納骨費用の相場を知ろう!

通夜や告別式、火葬場での火葬など、様々な段階を経て納骨式が行われますが、実際に納骨の費用にはどのくらいの金額が掛かるのでしょう。ただ骨壺を墓地に納めるだけではない納骨式は、沢山の費用や準備までの作業がありそうな気がします。ある程度の相場を知っておきますと、予算を見積りする上でも大変役立ちます。詳しい内容を紹介しますので、是非参考にして下さい。

納骨にかかる費用は?


納骨を行う納骨式にはどの位の費用が必要なのでしょう。納骨をする納骨式は、特別な期限などが決まっていないことから、遺族と親戚同士で話し合って決めるのがスムーズです。多くは四十九日を目安に行うようですが、中には納骨をしてしまうと故人と離れてしまう寂しさを感じ、いつまでも納骨できずにいるケースもあるようです。

ですが四十九日を一区切りで考え、遺骨を安心で安全な墓地などへ預ける納骨式を行いますと、遺された遺族も少し前を向いて生活できるようになります。では納骨に掛かる費用を細かくみていきます。

墓誌への彫刻料

石材店へ彫刻の依頼を行います。あまり直前の依頼では、他の方の予約との兼ね合いでスケジュールが混雑していることもあります。万が一断られてしまうことが無いように、念のため余裕を持って数週間前には依頼しましょう。納骨式の日時が決まった段階で、すぐ依頼するのがおすすめです。相場は4万円前後が目安となります。

納骨するための作業費用

墓石を動かして骨壺を納める納骨式は、重たい墓石を持ち上げて作業するには、長年の実績を誇る石材店の従業員が一番安心です。費用を削減するために遺族や親族で行うこともできますが、大切な墓石に傷をつけてしまうだけでなく、ケガをする恐れがあります。専門のスタッフがいる石材店へ相談するのがおすすめです。作業費用は2万円前後が目安となります。

僧侶へのお布施とお車代

骨壺を納めるだけではない納骨式は、僧侶が納骨式に立ち会って読経などを行います。そのためお布施とお車代が3万円から5万円程度用意して、僧侶が会食欠席の場合にはお布施とお車代に加えて、御膳料も渡します。

お供え物など必要小物の費用

故人が好きだったものや果物、飲み物などのお供え物や、そのほか納骨式当日に必要な細かなものを用意します。花代なども含まれますが1万円ぐらいで用意すれば十分です。

供養の会食費と引き出物代

無事に納骨式を終えた後には、故人の思い出話に花を咲かせる時間として、供養の会食をするケースが多いです。喪主の自宅に皆を招いて…となると用意も大変ですので、墓地近くに会場を設けて食事をすることがあります。しかし、遠方から来ている人が多く、あまりゆっくりできない方や、あまり親戚付き合いをしていない場合、会食をせずそのまま終了することもあります。

そのような場合には、代わりに見合う引き出物の準備をし、後日配送するのではなくその場で渡して帰宅してもらいます。参列する人数や会食の有無によって異なりますが、10万円は用意しておくと安心です。

状況に応じてかかる納骨費用

納骨に掛かる費用は状況に応じて変わります。いくつかの例を紹介しますので是非参考にして下さい。

法要室を使用した場合

法要室とは、墓地がある霊園内の管理事務所などの用意された法要を行う部屋で、抱擁を行う以外にも会食の場所としても用いられます。会食も行わず、納骨の法要も墓前で済ませてしまうなどの場合には必要ありませんが、法要室を利用しますと納骨に掛かる費用にさらに上乗せして予算を見積りする必要があります。

法要室がある霊園などによって利用料金は異なりますが、1時間単位で貸出することが多く、何人で使用するというよりも、何時間使用するのかが費用には大きく関係します。当たり前ですが、長時間大人数が入れる法要室を使用しますと、その分費用が増します。納骨式の1日のスケジュールを考え、必要に合わせて申し込みしましょう。

卒塔婆を立てる場合

卒塔婆とは、故人の追善供養のために用いるもので、スキー板のような細長い板の形をしています。 追善供養は、生きている人の善行が故人の善行にもなるという考えから行われるもので、仏教では卒塔婆を立てることが善行であるため、納骨などの法要やお盆、お彼岸などに卒塔婆が用意されます。

卒塔婆には様々な文字が沢山書かれていますが、宗派や寺院によって多少内容が変わります。多くは戒名や命日、経文や施主名などです。手書きが主流だった昔に比べ、現在ではプリントされた手書きでない卒塔婆も存在しています。ちなみに卒塔婆の費用は1万円前後です。

新しくお墓を立てた場合


納骨式で費用が大きく変わるのは、やはり新しくお墓を立てた場合です。費用だけでなく納骨式の日取りにも大きく関わります。その理由は、四十九日を区切りに行うことが多い納骨式ですが、お墓を新しく立てる場合には短時間では完成しません。

当たり前ですが、お墓が無い状態で納骨を行えませんので、場合によっては一周忌あたりまで納骨を先延ばしすることもあります。そうしますと、納骨式と1周忌に加えて、新しいお墓に対する開眼法要と呼ばれるお墓開きも同時に行えます。

プラスされる費用はお墓の金額によって変わりますが、国産の高級石材から外国産の低価格商品まで幅広いのが最近の墓石事情です。よって数十万円から中には数百万円までありますが、沢山ある中から優れたものを見つけるのは大変ですが、遺族と親族の意見を合わせて買い求めるのが理想となります。

表書きの書き方は?

