会社で、雇用形態をパートやアルバイトにして働くというパターンもあるので、収入を得る方法として候補に入れてみてください。

 

介護が必要になった時


独身女性の老後で、深刻な問題になることもあるのが、介護が必要になった時です。生涯独身で生きていく場合は、頼りになるのは自分の健康と貯蓄になります。しかし、老後は病気や怪我で介護が必要になったり、頼りにしていた健康にも自信がなくなってきます。また、貯蓄を使ってマンションを購入しても、介護が必要になった時は老人ホームが最適なので、必要がないものとなってしまいます。以上のことを踏まえて、介護が必要になった時の介護付き有料老人ホームについて紹介します。

 

介護付き有料老人ホーム

介護が必要な状態になった時は、介護付き有料老人ホームがおすすめです。その名前の通り、介護が必要になったときに、介護サービスを受けながら生活できる老人ホームです。介護付き有料老人ホームは、看護師が24時間常駐していて、もしもの時に安心できます。介護付き有料老人ホームの初期費用は、0円の施設もありますが、高い施設では数万円になります。月額費用の目安は、月12万円~30万円ほどです。

まだ早いと思わずに老後のために、施設の資料請求や見学などもしておくといいでしょう。見学のポイントは、掃除がされているか・トイレの臭いがしないか・スタッフの表情が明るいか・趣味などのプログラムが充実しているか・トイレは使いやすいか・介護コールの設備はあるか、になります。

 

病気や怪我の保険


独身女性の老後で考えなければならないのが、病気や怪我に対する保険です。がん保険・生命保険などはかけて当たり前ですが、内容の見直しをしたりして、もしもの時に備えておきましょう。旦那さんや家族がいない独身女性は、頼れるのは自分だけになります。病気や怪我で収入がゼロになってしまう、傷病休暇などがない、非正規雇用の人なら、医療保険には必ず加入したいものです。このように、どれだけ誰にも頼らずに、病気や怪我の備えをしておけるかが、運命の別れ道になりますのでしっかり考えていきましょう。

 

がん保険

年代に関係なく必要なのが、医療保険になります。医療保険に加入すれば、入院した場合に給付金が支払われます。保険に入っていない場合は、貯蓄から入院費を払わなければなりませんが、医療保険の場合その心配が減ります。病気の場合は医療保険が中心ですが、がんに備えておきたい独身女性には、がん保険の加入も検討しましょう。がんは女性の罹患率が上がっていて、備えは必ず必要と言えます。

女性のがん保険は男性と保障内容の変わりはません。押さえておきたいポイントは、がんと診断された時に一時金が受け取れる診断給付金、抗がん剤治療を受けた月に受け取れる抗がん剤治療給付金、放射線治療を受けた月に受け取れる放射線治療給付金の、3大保障です。女性特有のがん保障として、乳がん手術で失った乳房を再建する乳房再建術に対する保障、乳がん手術への上乗せ保障、子宮や卵巣の摘出手術への上乗せ保障もあります。

 

生命保険

独身女性に万が一のことがあった場合、生命保険に加入しておくことがおすすめです。死後の身辺整理資金として葬式代などが必要になるので、家族や親戚に資金的に迷惑をかけないように、最低限の死亡保障がついた生命保険に加入しておくといいでしょう。貯金額が少ない人は生命保険の死亡保障は付けておいた方がいいですが、貯金額が十分な人は生命保険に死亡保障は付けなくても大丈夫です。自分の貯蓄額を見て、余裕が全くないと判断したならば250万円程度を終身保険で加入しておけば、安心です。
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日々の生活でのリスク

経済面、介護面での大きなリスク以外に、独身女性には日常生活でのリスクがあります。それは男性が一緒にいないことのリスク、とも言えるものかもしれません。例えば、重いものが持てない、災害時に困る、車がないので移動手段がないことです。独身で若いうちなら、まだ若さで無理をすればカバーできるかもしれませんが、老後は無理がききません。他には病気の時が独りでつらい、独りなので宅配物を中々受け取れない、電球交換や力仕事ができないなど、数えればキリがありません。

 

重い物が持てない

家具や重い荷物を持つ時に困る独身女性は多いようです。家具を動かす時や、買い物で重い物を買った時に、男手があれば…と思う方がほとんどです。若い時は無理をして自分で荷物を持ったり、友達にお願いしたりすることもあるでしょう。しかし、年を取ると自力で無理をしても怪我の原因にもなりますし、中々お願いすることも難しくなります。こうなってしまうと、有料で便利屋さんに依頼する、介護サービスに頼る、インターネットや通販を利用することも有効な手段と言えます。

 

災害時

独身女性は災害時に、独りで心細い思いをしたという方が多いです。家族とは離れていることが多い独身女性は、年齢に関係なく災害時に対しての備えも、万端にしておく必要があります。災害対策グッズを購入しておいたり、食料品の備蓄をしたりすることがおすすめです。また、普段から避難先の確認も怠らないようにします。おすすめの備えとしては、防水リュックに防災グッズや食品、水、お金、衣類、簡易充電器などを詰めて、部屋の隅に置いておくと、緊急時や災害時にすぐに持ち出すことが可能です。


 

移動手段(車がない)


都会に住んでいる独身女性の多くは、免許を持っていない、車ももちろん持っていない人が多いです。もし、都市部から田舎の実家に戻る選択肢が出た場合、免許を持っていないのは、移動手段がなくなることを意味しています。田舎では免許と車は必須アイテムで、若い頃なら働くことが困難になります。老後は通院や買い物で車を使えるので、移動手段に困ることはありません。老後を田舎の実家で過ごすことを想定して、今から免許取得を目指したり、車の購入を検討したりしてみてください。

 

まとめ

生涯、独身を貫く女性には、様々なリスクが存在します。独身女性の多くは、節約志向は強いのに目の前の欲求に流されがちで、厳しい現実が待つ将来への備えが甘い傾向があります。老後の経済的なリスク、介護問題、怪我や病気への備えなどを、若いうちから考えて備えておけば、老後独りでも安心です。独身女性だからこそ、いかに周囲の人に頼らず準備できるかがポイントになるので、この記事を参考にして、リスクに対する対策は万全にしておきましょう。

 

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