ねんきんネットを利用するメリットと登録方法は?

自分の年金について関心がある場合には、様々な手続きや情報収集の手段として、ねんきんネットを活用するといいでしょう。インターネットを上手に使うことで、老後の生活をより快適にできるだけでなく、受給できる年金額がすぐ確認できるなど、高齢者になってからの見通しが立てられます。今回はねんきんネットを利用するメリットや登録方法を詳しく紹介しますので、是非参考にしてみてはいかがでしょうか。

目次

ねんきんネットとは?


24時間いつでもアクセスできるねんきんネットは、パソコンやスマートフォンを使って、自分の年金に関する情報を取得することができます。一体どのようなサービスなのでしょう。

ねんきんネットでできることとは?

ねんきんネットではどのようなことができるのでしょう。自分自身の年金記録の確認や将来の年金見込額の確認、電子版のねんきん定期便の閲覧や日本年金機構から郵送された各種通知書の確認などが行えます。

利用の対象となるのはどんな人?

誰もが利用できるわけでは無く、基礎年金番号を持っている方が対象となります。しかし基礎年金番号を持っているだけでアクセスできるのではなく、ねんきんネットの登録手続きを済ませてから利用することが可能です。

パソコン操作やスマートフォンに慣れていないけど大丈夫?

インターネットを使って情報を得るねんきんネットは、パソコン操作が苦手な場合やスマートフォンに慣れていなくても、初めの登録手続きだけをしっかり行っておきますと、その後の利用はそれほど難しくありません。自信がない方は家族のサポートを受けながら操作をするなど工夫をしますと、だんだん慣れてきて上手に使えるようになります。

ねんきんネットの登録方法


では実際にねんきんネットの登録を行ってみましょう。順序に従って操作するだけですので安心です。また分からない時には、ねんきんネットの専用ダイヤルに電話で問い合わせができるので、自分でできる所まで進めてみましょう。

年金手帳や年金証書に記載のあるご利用登録(ユーザIDの取得)を確認

ねんきんネットを利用する場合、利用の登録としてユーザIDの取得が必要となります。この登録の際には、基礎年金番号やメールアドレスが必要となります。登録時にお手元に年金手帳や年金証書など基礎年金番号が確認できるものをご用意して登録申請を行いますと作業がスムーズに進められます。

ねんきんネット登録ページより登録

ねんきんネットの登録ページを開いて、登録作業を行います。この際にアクセスキーを持っている方と持っていない方では作業が違います。ちなみにアクセスキーとは、ねんきんネットのユーザIDを取得する際に使用する17桁の番号のことで、この番号を使用して申し込みしますとすぐにユーザIDを取得できます。

アクセスキーを持っている場合の登録方法

日本年金機構のトップページからねんきんネットのバナーをクリックして、トップ画面にある新規登録のボタンをクリックします。申請用トップページ内にあるご利用登録(アクセスキーをお持ちの方)と記載されたボタンをクリックします。その後、規約画面が表示されますのでしっかり内容を確認します。その内容に同意した場合には、右下の同意するボタンをクリックします。次に自分のアクセスキーや基礎年金番号、氏名や生年月日などを入力します。またログインするためのパスワードや秘密の質問と答えを設定して、右下の申込み内容確認ボタンをクリックします。

入力内容の確認画面が表示されますので、入力内容に誤りや修正がないようであれば、右下の申込みボタンをクリックします。申込みが完了しますと申請受付番号が画面に表示されますので、ユーザIDのお知らせメールが届くまで大切に保管してください。そのあと登録したメールアドレスにユーザID確認メールが届きます。メール内のリンクをクリックして画面を開き、設定したパスワードを入力してからユーザID確認ボタンをクリックします。ユーザID確認の画面が表示され、ユーザIDを印刷または紙に書き留めて大切に保管するようになります。以上で登録は完了です。

アクセスキーを持っていない場合の登録方法

アクセスキーを持っていない場合はどうなるのでしょう。日本年金機構のトップページからねんきんネットのバナーをクリックして、トップ画面にある新規登録のボタンをクリックします。ここまではアクセスキーを持っている場合と同じです。

申請用トップページ内にあるアクセスキーを持っていない方向けの利用登録のボタンをクリックします。そこから規約画面が表示されますので内容を確認して、内容に同意する時には右下の同意するボタンをクリックします。自分自身の基礎年金番号や氏名、生年月日などを入力してログインするためのパスワードや秘密の質問と答えを設定します。全て終わった段階で右下の申込み内容を確認のボタンをクリックします。入力内容の確認画面が表示されます。入力内容に誤りや修正がないようであれば、右下の「申込み」ボタンをクリックします。

