香典返しのお礼の方法は?メール?手紙?電話?

香典返しとは、香典を渡したことで遺族側からもらえる謝礼の品ですが、もらったままにしてしまうのは失礼な気がします。お礼の気持ちを伝える手段には様々ありますが、どのような方法で思いを伝えるのが良いのでしょう。

香典返しをもらったらお礼をしよう


香典返しは香典を渡したことに対するお礼です。しかしお礼を受け取ってまたお礼の品を送るのでは、双方同じことの繰り返しになります。

品物以外の方法でお礼の気持ちを伝えよう

もらいものをしてしまいますと、同等のものを送り返すことを想像してしまいますが、始まりは香典を渡したことにありますので、香典返しを受け取った段階で双方の立場が同じになっています。しかし直接手渡しをするケースが少ない香典返しは、荷物が無事に届いたことを伝える連絡が求められます。

その場で手渡す香典返しもあります

通夜や葬儀告別式の会場で香典返しをしてしまうこともあります。当日返しや即返しなどという言い方をする方法で、宅配便などを利用して香典返しを送る手間を省きます。一般的には香典の金額の半額程度で調整して香典返しを選びます。しかし当日返しや即返しの場合は、香典の金額が分からない状況で品物を用意することになりますが、香典返しを後で送る手間や届いた連絡を受ける電話などの応対が減ります。

宅配業者が行うサービスを活用するのは?

宅配業者によっては、無事に荷物が届いたことを送り主側に知らせるサービスを行っています。このサービスがあるので、受け取った側もわざわざ届いた連絡をする必要はない?と思ってしまいます。便利なサービスではありますが、香典返しが届いた時には、このサービスを活用すると共に、自分からも何かの形で連絡をするようにしましょう。

最も丁寧なのはお礼の「手紙」


ではどの手段を用いて気持ちを伝えるのが良いのでしょう。一番良いのは手紙とされていますが、デジタル機器に囲まれる時代である現在は、手書きで手紙を書く機会が少なくなっています。まずは封筒や便せんなど、必要な文房具を買い揃える所から始めるのがおすすめです。

手紙で書くメリットは?

一番のメリットは気持ちが伝わる手書きの良さがあります。現代では手紙を受け取っても印刷された文字であることが多いですが、手書きで書かれた手紙を受け取る喜びは大きく、それなりに時間を掛けて用意をして作成する手紙は、相手に気持を伝える一番の手段となります。

注意事項

気持ちがダイレクトに伝わる分、言葉遣いなど気を付けることがいくつかあります。まずあまり長すぎる文章ではなく、手紙であっても簡潔な文章で終わらせるのがマナーです。更には遺族を労わるような一文を入れて文章を作成するようにしましょう。手紙を出すタイミングは、香典返しを受け取った段階で、できる限り早く投函するのがおすすめです。

文例

では実際に手紙を書く場合には、どのような内容で作成すると良いのでしょう。
「このたびは志の品物を頂戴しました。心遣い頂きまして大変恐縮でございます。」というような一文を入れますと、先方に香典返しが無事に届いたことを伝えられます。

「はがき」でも丁寧


手紙同様に手書きで作成することができるはがきは、香典返しのお礼の気持ちを伝えるために活用できます。

はがきで書くメリットは?

封書よりも安く送ることができるだけでなく、形が決まっていますので、それほど長い文章を記載しなくても、綺麗なフォーマットで仕上げられます。また受け取った遺族側もすぐに文章を読むことができるので、心労が重なって負担が多い中でも目を通してもらいやすいでしょう。

注意事項

封書よりも印刷して作成しやすいはがきですが、手書きでつくりましょう。文面などは手紙の時と同じで構いませんが、遺族を気遣う心配りが大切です。

文例

はがきでお礼の気持ちを伝えるためには、どのような文章が良いのでしょう。
「この度は志の品物を頂戴いたしました。心遣い頂きまして大変恐縮でございます」という文章は、手紙で作成する場合と同じですが、封書でもはがきでもそれほど内容に違いはありません。

電話でお礼

電話で香典返しのお礼をする場合には、どのような対応をすると良いのでしょう。手紙やはがきに比べて、リアルタイムでの応対になりますので、電話をする時間帯などに気を配るなどの注意が求められますが、確実に気持ちが伝えられるだけでなく、声の雰囲気で今の状況が理解できる良さがあります。

電話をするメリットは?

