老後の生活費の内訳は?老後の生活費を把握し安心の老後を!

老後の生活費について考えたことがありますか。現在の生活費を把握することも大切ですが、余生を安心して過ごすためには、今から老後のこともある程度理解しておく必要があります。想像より費用を多く計上する必要があるものや、今以上に削減できるものなど、収入源となる年金額なども考慮して考えておきますと安心です。

今回は老後の生活費の内訳を把握すると共に、安心して年齢を重ねられる準備について紹介しますので、是非参考にして下さい。

老後の生活費の内訳は?


老後の生活費の内訳を知ることは重要で、限られた予算の中から必要最低限のものを購入して生活する必要があり、無駄なく賢く家計のやりくりが求められます。年金生活が始まったからと言って急に質素な生活にするのは難しいことを考えますと、現役で働いている時から、正しい金銭感覚や無駄遣いをしない心掛けなど、大切な習慣を身につけておくことが大切です。

最低限必要な住居費と食費+光熱費

大切な住まいに関する居住費は、家計の内訳の中でも多くのウエイトを占める可能性が高まります。持ち家の方で既に住宅ローンが完済済みの方は問題ありませんが、まだ支払いが残っている場合や賃貸住宅に住んでいる方の場合、ローンの支払いや家賃を確保する必要があります。また子供が独立する時期にも重なることで、一戸建てからマンションに転居して、住まいをコンパクトにするなど、様々な選択肢があります。

住居費と同じく人間が生きていくために欠かせない食費ですが、老後生活となる高齢者になって食が細くなったといっても、それなりに掛かってしまうのが食費です。中には作るのが面倒で、外食やお惣菜などを頻繁の利用する方もいるでしょう。一人分や二人分を毎回作るよりも安く仕上がる上に後片付けの手間が少なく済みます。しかしやり方次第では、やはり大きな出費になりますので、手作りとのバランスが大切です。また晩酌を楽しむ方にとっては、酒代も食費に含まれる大きな出費の一つです。

光熱費は、頑張って節約できる項目ではありますが、最近の電化製品や生活家電の多くは省エネ設計である商品が多く、使用していてもそれほど毎月の請求に影響を与えることはないでしょう。古い電化製品や生活家電を壊れて田舎らと言って、長く使用している方の場合には、少し電気料金が多く請求されるようなことになっているかもしれません。買い替えも含めて検討した方が節約になることもあります。ガスや水道なども少しの心掛けで無駄なく利用できますので、現役で働いている時から大切にエネルギーを使用する癖を身につけることが求められます。

医療費


医療費も老後の生活費に関係する大きな項目です。健康に過ごしている時は良いですが、急なケガや病気で入院生活をすることもあるでしょう。また持病がある方の場合、定期的に通院する必要があります。65歳以上の国民1人あたりの医療費は、年間約70万円と言われていて、その中で保険支払いと自己負担に分かれて医療費を納めています。

70歳未満の外来自己負担額上限は、所得に応じてですが、高所得者の場合16万円から30万円、一般では6万円~から10万円、低所得者が約3.5万円となっています。

一方の70歳以上の外来自己負担額上限は、現役並みの所得の場合には4.4万、一般では0.8万円から1.2万円、更に低所得者:0.8万円となります。医療費の負担を少しでも減らす為には、健康への感謝と気遣いを忘れずに過ごすことが大切です。

賃貸と持ち家の住居費の違い

賃貸住宅でもアパートや団地、マンションや一軒家など幅広く、地域や間取りによって価格が異なりますが、持ち家で既に住宅ローンが完済済みの方に比べますと、数万円の出費の差があります。賃貸の場合には数年ごとに更新に関する手数料や、分譲マンションの場合には管理費や修繕積立金など、家賃そのものだけでなく住まいに関する出費は金額も大きいので注意が必要です。

生活費以外の出費の内訳

では生活費以外の出費はどのようなものがあるでしょう。

冠婚葬祭に関わる出費

大きな出費であると共に、場合によっては突然知らせが来るなど、予測が難しい項目です。しかしそのような時にも慌てなくて済むように、冠婚葬祭用の積み立てを個人で行っておきますと安心です。

税金の支払い

車を所有している方が必ず納める自動車税を始め、市町村民税や住民税などがあります。1年分をまとめて支払う場合と、分納できる場合がありますので支払いがしやすい方を選択して税金を納める必要があります。

電気製品の故障対策

見落としてしまうことが多い電気製品の故障ですが、普段当たり前に使用していても、ある日突然故障をして修理や買い替えをすることがあります。品物にもよりますが10万円前後のものを急に購入するシチュエーションに遭遇することも十分考えられます。不測の事態でも慌てずに済むように、税金や冠婚葬祭の費用と同じく、個別に積立しておくのが安心です。

独身と夫婦二人の老後にかかる費用は?

