納骨時のお布施金額の目安は?相場やお布施マナーを紹介

納骨とは、亡くなった人の遺骨をお墓に埋葬することを意味します。納骨する儀式自体は納骨式という名称になります。最近では石のお墓に納骨する人ばかりではありませんが、納骨する際のお布施などは同じです。ここでは納骨時のお布施の金額の目安、宗教に寄っての違い、お布施全体のマナーを詳しく紹介したいと思います。

納骨時のお布施は宗教によって違いがある


納骨する時のお布施は宗教で全く異なります。ここではキリスト教、仏教のお布施の違いや、内容について説明していきたいと思います。知っておいて損はないので、ぜひ、読んでみてください。

キリスト教

キリスト教の納骨の時期は、プロテスタント・カトリックともに1ヶ月後です。納骨の日は、プロテスタントは1ヶ月後に行われる昇天記念日に、カトリックでは1ヶ月後の命日に行う追悼ミサに合わせます。納骨の際に教会に渡す謝礼は、「教会納骨堂使用料」「教会墓地使用料」として、教会毎に金額が定められていることが多いです。

一般的には、10万円〜20万円程度から利用できます。地域によって金額は違い、都市部は田舎より高い傾向があります。当日、聖職者に渡す謝礼は、「御礼」で、金額の目安は3万円ほどになります。

仏教

仏教の納骨の時期は、忌明けの四十九日法要が済んだ日に行います。当日僧侶に渡す謝礼は、「お布施」「御布施」「御経料」として、3万円〜10万円くらいの相場です。一般的には3万円程度が多いようです。納骨は、お寺によって金額が決まっている所もあるので、納骨の予約の時に確認しておきます。

仏教の場合も地域で金額の差があるので、都市部は高いことが考えられます。大体、忌明けの法要の後に納骨式は行われますが、それ以外の場合でも、遅くても死後1年以内に納骨をします。また、神道や神式は五十日霊祭の日に納骨式を行います。

納骨式の金額の違い


納骨の時にはお寺などで納骨式を行います。納骨式にかかる金額の違いは、納骨式だけ行うのか、法要の後の会食を行うのかによって、違いがあります。

ここでは納骨のみの場合について、お経料とお車代について、内訳などを説明したいと思います。意外と知らないお金がかかるので、よく確認しておきたいポイントになります。

納骨のみ

一般的な石のお墓に納骨する場合は、お布施を含んだ金額で、数万円〜10万円前後が必要になります。内訳は、石材店が墓石の開閉や祭壇を準備する費用、墓誌に没年・戒名を彫る彫刻料、僧侶へのお布施、法要部屋の使用料、手桶など小物の費用、塔婆、お供え物や花などです。最近では納骨堂に納骨するケースもあります。

お経料とお車代

お経料は通夜・葬儀・告別式・法事法要の際に、僧侶のお経に対する謝礼として使われます。お布施は同じ意味を持つので、3万円〜10万円が相場です。お車代は、墓地や納骨堂まで僧侶に出向いてもらう場合に必要になります。大体、5,000円や10,000円など丁度いい金額を包みます。

四十九日

仏教では、亡くなると死後49日後に仏の元に向かうことになっていて、その区切りの日に四十九日法要を行います。四十九日法要にかかる費用は、僧侶へのお布施・引き出物代・会食費用・会場使用料があります。

お布施は3万円~5万円、お車代がある場合5,000円~10,000円、引き出物代は3,000円前後、会食費は一人当たり3,000円~10,000円、場所によって違いますが、会場使用料は30,000円~50,000円の相場になります。なお、会食を辞退された場合の御膳料として5,000円~10,000円、納骨式を行う場合はその分のお布施も合わせて渡します。

お布施は何に入れたらいいか

お布施を僧侶に渡す際には、何も包まずにお金だけ渡すことは、もちろんNGです。丁寧に渡す場合は、和紙で作られた奉書紙に入れますが、市販の白い封筒に入れても大丈夫です。入れるものによって注意する点が違うので、説明していきたいと思います。

奉書紙に入れる

お布施を奉書紙に入れる場合は、半紙でお札を包み、中包みを作ります。中包みを奉書紙で包んで完了です。

または、中袋にお札を入れて奉書紙で包んでもOKです。包む時は慶事の上包みの折り方と同じで、上側の折り返しに下側をかぶせます。奉書紙はザラザラでない方が表で、ザラザラな方が裏面となります。

白封筒でもよい


奉書紙が用意できない場合、市販の白封筒を使います。郵便番号欄が印刷されている封筒ではなく、無地の封筒がいいでしょう。市販のものではすでに表書きがある場合があります。その場合、中袋は必要ないので、そのまま入れて、裏面に住所・金額を記入します。ちなみにお布施に使うお札は、弔事ではないので、新札で用意しておくことがマナーとされています。

表書きの書き方

よく分からないとパニックになってしまうのが、お布施の表書きです。お布施の際の表書きの書き方や書く文字、書く時の注意点について、まとめてみましたので、参考にしてみてください。

御布施と書く

一般的には「御布施」「お布施」ですが、何も書かずに空白でも大丈夫です。中袋の裏面には住所・氏名・金額を書く欄がありますが、金額の頭には「金」と書き、旧字体を用いて書くようにします。不祝儀袋の時と同様に、封筒の上半分に表書きを書いて、下半分に施主の苗字や氏名を書きます。お布施は納骨する時だけでなく、四十九日法要や一周忌法要の度に渡すものなので、書き方を覚えておくと便利です。

薄墨ではなく濃墨で書く

お布施を包む際の表書きは、薄墨ではなく、濃墨で書きます。不祝儀の時は薄墨で書くことがマナーですが、お布施は不祝儀ではないので、濃墨で書くことがマナーになります。間違うことが多いので気を付けましょう。最近では印刷されている表書きもありますが、できる限り自分で書くことが望ましいです。

お布施の渡し方

これまで、お布施の金額の相場、包み方、表書きの書き方など様々なマナーを紹介しましたが、僧侶にお布施を渡す時にも決まりがあります。一度覚えれば恥ずかしくないので、ここで紹介していこうと思います。

お盆にのせて渡す

お布施は直接、僧侶に手渡すことはマナー違反です。一般的にはお盆、正式には切手盆という黒いお盆を使用します。そのお盆の上に袱紗に包んだお布施を置いて、僧侶に渡すようにします。

お盆がない場合、葬儀社によっては準備してくれる所もありますので、葬儀社に問い合わせしてみてください。お盆に乗せる他には、菓子折りの上に置いて渡すこともあります。

袱紗に包んでもよい

お盆がない場合は、袱紗に包むことが望ましいです。包み方は弔事の包み方をします。ダイヤの形に袱紗を広げて、封筒を真ん中から少し右側に置いて、右・下・上・左の順番に包んでいきます。僧侶に渡す際はそのままでなく、袱紗を開いて取り出し、袱紗の上のお布施の封筒を乗せて、渡すようにします。

ちなみに袱紗の色は、弔事の場合は紺色・灰緑・グレー・紫・うぐいす・灰青・緑などの、落ち着いた色がおすすめです。

まとめ

納骨する時に僧侶に渡す、お布施の金額の目安や、かかる費用、お布施の表書きの書き方、渡し方まで、ここでは幅広く紹介しました。金額の目安は宗教や地域によって違いがあるので、地元に詳しい近所の方などに確認しておくといいでしょう。
葬儀にも多くのマナーがありますが、納骨する時も最低限守っておきたいマナーがあるので、マナーを知って役立ててみてください。

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