四十九日を過ぎて行われることが多い納骨式ですが、四十九日の法要と一緒に行うこともありますが、別々に行う場合もあります。毎回香典を納める必要があるのか?と疑問を持つ方もいるかもしれませんが、不祝儀のマナーを身につけて、いざという時に慌てないように落ち着て行動するのが重要です。

納骨式に香典は必要?表書きは?


四十九日を過ぎて納骨式と四十九日の法要を一緒に行うケースが多くなっています。香典袋の表書きですが、四十九日を過ぎて仏様になっているという考えから、御霊前などの表書きではなく、御仏前や御佛前に代わりますので注意しましょう。

書くのは普通の墨?薄墨?

最近は薄墨を使用する方が珍しくなっていますので、特に気にせず記載して問題ないでしょう。氏名を書くのは勿論ですが、袋に入れた金額や住所を記入する欄がある場合は記入しておくと親切です。

金額の相場はいくら?

法要の種類や故人との関係性によって金額の相場が変わる不祝儀は、一体いくら持参するのが良いのか分かりません。四十九日の際にはどうしたら良いのでしょう。

一般的な相場ですが、親の場合には1万円から10万円、兄弟や姉妹の倍には1万円から5万円、祖父母に加えおじやおばの場合は5000円から3万円とされています。その他の親戚の場合は5000円から1万円です。

また納骨式のみで終了することもありますが、会食をすることもあります。そのような場合には、食事代として5000円程度プラスするのが良いとされています。

納骨式のみの場合の香典事情

多くは四十九日の法要と一緒に行う納骨式ですが、納骨式と四十九日の法要を分けるケースもあります。このような場合でも香典をそれぞれに持参する必要があるのか変わりませんが、香典にはお布施や遺族への心配り、故人への思いなど様々な気持ちが集結されています。気持ちを添えるという感覚で、わずかでも良いので香典を納めるのがマナーとなります。

納骨の時の服装は?

納骨の際の服装に困った経験を持つ方も多いのではないでしょうか。実際に参列する場合の服装について紹介します。

何を着ていけばよいの?


納骨式も大切な法要の一つですので、喪服または略式喪服を着用して参列しましょう。略式喪服とは、一般的な喪服よりも少しカジュアルな普段着に近いのが特徴で、黒だけにこだわる必要がなく、紺やグレーなどの着用も許可されます。あまり派手なデザインや露出が多いものは好ましくありませんので気を付けましょう。手持ちに略式喪服に見合ったものがない場合は、喪服のままでも問題ありません。

季節に応じて防寒や紫外線の対策を忘れずに

外にいる時間が長い納骨式は、季節によっては寒い場合や暑い場合があります。肌着を余分に着る防寒対策や、紫外線が強い場合の日傘などを用意しておくと安心です。特に小さな子供がいる場合などには、熱中症対策にこまめな水分補給を心掛けましょう。

納骨に関する豆知識

納骨に関する豆知識をいくつか紹介しますので、いざという時に役立ててみてはいかがでしょう。

墓地だけではない納骨場所の多様化

納骨イコール霊園や墓地と考えてしまいますが、最近では納骨場所の多様化が進んでいます。その一つが納骨堂です。大勢の方の遺骨が集まっている建物ですが、遺骨が一つに混ぜられてしまうのではなく、ロッカーのような個別の棚に収納されて納骨が行われます。子供世代が墓地とは遠い場所に住んでいるなど、墓の管理が難しい場合を始め、それぞれの事情に合わせて活用されています。

何より管理に掛かる費用を抑えられる点が大きく、都心部など交通アクセスが良い好立地な場所に納骨堂があるケースが増えています。よって足を運びにくい墓地へ納骨するよりも頻繁に墓参りができるようになるメリットもあります。

墓地だけでなく、その後管理する遺族の都合やライフスタイルに合わせた納骨の仕方が選択して、無理の無い方法を選んでみるとよいでしょう。

まとめ

いかがでしたか。納骨費用の相場が理解できたのではないでしょうか。法事や法要などの知識は、知っているようで知らないことが多く、いざという時に慌てて恥をかいた経験を持つ方も多いはずです。この機会に納骨を行う際のマナーや教養を身につけることが大切になりますので、是非、今後の参考にしてみてはいかがでしょうか。

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