納骨とは?納骨の種類や納骨式の詳細を知っておこう!

骨壺に納められた遺骨を納める納骨は、お墓に入るだけではなく様々な選択肢がある中から選べる時代に変わって来ています。納骨にはどのような意味があり何を準備しておくとよいのでしょう。詳しく紹介しますので是非参考にしてください。

目次

納骨とは?


納骨とはどのようなことを表すのでしょう。

知っているようで知らない!納骨について

墓に遺骨を納める儀式である納骨は、故人が安らかに過ごせる場所を提供して、静かに見守ってもらう安住の地を設ける意味があります。納骨をせず何年も骨壺をそのままにしておく方もいますが、遅くても三回忌法要までには納骨するのが一般的です。

遺族が納骨をしない理由は?

それぞれに考え方が違い事情もあることから、全ての方が同じ理由で納骨をしない訳ではありませんが、遺族側の都合であることが多いようです。一部の家族の気持ちの整理がつかないまま納骨できない場合や、納骨の仕方や日取りなどで親戚と意見が合わないなど様々です。また最近では故人が生前に色々なことを事前に決めて遺言などに遺すこともあり、その内容に納得しない親戚と話しがまとまらないなど様々です。

納骨をする意味とは?

納骨をすることで故人と遠く離れてしまう…などと考える方もいることから、納骨をすることにどんな意味があるのか疑問を持つケースも少なくありません。納骨をする意味について紹介します。

大切な遺骨を安全に守る

自分のそばに置くことが何よりも重要…という方もいますが、遺骨を安全に守る場所は自分の自宅ではなくお墓などの納骨先です。自宅に置いたままにしておくことで、急な災害や空き巣被害などによってかえって危険な目に合うことも考えられます。納骨をする意味は、安全を確保することにあります。

その場所に行くと会えるという場所を設ける

長く代表で遺骨を預かっていることになりますと、他の親戚などがお墓参りをしたくても故人に話しかけることも許されない状況になります。お墓に納めておくことで、いつでも会いに行ける安心感があるでしょう。他の親戚からも文句を言われる心配もありません。

故人の気持ちにも寄り添う

自分の気持ちがまだ整理されない状態だからと言って納骨しないのでは、自分勝手な行動になってしまいます。故人側からしますと、お墓に早く納めてもらうことで先祖と交流することができるなど、あの世でも寂しくありません。納骨をする意味には、故人が先祖と交流する時間を設けることにも繋がっています。

納骨の方法は様々

お墓に遺骨を納めるだけが納骨と思われる方が多いですが、特に最近は様々な形で故人の遺骨を取扱うようになっています。これは遺族の思いもありますが、故人が生前から希望をしていて、場合によっては生前予約を済ませておくこともできる種類もあります。是非参考にしてください。

納骨堂に納骨

納骨堂とは遺骨を納める屋内型の施設で、お墓とは違って土の中に埋めない点が大きな特徴です。遺骨を納めた骨壺をロッカーのような形で個別に管理することで、遠方にあるお墓を引き払って都内の便利な納骨堂へ移動するなど様々な活用法があります。

お墓に納骨


一般的な形でありまだ多くの方が選択する方法であるお墓への納骨は、全ての遺骨を納める方がいる一方で、分骨をして一部の遺骨を他の形で納める場合もあります。最近は後継ぎがいないことでお墓を管理することが難しくなる方も増えています。

納骨はせず散骨や樹木葬を行う

海や山への散骨や樹木葬は、自然が好きだった故人が生前から希望する場合や遺族の考えによって散骨や樹木葬を行う場合もあります。以前は珍しいことで依頼先を探すのも大変でしたが、最近では受け入れ体制が整った場所も多くなっています。

分骨して手元供養

全ての遺骨をお墓などに納めず、分骨して自宅に小さな骨壺やペンダントに納めることを指します。またお墓の管理をする手間を考えて、改葬をして手放して手元供養のみにしてしまうなど多種多様な選択ができます。

納骨する時期に決まりはある?

