兄弟で遺産相続をする際に知っておくべきこと!

相続の話し合いによって今までの中の良い関係を崩す危険性が高いのは兄弟です。血のつながった身近な存在でも、時として今までのように親しい間柄が維持できなる可能性があります。今回は遺産相続を兄弟でする際に知っておいた方が良いことを紹介します。是非参考にしてみてはいかがでしょうか。

兄弟の遺産相続について


兄弟での遺産相続は、今までの様な良い関係を大きく変えるきっかけになりかねません。どのようなことに気を付けるのが良いのでしょう。

お金が絡むため兄弟仲が悪くなることも

遺産の金額に関わらず、お金が絡む話であることから、兄弟関係が悪化してしまうことがあります。加えて今まで我慢してきたことや不満に思っていたことなども加わり、更に悪い状況になることもあります。

兄弟間トラブルがおさまらない場合は裁判になることも

トラブルの収拾はつかないことで、場合によっては裁判で決着をつけるような話もあります。身内同士での裁判はあまり良い気分ではないかもしれませんが、徹底的に戦って白黒はっきりさせたいという思いもあるようです。

早い段階での関係修復が無難

しかし裁判などを行いますと弁護士への相談料を支払うことになり、何のために遺産相続の争いをしているのか意味が分からなくなります。できれば早い段階で修復できるように、当事者同士だけの話し合いでなく周囲の手助けが必要です。

まずは相続人が誰になるかを確認


相続人が誰になるのかをしっかり確かめましょう。配偶者に加えて下記に記載している第1順位から第3順位のいずれかになります。また違う順位の法定相続人は、同時に法定相続人にはならないという決まりもあります。

配偶者

配偶者は常に法定相続人となりますので、他の続柄とは異なって順位もありません。

第1順位

第1順位は相続人の子です。もし子が死亡して孫がいるのであれば、その孫が相続人となります。

第2順位

第2順位は、第1順位直系にあたる相続人がいない場合、被相続人の父や母、祖父や祖母などが該当します。

第3順位

第3順位は、第2順位直系の相続人もいない場合は被相続人の兄弟姉妹が相続人となります。

兄弟の法定相続分の割合は?

兄弟の法定相続分の割合は、基本的に兄弟間の相続分は同じとされています。

例えば配偶者と子供2人が相続人の場合

では仮に配偶者と子供2人が相続人の場合にはどのようになるのでしょう。この場合には、配偶者が1/2で、子供2人は1/2ずつを分割されることになります。

生前に故人の面倒を見た方が優遇?

このような状況で言い争いとなるのが、生前どちらが良く面倒をみたのかということでしょう。しかし法定相続分の割合では、面倒を見た分を割り増しするような決まりや、可愛がられ地多方を優遇するような制度もありません。あくまでも個人とどのような続柄であるかが割合のポイントになります。

長男や長女の方が次男や次女よりも得?

第一子の方が第二子以降よりも多くもらえるようなイメージですが、法定相続分の割合は産まれた順番は関係なく、子は全て同じ割合になります。

遺産分割の方法は?

遺産分割の方法について紹介します。是非今後に役立ててみてはいかがでしょうか。

そもそも遺産分割とは?

民法では遺産分割という制度があります。この制度は相続人の間で遺産をめぐるトラブルを回避するためのものとなっていて、多くの親子や家族同士の話し合いに役立てられています。遺言状があることでトラブルが回避できそうですが、かえって問題になるケースもあります。また遺言状が見つからず、後から見つかるケースもあるようで、家族によってそれぞれの遺産分割が行われているようです。

遺言がある場合、遺言による遺産分割を行う

遺言があった場合で、遺言の内容に法的効果がある場合は全てこの内容に従うという決まりがあります。つまり遺言状が一番効力のある存在となります。

遺言がない場合「遺産分割協議」により分割を決める

湯権正がある場合ばかりでなく、もちろんない場合もあります。このような時には話合いのみで決めます。しかし前述したようにすべての相続人が納得することが重要で、言葉にすることは簡単ですが、相続人が多い場合には特に意見を一つにするのが大変です。

遺産分割協議会で決定しなかった場合は調停申し立て

遺産分割協議会は、相続人が全員集まって話をする機会ですが、それでも意見が一致しない時には、家庭裁判所に遺産分割調停の申立てをすることができます。家族や親族同士での争いを避けたいと思っているのは誰も同じですが、多くの方が感情的に意見をぶつけ合うことも多い遺産相続は、難しい問題でもあります。

