無宗教葬の特徴と流れについて

特定の宗派などに信仰しない方のことを無宗教と呼びますが、そのような葬儀に参列する場合や葬儀を執り行う側になることもあります。今回は無宗教葬について詳しく紹介しますので、是非参考にして下さい。

無宗教葬とは?


自由葬とも呼ばれている無宗教葬は、文字通り特定の宗派などに信仰しないことから、自由なスタイルで故人との別れの時間を過ごす葬儀です。僧侶による読経がありませんので、その代わりに故人が好きだった音楽が流すことや、生演奏スタイルで葬儀を演出することもできます。特別決まった流れやマニュアルがある訳ではないので、好きなスタイルで故人との最後の時間を過ごせます。

無宗教葬の特徴。メリットやデメリットを紹介

無宗教葬の特徴としてメリットやデメリットを理解しておきましょう。

無宗教葬のメリット

自由葬である無宗教葬は、自由な演出ができることで、故人が生前好きだった曲を沢山流すなど、オリジナルの形式を作成できる点がメリットです。

無宗教葬のデメリット

一方のデメリットは、自由であるがゆえに一からプランを構成する必要があり、想像以上に準備や打ち合わせに時間を費やすことになります。

無宗教葬の流れ一例を紹介

では実際に無宗教葬ではどのような流れで進行していくのでしょう。通夜から四十九日まで、4つの区切りでポイントを絞り一例を紹介しますので活用してみて下さい。

通夜の式次第

遺族や親族などを始め参列者が入場して着席します。黙祷を捧げて献奏の時間となります。故人の好きな曲を聞き、故人への思いを高めます。その後孫や子供から感謝のメッセージが送られ、献花をして控室などへ戻ります。

葬儀・告別式の式次第


葬儀会社の進行で進められることが多く、黙祷や経歴の紹介、献奏などが行われます。弔辞や弔電の紹介、参列者への挨拶が行われて棺桶に花を並べて火葬場へ向かいます。荼毘に付された後に拾骨を行い、火葬場から戻って会食をします。

納骨

無宗教葬でも仏式などと同じように納骨を行います。墓地や霊園へ納骨する方だけでなく、納骨堂の活用や永代供養まで幅広い選択肢があるのも、一般的な納骨と同じです。

四十九日


仏式と全く同じように行う必要もありませんが、特に僧侶の読経もないことから、親族同士の食事会などで故人のことを偲ぶ時間を設けるケースが多いようです。また仏壇や位牌なども決まりはなく、遺骨の一部を小さな骨壺に保存しておくことも可能で、そのような商品を販売している会社もあるようです。

無宗教葬に参加する時に抑えておきたいマナー

無宗教葬に参列することが決まった場合、遺族の方に失礼がないように最低限のマナーは知っておきたいものです。香典や服装、焼香などについて紹介します。

香典の表書きは「御花料」

一般的な葬儀でも迷うことがある香典の表書きですが、御霊前、御香典でも問題ありません。しかし無宗教の場合は表書きが御花料である方が、常識として理解している印象があります。また不祝儀袋や白い無地の封筒という袋を用いることが原則で、現金のまま持参することや色味がある封筒は避けた方が好ましいでしょう。

服装は喪服


自由葬とも呼ばれる無宗教葬ですが、男女共に喪服で参列するようにしましょう。

男性は黒のスーツに黒のネクタイ、黒の靴が一般的です。ワイシャツも無地の白を選択しましょう。女性も同じく喪服で、黒の上着に黒のスカート、ストッキングとパンプスも黒を選びます。またバッグも黒を持参し、ハンカチも派手な色味ではなく黒や白の控えめな色を選択して参列します。

献花は焼香の代わりに行う

献花の仕方について紹介します。自分の順番が来たら前へ進み、遺族側に向かって一礼します。献花台の横で花を受け取り、茎側が左で花側を右にして持ちます。献花台の前へ進んでから遺影に向かって一礼します。花の根元が祭壇側に来るようにして、献花台に花を置きます。最後にもう一度遺影に向かって一礼と黙祷を行い、着席前に遺族側に一礼をして終わりです。

無宗教葬を行う際の注意点は?

無宗教葬を実際に依頼する場合には、どのようなことに気を付けると良いのでしょう。葬儀社の選び方や司会者の重要性、追悼会について紹介します。

実績のある葬儀社を探す

多くの葬儀会社で無宗教葬を受け付けしていますが、珍しいケースである可能性もあり、中にはあまり引き受けた実績や経験がないことも考えられます。無宗教葬を豊富に取扱っている葬儀会社へ相談しますと、話がスムーズに進みます。

普通の葬儀と比べて司会者が重要になる

僧侶の読経がないことを始め、自由なスタイルで進められる無宗教葬は、司会者の技能が普通の葬儀以上に求められます。司会進行のスムーズさは勿論ですが、故人との思い出が蘇るようなナレーションは、参列者の心に大きく響きます。

追悼会を考える

芸能人や著名人が行っていることが多いお別れの会などに値する追悼会は、無宗教葬に参列できなかった方と、故人の思い出話ができる機会となります。葬儀に加えて追悼会をするケースが多いのが、無宗教葬の特徴です。

まとめ

いかがでしたか。無宗教葬について詳しくなれたでしょうか。実際に参列する間にある程度のマナーや常識を知っておきますと、慌てること無く落ち着いて故人を見送ることができます。是非参考にしてみてはいかがでしょうか。

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