告別式の流れと参列者のマナーについて!

故人との別れの時間となる告別式は、参列する際にも遺族側となる場合にもそれぞれのマナーなどがあります。全体的な告別式の流れなど、いざ参列する際にも慌てずに足を運べる内容を紹介します。是非参考にしてみてはいかがでしょうか。

目次

告別式とは?


告別式とは、友人や知人など生前故人と親しかった人が参列する儀式で、最後の別れの時間となります。最近では葬儀を親族のみの密葬で行い、告別式やお別れ会のみを別の日に行うことも多く、多様化が進んでいます。

通夜と告別式…両方参列するべき?

故人との生前からの関係に関わる選択ですが、最近では日中行う告別式よりも夕方や夜間に行う通夜の方が参列しやすい方も多く、どちらか一方へ参列して故人が亡くなったことを改めて偲ぶようになっています。

通夜や告別式の日には余裕があるスケジュールを組みましょう

急な訃報となることもある通夜や告別式の参列は、急で決まっていた他の予定などと重なることもあり、どうしても途中退席する場合や遅れてしまうこともあるでしょう。しかしこのような場合にも、きちんとマナーを守ることで遺族に不快な思いをさせずに故人を偲ぶことができます。例えば途中で退席する場合には、事前に遺族に話をしておいた上で、出入り口近くに着席することで、退席しやすくなります。また遅れてしまった時にも葬儀会場へ連絡をして、読経の時間を避けて着席することで、スムーズに行動できます。

どうしても通夜や告別式に参列できない時に気持ちを添える方法

時間の都合などで通夜にも告別式にも参列できない場合は、香典を郵送する方法があります。この時には普通郵便ではなく現金書留を利用して、そのまま現金を入れずに香典袋に必要な金額を入金して送ります。また可能であれば家族などに代理で参列してもらうようにして、気持ちを添えることもできます。通夜と告別式の当日には予定が合わなくても、その後は遺族宅へ改めて訪問するなどしますと、遺族とのその後の関係も変わらず接することができます。

告別式の流れ

告別式はどのように進められるのでしょう。

1.開式(司会者による開式宣言)

司会者によって開始期の宣言が行われて、告別式が開始します。司会者は葬儀会社の方が行いますので、遺族が仕切る必要はなく安心して任せられます。

2.僧侶入場


僧侶が入場します。祭壇の正面中央が僧侶の座る場所となり、その右側が遺族などの身内が座ります。反対側の左には一般参列者が着席します。祭壇に近い席ほど上座の扱いになりますので、自分がどの位置にいるべきであるかきちんと把握しておくと慌てずに座れます。

3.僧侶による読経

僧侶による読経が開始されます。子供には長い時間となる可能性もありますが、僧侶や葬儀スタッフの合図によって、読経の途中から焼香の準備が開始されます。

4.参列者の焼香

参列者の焼香は、遺族や親族だけでなく一般参列者まで全員行います。

5.僧侶退場および喪主の挨拶

僧侶が退場した段階で、遺族を代表して喪主が挨拶をします。

6.閉式

閉式となり出棺前の別れの儀の準備が開始されます。

7.別れの儀

遺族が故人の柩を閉じて最後のお別れをする別れの儀は、生花を柩の中に飾って差後にくぎを打って閉じます。出棺をする為に柩を霊柩車へ運びますが、男性の力が求められることが多いので、力仕事であっても嫌がらず真摯に対応するのが理想です。

8.出棺見送り

霊柩車で火葬場へ移動する出棺は、火葬場には行かない一般参列者にとっては、本当に最後の別れに時間となります。目を閉じて手を合わせて、静かに出棺される時間を過ごしましょう。

喪主の仕事である遺族代表での挨拶

告別式だけでも挨拶をする機会が多い喪主は、通夜やその他の法事も合わせますと、何度も遺族を代表して言葉を述べる必要があります。事前に用意しておいて練習をする方もいますが、その場で思ったことや感じたことをそのまま挨拶文として成立させてしまう方もいます。実際に使用できる告別式での挨拶文の例文を紹介しますので、是非参考にしてください。

告別式での挨拶文の例

本日はお忙しいところ、故○○○○の告別式にご会葬くださいまして誠にありがとうございました。このように多くの方に見送られて母もとても喜んでいることと思います。これも皆さまと生前親しくお付き合いさせていただいたからこそだと思い、大変深く感謝しております。今後は残された家族一同、力を合わせて生きていく所存でございます。母亡き後も変わらぬご支援のほどよろしくお願い申し上げます。本日はありがとうございました。

告別式での挨拶のポイント

あまり長い文章や生い立ちからさかのぼるような話ではなく、今日のお礼と今後の支援を依頼するような内容の挨拶が好ましいでしょう。また死因に関する内容や闘病について触れることを避ける方もいますが、それほど細かな話や具体的な話でなければ、一文として加えることも可能です。

丸暗記をするべき?