申込みが完了すると、申請受付番号が画面に表示されます。ユーザIDは郵送にてお申込みから5営業日前後で届くようになります。申請受付番号はユーザIDが届くまで大切に保管しましょう。

ねんきんネット登録はこちら

ねんきんネットを利用するメリット

登録作業を済ませてしまえばいつでも知りたいことが調べられるねんきんネットは、利用することでどのようなメリットがあるのでしょう。

最新情報が取得できる

ねんきんネットでは、いつでもパソコンやスマートフォンで最新の年金記録情報を確認することが可能です。年金に加入していない期間や標準報酬月額の大きな変動など、確認したい記録が分かりやすく表示されていますので、記録の漏れや誤りの発見も容易にできます。

年金見込額の試算ができる

年金見込額試算では、年金を受け取りながら働き続けた場合の年金額を始め、自分の人生設計に合わせた働き方などの条件を設定して年金額を試算することができます。 また様々な条件で試算結果をグラフなどで比較することも可能ですので、多種多様なシミュレーションが簡単な入力作業で進められます。

自分の年金に関する情報をすぐに確認できる

公的年金制度の加入履歴を始め、国民年金保険料の納付状況や厚生年金保険に加入時の会社名など、知りたいことを瞬時に調べられるのがねんきんネットの良さです。文書で通知された場合でも、その手紙をきちんと保管しておく必要がありますが、便利なネット検索によって書類の管理に手間をかける負担が減らせます。

「ねんきん定期便」の確認が可能

年金加入者に年に一度郵送されているねんきん定期便の内容も画面上で確認できます。見やすく分かりやすい画面表示で、加入者御自身がいつでも確認できるのは勿論ですが、紙資源の削減による地球環境保全への取り組みにも繋がっています。ねんきんネットで確認できる電子版ねんきん定期便の利用を推奨していて、ねんきんネットの登録者は、平成30年度から順次電子版に切り替る方針となっていて、紙のねんきん定期便の郵送は原則行わない予定とされています。

「年金振込通知書」の内容が確認可能

ねんきんネットでは、年金振込通知書の内容も確認できます。年金の支払いに関する大切な通知ですが、入金する日時や金額を知らせるために資源を使用していることになり、インターネットで調べられることでより便利になります。

国民年金保険料免除の届出書などの書面が作成できる

利用者がねんきんネットの画面上で、届書を作成して印刷できる機能があります。基礎年金番号や氏名などねんきんネットで保有する情報を入力画面に自動表示することによって、利用者の入力の手間を省きます。また入力項目のエラーチェックを行うことで、入力ミスを防止します。届書の作成機能は電子申請ではないので、作成した届書を印刷して年金事務所などに持参して提出するか郵送する必要があります。対象となる届書は数多くありますので、自分が行いたい手続きの届書が自宅で作成できるようになっているかを、サイト内で確認するのがおすすめです。

パソコンだけでなくスマートフォンにも対応


パソコンでの利用のみではなく、所有する方が急速に増加しているスマートフォンにも対応しているねんきんネットは、外出先や空いた時間を利用して知りたいことを調べられるメリットがあります。項目によってはパソコン版のみでしか検索できない内容や機能もありますが、それほど不便さを感じることなく活用できます。

ねんきんネットを利用するデメリット

インターネットで情報収集するねんきんネットの場合、メリットがある一方でデメリットも考えられます。どんなマイナス面があるのでしょう。

機械に弱い方には負担が増える

ねんきんネットの登録や操作は、普段パソコンやスマートフォンを使用している方には問題ありませんが、ねんきんネットの為に機械を使うことを考えますと、大きな負担となります。機械に弱い方にとっては、ネット上で情報を仕入れることは大変な作業と感じます。

パスワードなどの管理が面倒

ユーザIDなどの管理は自分で行う必要があります。手帳にメモをしていてもいざ必要な時にどこにメモがあるか分からないことも十分考えられます。このようにインターネットで大切な情報を管理する場合には、鍵となるIDやパスワードの取り扱いに神経を使うことになります。

個人情報に関する漏洩が心配

パソコンやスマートフォンに慣れていない方の場合、ねんきんネットにアクセスしたつもりが、他のサイトにアクセスしてしまうというトラブルも十分考えられます。そのような場合、大切な個人情報が漏洩して思わぬトラブルに発展してしまう可能性があります。

つまりこのような時は「ねんきんネット」へ登録を!