老後の生活にも様々なケースがあり、独身の方や夫婦二人での生活の方、配偶者の死去や離婚などによって途中から独身になるなどそれぞれです。独身の場合と夫婦二人の場合、老後に掛かる費用にはどのような違いがあるのでしょう。

独身の場合

平均寿命で計算しますと、男性は老後の平均支出額が27,456,000円で、その金額から年金受給額である10,464,000円を差し引きますと、必要額として16,992,000円が計上されます。女性も平均寿命で計算をして、老後の平均支出額が37,752,000円 で、その金額から年金受給額である14,388,000円 を差し引きますと、必要額として23,364,000円が計上されます。

女性の平均寿命の方が男性の平均寿命よりも長いため、計算上は必要額が多くなりますが、故人によって出費の度合いは大きく異なります。

夫婦二人暮らしの場合


では夫婦二人暮らしの場合はどうなのでしょう。単純に男性の必要額と女性の必要額を合算した数値と思われますが、一つの住まいに二人で暮らしていますので居住費は割安になる場合があります。日々の暮らしの中でも大きな割合を占める居住費が減らせる点は大きく、それぞれが個別に暮らすよりも経済的な負担は軽減されています。夫婦仲の良さは家計の出費にも大きく関わることが理解できます。

老後の不安をなくすために

老後への心配や負担を全くなくすことは正直難しく、同じような境遇でも心配する方と楽観的に考える方がいます。漠然と不安を抱える生活は精神的にも負担が大きく、どんなことも前向きに考えられるポジティブな精神が維持できなくなります。少しでも良いので、できることから取り組むようにしますと、漠然と抱いていた不安な気持ちが半減されるはずです。

年金型保険でいまから積み立てる

年金型保険というものを知っていますか。保険料として積立金を毎月納めておきますと、一定期間を経過したのち、給付金として積み立てた金額が手もとに戻る商品です。個人で預貯金を増やせるのが一番理想ですが、引き出すことが容易にできる郵便局や銀行での積み立ては、継続するのが難しいでしょう。保険料として強制的に積み立てられる年金型保険は、様々な保険会社から多彩な商品展開がされています。予算に合わせて無理なく積み立てができますので安心です。

退職金や企業年金を計画的に活用

老後をスタートさせる際に欠かせない退職金は、働いていた企業の規模や役職などによって金額には大きな差があります。公務員など安定した職業だった方の場合は、驚くような金額を退職金として入手できますが、個人経営のような小規模の会社へ勤めていた場合、退職金への期待があまりできないのが現状です。

また住宅ローンの返済が定年後も続くプランでローンを組んでいる…というケースも多いです。そのような場合には、住宅ローンの完済を退職金で済ませてしまうのも一つの方法でしょう。年金生活に住宅ローンの支払いは負担が大きく、住居費を削減することで生活費のゆとりは大きく異なります。完済が難しい場合でも、わずかで良いので退職金を活用して住宅ローンの残額を減らすと安心した老後暮らしが実現します。

活用できるものの一つには企業年金があります。在職中に給与から一部を差し引いて老後のための準備ができる年金で、財形貯蓄のような方法で将来に備えができます。在職していた期間が長かった方ほどしっかり積み立てが行われていますので、退職後の老後生活をスタートさせるには、心強い準備金となります。

老後を楽しむことで無駄な出費を無くそう

生活費を切り詰めた日常ばかりでは苦しくなってしまいます。思い切り使う部分としっかり引き締める部分を分けて考えますと、結果として無駄遣いをしない健全な家計となります。

趣味の費用を計上しよう

独身でも夫婦二人暮らしでも同じですが、お小遣いのように自分が好きに使えるお金の存在は需要です。数千円でも良いので自分が好きに使える金額を生活費とは別に設けますと、ストレスによる散財が減りますので家計が安定します。

意外とかかる?孫への出費


お孫さんがいる方にとっては、孫と過ごす時間は楽しみである反面お金が掛かることがあります。こちらも数千円で良いので、毎月孫積立のように項目を設けておきますと、久しぶりなった孫にも優しく接することができます。場合によっては小遣いを請求されても、気持ち良く手渡してあげられます。

まとめ

老後の出費にも様々あることが理解できましたが、いかがだったでしょうか。年齢を重ねたことで必要になるものから、年齢を重ねたことで削減できるものまでありますが、現役で働いている時からの金銭感覚が大きく関わり、日頃から無駄なくシンプルに暮らす生活を習慣づけておきますと、それほど苦痛に感じずに老後の生活をスタートできます。

お金がある豊かな生活も良いですが、結局はある分だけ使ってしまうのが人間なのかもしれません。是非これからの老後生活に役立ててみてはいかがでしょうか。

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