心配な方はメモを用意しておくこともできますが、手に持ってしまいますとどうしても読み上げるような形になってしまい、自分の言葉であってもそうでない印象を与えてしまいます。できる限り暗記をしてスラスラ言葉が出てくる練習をしておき、お守り代わりにメモをポケットに忍ばせておくのがおすすめです。メモがありますと、空いた時間に練習できるというメリットもあります。

参列者のマナーについて

告別式に参列する際には様々なマナーがあります。恥ずかしい思いや失礼がないように、常識として覚えておきましょう。

告別式の服装は?


告別式に服装は基本的には葬儀の服装と同じで、男性はブラックスーツ、女性はブラックフォーマルとなります。喪主など遺族より格式を下げて身につけるのがマナーとなりますので気を付けましょう。また靴や靴下、ストッキングやハンカチなども全て黒で統一させます。暑い夏であっても肌の露出を極力避けた服装を選ぶのがマナーです。カバンなども黒で揃えて、光沢がないものを選んで用意すると正式な装いとなります。

告別式への香典について

通夜で既に香典を出した場合には不要ですが、告別式には香典袋を持参するのがマナーです。香典袋だけをそのまま持ち歩くのではなく、落ち着いた色味の袱紗に包んで持参します。

香典袋

香典袋は様々な種類がありますので、購入する際は表書きに気を付けて買い間違えることがないように、しっかり確認しましょう。故人の遺族の宗教に合わせた表書きを行うのがマナーですが、わからない場合は御霊前と記載しておけば間違いありません。また水引は白黒、双銀などの結び切りのものを使用します。

新札はNG?

最近は新札でも良いと言われていますが、中にはNGと捉えられる方もいて、気分を介する可能性もあるため新札は控えたほうがよいでしょう。どうしても用意できない場合は新札でも構いませんが、家族や周囲の人に交換を頼んで新札から普通のお札に切り替えると安心です。

香典の金額相場

香典の金額相場は、故人との関係によって異なります。祖父母が亡くなった場合は2万円から3万円、自分の親が亡くなった場合は3万円から10万円、兄弟や姉妹が亡くなった場合は2万円から5万円となります。更にいとこが亡くなった場合は3,000円から2万円、友人や知人、上司が亡くなった場合は5,000円から1万円、友人や知人の親、隣近所の方が亡くなった場合は3,000円から1万円となります。

仕事関係や、会社の代理で参列する場合

仕事関係や会社の代理で告別式に参列する場合もあります。このような時は、受付で名刺を渡すのがマナーで、代理できた旨をきちんと伝えます。また記帳をする際にも、自分の名前などを記入するのではなく、代理で来た人物の名前を記載します。

香典の金額は故人との関係性や自分の年齢によっても変わります

大まかな相場がある香典の金額ですが、故人との付き合いの度合いや年齢によっても相場金額と異なる可能性があります。必ずその範囲でなければいけない訳ではないので、持参する前に良く考えて用意すると良いでしょう。また4や9などの数字の金額は避ける傾向にあるようです。

香典はいつどのタイミングで渡すのですか?

通夜にしか参列できない場合は通夜の時に持参しますが、通夜にも告別式にも参列する場合は告別式の際に持参するケースが多いようです。また遺族に直接渡そうとする方がいますが、受付が用意されていますので、記帳をして受付に香典袋を預ける形になります。

告別式の時間はどれくらい?


告別式はどのくらいの時間を掛けて進むのでしょう。

何時間かかる?告別式の開始から終了まで

葬儀と告別式を一緒に行う場合は1時間から3時間ほどで終了します。ただし地域や宗教により異なると共に、火葬なども一緒に行う場合は4時間から5時間で考えておくと良いでしょう。会場の都合などもあるので時間通りに進むのが一般的ですが、告別式当日は時間に余裕がある予定の組み方をするのがおすすめです。

火葬の後に行われる会食について

遺族や親族は火葬の後の精進落としとして会食をするケースが多いです。併せて初七日法要も済ませてしまうなど、せっかく集まった遺族や親族ができるかぎりもう一度予定を合わせて集合するという機会を減らし、できる限りコンパクトに進めようというのが現代の考え方です。

午前中?午後?告別式の開始時間

火葬などもあることから午前中から開始されるイメージが強い告別式ですが、午後から開始するケースもあります。多くは斎場や火葬場の空きがなかった場合などが理由ですが、前日の通夜の疲れを癒すためにあえて午後にする場合や、遠方から来る方に配慮して午後を選ぶこともあるようです。しかし夕方や夜間などには行わないのが告別式のマナーです。

予定通りに終わる?新幹線や飛行機の切符の手配について


遠くから来る方にとっては、告別式が終わった段階で急いで帰る必要がある場合が多く、飛行機や新幹線の切符を購入まで済ませておきたいのが現状です。しかし予定通りに進んでいるようでも、実際には遅れてしまうこともあり、決めていた飛行機や新幹線に乗れなくなったという経験をしたことがある方も多いでしょう。事前に買う場合は少し余裕を持って、遅めの時間の飛行機や新幹線を選ぶのがおすすめです。またあまり混雑時期でない場合は、事前に用意せず帰宅する際の時間に合わせて購入するなど、工夫をすることが大切です。

告別式が始まるどのくらい前に行くべき?