香典返しが届いてすぐに連絡できる電話は、特別用意するものもなく、その場で用事が済ませられる良さがあります。直接声をきくことによって、少しでも悲しみが癒えている状況であるか否かがしっかり確かめられます。

注意事項

個人と親しかった場合でも、場合によっては遺族と面識が全くない可能性もあります。そのような関係の場合では、ダイレクトな手段である電話よりも手紙やはがきなどの方が良いですが、遺族などの親しい間柄であれば電話でもよいとされています。更に遅い時間に掛けるなど、相手の生活サイクルにも考慮して連絡をする配慮をしましょう。

メールでのお礼

最近は若い方だけでなく、年齢を重ねた方でもメール機能を賢く活用しています。しかしカジュアルな印象が強いメールは、香典返しのお礼に適した手段なのでしょうか。

メールで連絡をするメリットは?

作成する側も受け取る側も好きな時間にアクセスできるメールは、時間を問わず利用できる便利さがあります。手紙やはがきのように準備をする物はなく、電話のようにかける時間を気にすることがありません。

注意事項

とても親しい間柄であった場合や上下関係のない同僚などの場合はメールでも問題ありませんが、最も簡単な連絡方法と考える方がいるので、たとえメールアドレスを知っている間柄であっても、関係性によってはメール以外の方法で気持ちを伝えるのがおすすめです。メールは電話とは違い文字として残りますので、言葉遣いにも気を配りましょう。

香典返しのお礼…何もしないという選択肢はあり?

香典返しのお礼には、手紙や電話など様々な手段を紹介しましたが、特別何もしないという方もいるようです。このような行動は失礼にはならないのでしょうか。

香典返しのお礼に対する遺族側の気持ち

葬儀の規模によっては、膨大な人数に香典返しを手配している可能性があります。その1件ずつからお礼の連絡の有無を確認するような手間は、多くの遺族がかけるようなことはしないはずです。ですので、香典返しを受け取ってもらった段階で遺族側も全ての工程を終了したと考える傾向にあるようです。

次の機会にお礼を伝えることも可能

四十九日法要の前後に送る手配をする香典返しは、その時期にわざわざお礼の連絡をしなくても、何かの機会で顔を合わせた時に香典返しの話をすることもできます。遺族に会う機会がないぐらいの関係性であれば、なおさら気にすることもなくそのままにしておくこともできます。

香典返しの辞退は失礼ですか?


双方に手間が掛かる印象がある香典返しですが、早い段階から香典返しを辞退することはできるのでしょうか。

香典袋に記載して辞退を申し出る

通夜や葬儀告別式の会場では、遺族に直接口頭で伝えることが難しい香典返しの辞退ですが、香典袋に記載しておくことで確実に相手に伝わります。また当日返しや即返しの場合は、その場で伝えられるので、受け取る前にきちんと言いましょう。

辞退したのに…結局届いた香典返しはもらって良いの?

辞退したにもかかわらず届く可能性が高いのが香典返しです。遺族側の気持ちとしては、辞退という気持ちだけをいただいてきちんとお礼の品を送ろうとする場合が多く、多くの方に香典返しが届けられます。受け取った物をいりませんと言って送り返すのは失礼ですので、香典返しを受け取った場合には、遠慮なくいただいておきましょう。

連名で香典を出した場合は辞退?

複数で一つの香典を出した場合、一人数千円しか入れていないことも多く、香典返しの方が高くつく可能性もあります。このような場合は辞退を申し出た方が無難です。遺族によっては、仲間や同僚同士で分け合えるお菓子などを香典返しとは別で送るケースもあります。お礼の気持ちを伝えたい時には参考にしてみてください。

香典返しで良く利用される物

香典返しはもらった香典の金額に合わせて、それぞれに見合った品物を選ぶ傾向になります。そんな時には、一体どのようなものを選ぶと良いのでしょう。

選ぶ基準はなに?選ぶと良くない物は?

香典の半額程度の金額で選ぶのが一般的ですが、金額だけ見合っていればなんでも良いという訳ではありません。基本的には、形に残らないものが良いとされていますので、普段使いできるものが支持されます。また生肉や生魚、酒などの嗜好品のようなものは避けて選ぶようにしましょう。

カタログギフトが人気です

祝い事でも利用されるカタログギフトですが、香典返しにも活用されています。もらった側に商品の選択を任せられることで、遺族側は用意する人数を金額ごとにしっかり把握するのみですので、どんなものを送れば良いか検討するといった負担がかかりません。

普段使いのものってどんな風に選ぶ?

香典返しでは、男女年齢を問わず日常生活で使えるタオルや石鹸、お茶などが良いでしょう。それぞれ好みのものがあるのであまり適さない印象もありますが、本人が使わなくても来客時に使用するなど、消耗品に近い感覚で使えるものがおすすめです。

まとめ

いかがでしたか。香典返しのお礼には、様々な方法があることが分かりましたが、自分の都合だけでなく相手との関係性によっても大きく変わります。また香典返しそのものを辞退することや、お礼の手段をあえて受け取らないという選択肢もあるようです。是非この機会に香典返しについて改めて考えてみてはいかがでしょうか。

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