年金制度は破綻はしない?今後の課題と展望

年金制度の破綻が噂される昨今ですが、実際のところはどのようになっているのでしょう。今回紹介する破綻しない根拠や理由などを参考にしますと、安心して老後を過ごすことができる安心感が芽生えます。今後の課題と展望も含めて、是非参考にしてみてはいかがでしょうか。

年金制度が破綻しない根拠と理由


年金制度が本当に破綻するようなことがあった場合、どのような世の中になってしまうのでしょう。しかしそれは単なるうわさに過ぎない嘘の情報で、様々な状況から見ても年金制度が破綻しない根拠や理由が見えてきます。一体どのようになっているのでしょうか。

財政検証結果では破綻のリスクが低い

破綻のリスクが低いという財政検証結果が出ている通り、年金制度は破綻する可能性はあまりないようです。しかしマスコミの報道が過熱する体制も加わって、間違えた情報だけが独り歩きしてしまっています。またそのような情報はあっと言う間に世間一般に広まる傾向があり、正しい情報と噂に惑わされる方が出てきてしまいます。しかし現在のところでは、年金制度が破綻する可能性は低いとされていますので安心です。

年金の支払いには税金が使われている


年金が支払われている財政の源は、ほとんどが税金とされています。もちろん納めた保険料も利用されていますが、多くは税金からの支払いが行われていることから、税金が無くなることがないと考えますと、必然的に年金制度がなくなる可能性もないと考えられます。しかし以前の用に大きな金額の年金をもらって優雅に暮らせる方はごく一部で、多くは少ない年金を賢く使って生活をする方が大半です。

年金の未納者数は国民の5%程度しかいない

年金の話題で多く取りざたされる未納者の問題ですが、実際には国民の5%程度しか未納者でないのが現状です。多くの未納者が存在することによって年金制度の構築が難しいような印象がありますが、実際に未納者がいないわけではなく、多くの方はきちんと納めて年金制度のあり方や仕組みを理解しています。だから大丈夫ということではありませんが、たとえ5%の割合であってもその人たちがきちんと納めることで、年金制度の先行きも大きく変わります。未納者への対策は解決が難しく、長く続く問題となりそうです。

破綻させると国が損をする

年金制度を破綻させることで一体誰が得をするのでしょうか。まず運営側になっている国は得をするどころか、損をするデメリットの方が多いと言われています。そのような状況の中で、国が自分で自分の首を絞めるような年金制度の破綻を実施するとは思えません。国は損をしてまで年金制度を破綻させるような考えはなく、年金制度が今後も維持されることはその状況からも理解できるでしょう。

年金改正により受給年齢を引き上げている

年金に関する制度や決まりはどんどん変化しています。以前は60歳から支給されていた年金ですが、どんどん年齢を引き上げてより対象者を減らす工夫をしています。高齢化社会である我が国では、現役で働く若者以上に高齢者が増えているのが現状で、今までとは様々なものを変えて対策をする必要があります。その一つが年金の受給年齢の引き上げで、頑張って保険料を納めても、もらえるようになるまでに時間が掛かってしまうのが、今後の流れとなります。しかし破綻して全く手に入らないわけではない年金は、人々の暮らしを安定させる役割があります。

年金制度の今後の課題と展望

年金制度が破綻しないであろうということは理解できましたが、まだまだ安心できないのが現在の状態です。今後の課題や展望について考えてみますと、年金制度そのものの問題や、今まで問題視されながらも放置されていたものなどが見えてきます。是非一緒に考えてみてはいかがでしょうか。

年金未納に伴う無年金者への対応

年金未納者はゼロになっているわけではありませんので、当然ですが中には年金自体を入手できない人がいます。もちろん自分自身が保険料を納めていないことが問題なので仕方がありませんが、そのまま放置しておくことは、今後も同じような人を増やすことになります。年金がない生活は、わずかな収入でもきちんと入金される安心感がある年金受給者とは違い、安定した収入がない生活が長く続くことになります。無年金者の問題は、高齢者の貧困など様々な社会問題へと発展します。

少子化問題の解消

少子化問題の解消は、各方面で必ず語られる問題ですが、実際に何か大きな成果があった分野はあるのかが疑問視されます。保育料の無償化や男性の育児休暇の取得など、多くの取り組みが実施されている場合や、実施に向けた話し合いが進んでいますが、根本的な解決が難しいとされています。女性の社会進出が加速して晩婚化だけでなく、結婚をしない若者が多くなってきています。若い世代自体が少ないにもかかわらず、またその中で結婚をしない人が増えるということは、少子化問題の解決も長く時間が掛かりそうです。