遺族を代表する喪主の場合は、葬儀会社のスタッフとの打ち合わせなどもありますので、親族も含めて1時間程前に集合すると良いでしょう。一般参列者の場合はそれよりも遅く開始30分前で十分とされています。しかし余裕を持って早めに集まる方も多いので、早く到着した場合には斎場へ足を運んでも問題ありません。当日は時間に余裕を持って行動をすることが求められます。

告別式で受付の手伝いを依頼された場合の対策法

告別式に参列する際に必ず見かける受付ですが、依頼を受けて手伝っている方によって進められています。一見すると誰でもできる簡単な作業に見えますが、大切な香典を預かるという大役です。どのような点に気を付けると良いのでしょう。

服装は?

受付だから特に服装は気にせず…というわけにはいきません。男性でも女性でも黒のスーツやワンピースなどを着用して、告別式に参列する方と同じような服装で対応するのが基本です。

主に何をする?

遺族の代理で沢山の弔問客から渡される香典を受け取るのが主な仕事です。記帳をしてもらい、受け取った香典と名前が一致していることをしっかり確認します。お金が関わる重要な役割となりますので、集中して作業を行いましょう。

ずっと同じ人だけで作業をする?

場合によっては長い時間受付をする必要がある告別式ですが、手伝いの人数によっては時間制で当番のように交代してもらえる可能性があります。しかし人の波が途切れない段階で、時間が来たので受付を放置してどこかへ行ってしまうような無責任なことをせず、タイミングを見計らって次の方と交代します。

受付をする際のポイントは?

特別なルールや決まりがあるわけではない告別式での受付スタッフですが、遺族の気持ちを第一に考えて様々な対応をすることが求められます。告別式は日常生活では体感できないような特別な空間であり雰囲気があります。いつでも遺族側の気持ちで受付を行いますと、あなたを信頼して受付を依頼した遺族側との関係も今後更に良い方向に進むはずです。くれぐれもそのような作業は苦手なので…などという理由で断るようなマナー違反はしないようにしましょう。

子連れで告別式に参列する際の注意点

子供を連れて参列することをマナー違反と思う方もいる告別式ですが、故人との関係性によってはその子供の存在が欠かせないものとなることもあります。また最近は親戚付き合いの希薄化や親戚の数の減少によって、大人になるまで告別式へ参列した経験がない方も珍しくありません。子供にとっても貴重な体験となる告別式ですが、もし参列をする際にはどのようなことに気を付けると良いのでしょうか。

子供の服装は?

子供用の喪服はありませんので、黒のスカートやズボンにシャツやブラウスを用意しましょう。靴下や靴も黒で統一させるのが基本です。しかし普段ブラウスやシャツなどを身につける機会がない場合、持っていないこともあるでしょう。そのような場合は、安い商品を緊急で買い揃えることもできますが、近所の人や子供の同級生に聞いて借りるのも一つの方法です。ピアノなどを習っている子の場合、発表会に出る時などの衣装を所有している確率が高いので、貸してもらえないか聞いてみると良いでしょう。

飽きない為の対策は?

長い時間普段とは違う空間にいる必要があることから、年齢によっては飽きて泣き出してしまうかもしれません。その場合は荷物にならないお気に入りのおもちゃなどを用意しておくと安心です。音が出るようなうるさいおもちゃよりは、絵本など静かに集中できるものがおすすめです。

焼香をやりたいと言いますが、子供がすることは可能?

子供には危ないという認識が強い焼香ですが、ある程度の年齢になりますと、大人がそばにいるだけで自分一人でも十分行えるはずです。良い機会ですのである程度教えてあげたら静かに見守りましょう。事前にやり方を指導しておきますと、好奇心が高く柔軟性がある子供はすぐに習得します。

まとめ

いかがでしたか。告別式の流れや参列者としてのマナーは、知っているようで知らないことが多く、今さら誰かに聞くのも少し抵抗がある内容の一つです。しかしきちんと覚えておくことで、いざという時に役立つ大切な内容となります。是非今後に活用してみてはいかがでしょうか。

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