親の介護放棄に関する問題を考えよう

自分を産んで育ててくれた親の介護は、当たり前のように子供が行うものだと認識しているケースが多いですが、実際には放棄という選択をする場合もあるようです。今回は親の介護放棄について問題提起をして、深く考える機会として様々な内容を紹介します。興味がある方は是非参考にしてみてはいかがでしょうか。

親の介護問題について考える


親の介護をせずに放棄することは罪として問われるものなのでしょうか。ただモラルの問題として良くないと認識されるだけなのでしょうか。詳しく紹介します。

介護放棄は罪になるのか

介護放棄をしたことで犯罪者のように扱われるようなことはありませんが、過去には介護中に親を置き去りにした子供が罪に問われるような事例もあるように、無責任な放置などは大きな問題になります。親子であっても全ての組み合わせで仲が良いとは限らず、中にはケンカばかりで疎遠になっている親子もいます。介護を放棄せざるを得ない理由がある場合も多いようです。

親の介護をすると自分たちの生活が成り立たない

親の介護を放棄する場合の理由の一つとして、金銭的な余裕のなさが挙げられます。収入が低い場合や精神疾患を抱えているなどの理由で定職につけず、生活保護を受けて生活しているなど、介護をする金銭的な余裕や精神的なゆとりがない場合には、いくら親に介護が必要であっても対応できないケースがあります。

親に生活できるほどの収入があれば放棄できる

子供側に受け入れる余裕がない場合でも、親の方に生活できる収入や親の貯金、親の財産などが豊富にあるケースでは、介護放棄と言う形で親子であっても介護に関わらずに済んでしまいます。

元々ケンカばかりで仲が悪い親子の場合

血の繋がりがある肉親だからこそ、顔を合わせると喧嘩ばかりしていた結果、双方が年齢を重ねても関係が改善しないまま、介護を受ける側と介護をする立場になってしまう親子もいます。このような場合には、弱った親を見て放置することができない…と関係が大きく改善するケースもあります。介護によって憎しみ合っていた関係が修復されることもあります。

介護放棄の相談


介護放棄という言葉がよぎる場合には、現実的に追い詰められているケースが考えられます。自分一人で考え込まずに相談できる環境を整えましょう。

介護の費用がかかりすぎるため相談

ある程度の金額の出費を想像していた介護であっても、場合によっては大きな金額の出費が余儀なくされる場合があります、そのような場合は介護費用の相談を周囲にして、手助けを得るしかないこともあります。例えば親の兄弟や姉妹が生存している場合には相談をして、できれば身内の中で解決できるのが理想です。しかしどうしても借金やローンなどで不足分を賄う必要がある場合は、念の為ケアマネージャーに相談することをおすすめします。

介護サービスの利用できるかの相談


また介護放棄と考える方の多くは、何もかも自分一人で抱え込んで苦しんでいる方が多く、自分で介護できないので介護放棄…と極端に感がてしまっているケースがあるようです。しかし介護には家族が自宅で行う以外にも、訪問介護や通所介護、デイケアや小規模多機能型居宅介護の利用など、対象者の症状や本人の要望を始め、介護者の希望を含めて様々なサービスを利用して介護を乗り切ることができます。

親の介護放棄を考える前にできること

親の介護に少しでも関わるとなりますと、今までの生活とは大きく変わって様々なものを犠牲にすることも考えられます。しかし考え方によっては、家族や職場の仲間など周囲の協力を得ながら親と密接に関わる時間が設けられる、とても贅沢な機会であると認識することができます。

介護放棄を考えなくて済むような関係性を普段から築く

コミュニケーション不足が要因となっていることもある介護放棄は、金銭的な問題以上に精神的なつながりが希薄になることで発想されている場合があります。親子関係を普段から良好にしておくことで、本当に自分が困った時には助けてもらえるようになり、相手が困っていると分かれば多少の犠牲を背負ってでも協力するはずです。

介護のことを早めに親子で話し合っておく

いざという時にならないとしっかり向き合う機会がない介護についてですが、一度親子でしっかり話をしておくのも良いでしょう。親が介護についてどのようなことを希望して考えているのかなど、子供側も想像することが難しいはずです。意外な部分で大きなこだわりを持っていることもありますので、しっかり意見を交換し合っておきますと、急に介護放棄を考えるような危険性を回避できます。

まとめ

いかがでしたか。少しショッキングな言葉として聞こえる介護放棄ですが、実際には多くの親子で問題視されていて、実際に実施しているケースもあります。介護を受ける側とする側では立場の違いから、考え方も大きく違う場合があるようです。今一度身近な人と介護や介護放棄について是非話し合ってみてはいかがでしょうか。

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