ねんきんネットへの登録をした方が良いケースは、年金への関心が高く常時最新情報を入手したい場合などが該当します。より活用するためには、どんな時に登録を決断すると良いのでしょう。

ねんきんネットの登録を検討する方へ

せっかく登録をしても、それほど活用しないのでは意味がありません。ねんきんネットの登録をした方が良い方は、どんなタイプなのでしょう。

■将来受け取る年金見込額が知りたい

漠然と将来への不安を抱いているよりも、年金の受給額を理解できることで、自分が今後どのような人生設計を立てれば良いのかが見えてきます。しっかりグラフ化されて見やすいですので、パソコン操作が苦手でも安心です。

■自分の年金記録を確認したい

制度や仕組みが良く変わる年金の分野は、最新情報を仕入れるためには、わざわざ年金事務所を訪れる手間を掛けずに、ねんきんネットで自分の年金記録を確認することが求められます。

■ねんきん定期便や年金振込通知書などの通知が見たい

紙での文書では分かりにくい場合でも、パソコンやスマートフォンの画面なら見やすく表示されていることから、年金定期便や年金振込通知書などを確認する時に便利です。万が一通知を処分してしまった場合でも、またねんきんネットへアクセスして確認できるので安心です。

■スマートフォンで「ねんきんネット」を使いたい

ねんきんネットはパソコンだけの対応ではありません。スマートフォンにも対応していますので、若い方でもねんきんネットの会員登録を済ませて、賢く自分の年金について検討することができます。パソコンよりも所有率が高くなっているスマートフォンに対応しているねんきんネットですので、幅広い世代の方が活用できます。

■保険料の支払い漏れや届け出漏れはないか調べたい

長く年金を支払っている間には、様々な事情で支払い漏れの期間が発生している場合や、大切なことを届け出してしない場合があります。そのような情報についても調べられるのがねんきんネットで、登録することで瞬時に漏れを確認できます。

■日本年金機構への届書を作成したい

届書を申請する場合は、必要な書類を取り寄せて手書きで記載して提出する必要がありますが、ねんきんネットの機能を活用することで、必要事項を入力したものを印刷して提出するだけになります。書類を取り寄せる間に待たされることもなく、気が付いた時にいつでも必要な手続きが進められます。

ねんきんネットを普及させるには?

より多くの方に知ってもらって利用してもらう価値があるねんきんネットは、どのようにしてもっと世間に知ってもらうと良いのでしょう。

まず年金について関心を持ってもらう

身近な人にねんきんネットに登録してもらう場合、ただ登録だけをしてもらうのでは意味がありません。年金そのものに関心を抱いてもらうことが重要で、若い方でもだいぶ先の将来について一度深く考える時間を設けること大切です。

パソコンでもスマートフォンでも調べられる

パソコンを持っていない方も増えている現代は、ねんきんネットの登録はパソコン対応のサイトと思っている可能性があります。スマートフォン版が存在していることを強調することで、今まで気になりながらも登録を拒んでいた方が利用することができます。

操作が難しくないことを強調

インターネットで年金について調べられるということは、そこに至るまでに難しい作業が多いという印象を持たれてしまいます。確かに登録作業は指示通りに必要項目を入力することから、細かな入力が求められます。しかしミスがある場合には誤りを指摘する機能などがあるため、間違えて違う登録をしてしまって二度手間になることもありません。

ペーパーレス化で資源の削減に貢献できる

リサイクルに貢献できるということは、資源を大切に取り扱うことに繋がります。年金受給者全てに手紙やはがきを差し出しますと、膨大な紙の量が必要です。しかしねんきんネットの登録をすることで、余計な文書が届くのではなくサイト上で確認できます。大切な書類の管理を保管することが苦手な方にとっては、ねんきんネットの登録を検討する価値があります。

幸せな老後をイメージして興味を引く

若い方にとって年金は遠い先の話と言うイメージがあり、シニア層には現実的な内容であるがために確認するのを避けたくなる傾向があるようです。しかし年金に興味を持つことで、幸せな老後を思い描くことができます。まず老後や年金に興味を持ってもらい、ねんきんネットの登録をすすめますと、その後も上手に活用して周囲の人に登録をすすめるという輪が広がります。

ねんきんネットを運営する日本年金機構とは

年金に関する専門機関である日本年金機構は、ねんきんネットの運営を始め様々な事業に携わっています。一体どのような団体なのでしょう。

日本年金機構について知ろう!