それでも決定しなければ遺産分割裁判


朝廷の申し立てを行ってそれでも決着がつかないことも十分あります。そのような時には遺産分割審判と呼ばれ遺産分割を裁判で決定することになります。しかしこのような形で遺産の話をするのは、故人が望んでいることとは到底思えません。そうじても白黒はっきりさせたいという気持ちもわかりますが、できればもう少し早い段階で元通りの関係に納められるのが理想です。

できるだけトラブルは回避するよう兄弟間での意識が大事

少しの言葉の違いで人の気持ちは良くも悪くもなります。できる限り大事にしないでスムーズに兄弟で遺産相続の話を進めるためには、どうするのが良いのでしょう。

故人が望まない状況は避ける

兄弟で遺産を取り合うということは、その兄弟の親がなくなったということになります。子供が大人になってからもケンカをする姿は、本当に故人が希望する形でしょうか。いつまでも仲良く…とは言わなくてもお互いをののしり合うような姿は見たくもないはずです。故人が天国からいつも見ているということを意識して生活をしますと、それほど大きなケンカにはならないはずです。一度冷静になって話をすることが重要です。

大切な身内との関係は穏便に

兄弟でケンカをしてしまいますと、兄弟それぞれの配偶者や子供にも影響があり、親戚付き合いがしにくくなってしまいます。故人でのケンカだけでは済まなくなっているということを頭の片隅に置いておきますと、それほど自分の意見ばかりを主張するようなことは言えないはずです。

できれば相続人が元気な時から家族で終活をする

遺産相続で兄弟がケンカするのは、所有者であった故人がいなくなっていることが大きいでしょう。じっくり話し合いをするには、生前から所有者がどのような形で遺産を分けようと考えているのかを、本人から直接聞くことができます。本人にしか分からない事情や理由もあるのかもしれません。しかしそのような思いも分からず遺言書のみで済まされるよりは、生前から話を聞いておいた方が良いでしょう。

増えている?終活やエンディングノートの活用


最近では定年退職などをきっかけに一度自分の身の回りを整理する終活が流行しています。死について考えると暗いことのようなイメージがありますが、早めに対策をしておくことで安心して老後を活発に過ごせるというメリットもあります。終活とはどのようなことなのでしょうか。

遺産相続にも役立つ?エンディングノート

エンディングノートには、自分が希望する葬儀や納骨の仕方を始め、老後の入居施設までしっかり指定している方もいます。このノートが一冊あることで、周りの家族に自分がどうして欲しいのかを伝えられる大切なもので、一人でつくるのではなく親子や夫婦で一緒に作成することもできます。その際には一人一冊ずつ作る方が便利で、それぞれの老後への対策ができます。

財産分与の話は遺言書

どうしてもエンディングノートに何でも記載したくなりますが、財産や相続に関する詳しい内容については遺言書を作成した方が良いでしょう。しかし、遺言書がどこにあるのか分からないまま遺品を整理してやっと見つけるケースもありますので、エンディングノートに遺言書の保管場所を記載しておくと遺された家族に親切です。

書き換えや書き足しも自由

エンディングノートは遺言書のような正式なものではないので、自由に書き変えをすることも書き足しをすることもできます。情報や考えは常に変動しますので、今の自分とリンクさせてエンディングノートを賢く活用できるように最新情報を記載しておくと役に立ちます。

既製品でないとダメ?

エンディングノートは文房具店などでも販売されていますが、自分が好きなノートを使って自由に書くこともできます。この際には何を書けばよいのかなど、大まかなフォーマットが分からないかもしれません。そのような時にはインターネットなどでエンディングノートを作成する際に、書いておいた方が良いことを調べておくことによってスムーズに作成できます。終活という言葉が定着している現在ではエンディングノートの書き方を説明したサイトも多くあるので、参考にしてみましょう。

遺産相続での争いは事前の対策で軽減できる

身内の死をきっかけに急に行われる遺産相続は、早い段階から遺産や相続のことを日常会話のようにして常に話題にしておきますと、お互いの考えや所有者の思いなどが生前から理解できます。急にお金の話ばかりになる遺産相続では、どうしても感情的になることが多く、本人たちも望まない思いもよらないような方向に話が進みかねません。これは普段のコミュニケーション不足が原因で、上手く交流できていないことが問題です。家族それぞれの良い方法を探しておきますと今後も安心してすごせます。

まとめ

いかがでしたか。兄弟で遺産相続をする場合には、兄弟ならではの結束力でスムーズに話が進む一方でそうではない方向に話が進んでしまうこともあります。遺産相続の争いは家族ごとにそれぞれの理由がありますが、できれば回避して円滑に進められるのが理想です。現在遺産相続の争いで困っている方は、是非参考にしてみてはいかがでしょうか。

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