年金支給額の調整

年金をもらう世代が増える一方である少子高齢化の現代では、年金支給額を調整することによって、今の制度を維持することができます。ほんのわずかな調整であっても、多くの年金受給者がいることによって、大幅な経費削減や財源確保が実現するはずです。今後は年金額も減少する一途をたどると推測されていますが、破綻をして全く手に入らないような希望がない話ではないので安心です。年金支給額の調整は、財源を維持するために役立つポイントとなります。

高齢者間の格差の是正

高齢化社会によって多くの高齢者が街に溢れるようになっていますが、年金の金額に差があるなど格差問題があることは確かです。格差と呼ばれるような現象は高齢者に限った話ではなく、学生が家庭の経済の事情によって受けたい教育が受けられない教育の格差などという言葉もあります。どの年代にも格差が生じるようになった背景は様々な理由がありますが、高齢者間の格差は受けたい介護サービスが適切に受けられないなど、健康に関わる大きな問題にも繋がります。

他国の制度を参考にする

年金制度は我が国にだけある制度ではありません。規模の大きさなど違いがありますが、世界各国で取り入れられている制度です。もちろん中には年金制度がない国もありますが、上手く解決できないような時には、他の国が取り入れていることを参考にするのも一つの解決方法です。例えば消費税の割合なども国によって異なりますが、税金をしっかり納めた分だけ、教育や年金への心配をすることなく生活できる国も沢山あります。国民性の違いなどで全ての方法が適合する訳ではありませんが、色々なケースがあるということを知るのは大事なことでしょう。

年金制度の破綻を防ぐために保険料は納めよう

年金制度の破綻の心配はないようですが、だからといって保険料を納める頻度を減らすなどのことは好ましくありません。自分自身への老後の投資と考えるべき年金制度ですが、賢く活用することで、楽しい老後が過ごせる可能性も十分あります。ここでは、年金受給者となった時の心構えをいくつか紹介します。

支給された年金は大切に使いましょう

2か月に1回入金される年金は、受給者にとって大きな楽しみの一つです。現役で働いていた時のお給料日のような感覚で金融機関に足を運ぶ方も多いでしょう。しかしここで注意が必要です。大きな金額が入金されたことで気持ちが大きくなって、散財してしまう方がいますが、中には生活費として残しておくべき金額である可能性が高いでしょう。嬉しい気持ちは分かりますが、自分自身で自由に使える金額を決めておくなどしますと、多少散財しても問題ありません。

依存しやすいものは控えるようにしましょう

ギャンブルやお酒などは、楽しむ程度の関わりは問題ありませんが、あまり深入りすることで生活が破綻するケースがあります。年金受給者になった高齢者でも、昔好きだったものへの関心は高く、年齢に関係無く夢中になってしまう傾向があります。決めた金額の中で楽しむのは自由ですが、自分自身の生活費を失ってまでギャンブルやお酒に深入りしますと、気にせず借金をするようになるなど、周囲との人間関係にも影響が出る可能性がありますので、十分注意しましょう。

周りの人と受給額の比較をしない

現役で働いていた頃に給与の比較を周囲としていた方に多い傾向で、自分よりも多くもらっている人を見つけては悲しい気持ちになって落ち込んでしまうので、比較することはあまり良い行動ではありません。中には教えたくない人も多い年金額は、周囲と比べること無く自分自身が幸せに生活できていることに喜びを感じましょう。また自分自身が年金をいくらもらっているなど、金銭に関わる個人的な情報は、あまり公にしない方がセキュリティ面から考えても安心です。

医療費の出費を削減するためにも健康維持に努める


高齢者となる年金受給者の場合、何かしらの持病があって通院する方も珍しくありません。持病がある通院には、診察に掛かる費用や薬代、病院へ行くまでの交通費など大きな出費になってしまいます。しかし、持病がなく健康でいられますと、これらの出費を全て違う費用に充てることが可能となりますので、健康でいることは家計の節約にも大きく貢献します。無理な運動習慣は負担となりますが、こまめに歩いて出掛けるなどの工夫や家事や掃除で体を動かすなど、若い時からでもできる備えが重要です。

まとめ

いかがでしたか。年金制度の破綻は何度も噂されていることですが、実際には減額されるようなことはあっても、破綻して保険料の払い損になる可能性は少ないでしょう。しかし、このような噂をきっかけに、年金制度の在り方や今後の方台を考えることは、とても有効な時間となります。是非この機会に皆さんも年金制度について、更に理解を深めてみてはいかがでしょうか。

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