平成22年に設立された日本年金機構は、特殊法人として本部や年金事務所を全国に300か所以上設けています。厚生労働大臣から委任や委託を受けていて、公的年金に関わる一連の運営業務を担っています。

利用者の立場になって考えられている応対のスキル

日本年金機構はねんきんネットのように、インターネット上でのサービスだけではありません。電話での相談窓口の開設や相談センターなどでは、利用する方目線での気配りがある応対があります。年金に関する相談は、周囲には打ち明けられずに悩みを抱えているケースも少なくありません。そのような方にも親身になって対応するのが、日本年金機構となります。

ねんきんネットのよくある質問


ねんきんネットを使用することで、様々な疑問が生まれるだけでなく、思うように操作ができない場合があります。便利で使いやすいのがメリットのねんきんネットですが、よくある質問としていくつか紹介しますので、万が一困ったことが起きた場合に活用してみてはいかがでしょうか。

Q:「ねんきんネット」の年金見込額試算が出来る人はどのような人?

ねんきんネットの年金見込額試算ができる人は、被保険者および年金受給者の方が対象となります。ただし70歳以上の方は利用できません。また被保険者の方で年金記録照会の年金額試算の情報が表示されていない方や、記録の整備が必要な場合には利用不可となっています。

Q:他で行った年金試算額と異なる。なぜ?

ねんきんネットの年金見込額試算には、制約事項があるため年金事務所での試算結果とは金額が異なる場合があります。特約事項とは、被保険者の場合、ねんきん定期便の情報を基に試算しているなど、様々な特例事項のことを指します。不明な点がある場合は、年金事務所に問い合わせをして、疑問を解決することをおすすめします。

Q:「追納・後納等」は、どのような保険料を差す?

追納・後納等には以下の保険料が含まれます。一つは免除や猶予といった追納の対象となる保険料を指します。免除には全額免除や4分の1免除、半額免除や4分の3免除が含まれます。猶予には納付猶予制度や学生納付特例制度が含まれます。その他後納制度の対象となる保険料や未納保険料、特例追納の保険料や特定付加保険料が追納や後納に含まれます。

Q:年金の支払いに関する通知書とは?

年金の支払いに関する通知書とは、ねんきんネットで内容の確認や印刷ができる通知書のことを指します。年金振込通知書や年金支払通知書、年金決定通知書・支給額変更通知書や年金額改定通知書の各通知書と、公的年金等の源泉徴収票を閲覧することができます。

Q: 電子版「ねんきん定期便」が確認できない。

電子版ねんきん定期便は、次の全てに該当する方が利用できます。国民年金または厚生年金保険に加入中の方と、日本年金機構からねんきん定期便が届いている方が該当します。また共済組合に加入中の方は、電子版ねんきん定期便を利用できませんので気を付けましょう。

Q:「ねんきんネット」で提供される年金記録の更新頻度は?

国のシステムである社会保険オンラインシステムで管理されている年金記録に追加や変更があった場合は、その翌日にねんきんネットの情報を更新します。ただし電子版ねんきん定期便の情報や共済組合の記録は、原則として年1回、登録者の誕生月の前々月に更新するようになっています。

ねんきんネットの賢い使い方

インターネットで24時間いつでも自分の年金情報が調べられるねんきんネットは、どのようにして日常生活に活用するのが賢い選択なのでしょう。

老後について早くから対策ができる

若い時には無意識に支払っていることもある年金保険料ですが、そのことで自分が将来どのような恩恵を受けられるのかを把握できます。その結果、高齢者になる前から老後への対策として貯蓄をすることや無駄遣いをしないお金の使い方など、生活にも様々な面で役立ちます。

年金についての知識を増やすことで周囲の人にも教えられる


年金の話は難しいイメージや面倒な印象など、マイナス面だけがクローズアップされがちですが、将来の自分への備えであることは確かです。ねんきんネットへアクセスする機会を増やすことで、年金について正しい最新の情報を周囲の人に教えることができます。

まとめ

いかがでしたか。ねんきんネットを上手に利用することで、様々な良い面があることが分かりました。まだ若い方にとっては遠い未来の話に感じる老後についてですが、年齢を重ねる前からプランを立てておくことも大切です。ねんきんネットの登録を検討している方は、是非参考までにアクセスしてみてはいかがでしょうか。

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