この時期に納骨をしなければいけない決まりがあるのでしょうか。実際にはちゃんとした決まりがなく、お墓を設けるなどの都合で遅くなるケースもありますが、それぞれのタイミングで納骨しています。いくつかの例を紹介します。

火葬をしたその日に納骨

火葬をしたその日に納骨をするケースもあります。それぞれの理由ですが、遺骨を持ち帰る人がいない場合や持ち帰るよりも早くお墓に納めて安心したいなど、それぞれの事情に合わせて行います。

四十九日法要と一緒に納骨

この時期に行うのが多い四十九日法要での納骨は、既にお墓が用意されているなど納骨への準備が早い段階で住んでいますと、四十九日法要に間に合わせることができます。新しくお墓を設けるなどした場合、四十九日法要に間に合わせることは難しいようです。

一周忌や三回忌の法要と合わせて納骨

新しいお墓が完成したなどの場合は、一周忌と合わせて納骨をします。また気持ちの整理がつかずに納骨が遅れている場合でも、三回忌法要に合わせて納骨するようにするのが一般的です。特別時期などが決まっていない納骨ですが、多くが三回忌までに済ませているようです。

その他納骨式のみを個別の法要として行う

何かの法要と同じ日にしたくないと思う方もいますので、納骨は納骨で法要として執り行うこともあります。僧侶の読経や親戚への連絡など、他の法事と別にすることで手配することが多くなりますが、故人の記念となる日や特別な意味を持たせたい節目として考える方もいます。

親戚との話し合いが大切です

納骨の仕方やタイミングなど、全てにおいて親戚とよく話し合って決めるのがおすすめです。多くの方がいて様々な年代の人物が揃う親戚関係は、色々な考えを持っている方がいますので、自分では良いと思ったことでも、そうではない可能性も十分考えられます。生前から遺言として色々なことを決める場合にも、家族だけでなく親戚にも聞いてもらって内容を確認してもらうことで、その後のトラブルもなくなります。

納骨式までの流れは?

納骨式を滞りなく進めるためには、準備段階での段取りが大きく関係します。忘れずにしなければいけないことが多いので、しっかり準備をしましょう。

納骨式の日取りを決める

納骨式の日取りは家族だけで決める訳にも行きませんので、親戚に相談して決定します。平日よりも土曜日や日曜日の方が都合よく集まれる方が多いことも踏まえて日取りを決めるとスムーズです。四十九日法要などと一緒に行うのか別で行うかなども、早めに相談して意見をまとめておくと日取りが決めやすくなります。

お寺に法要を依頼する

家族や親戚の都合だけでなく、お寺に法要の依頼をして僧侶の都合も考慮して最終的な日取りが決められます。よって納骨式の候補日が決まった段階で、早めにお寺に法要を依頼しましょう。土曜日や日曜日ですと、多くの方が法事を行う関係上、混雑して思う時間に予約ができないことも考えられます。早めに抑えておくことも大切です。

石材店に字彫り依頼

墓石への字彫りは石材店でないと行えないことなので、こちらの手配も忘れずに済ませます。

納骨に必要な書類の準備

納骨には様々な書類を用意して提出する必要があります。その中でも死亡届と引き換えにして、市区町村の役場から受け取る遺骨埋葬許可証は、必ず用意する必要があります。また霊園墓地の場合は、墓や納骨堂の使用名義人の使用許可証と印鑑が必要です。当日慌てて用意するようなことにならない為にも、早めに準備をしておくと安心して納骨式を迎えられます。

お供え物を準備

お供え物は参列者が持参してくれることもありますが、事前に遺族側で用意します。お花や果物、お菓子や飲み物などが一般的です。

料理や引き出物などを準備

料理は会食をする場合と弁当を用意して持ち帰りする場合などに分けられます。最近では珍しいですが、自宅で行う場合には料理の下ごしらえなども遺族で行うようになります。会食の場合はレストランなどを人数に合わせて予約をして、法事で利用する旨を伝えますとメニューに海老や鯛などおめでたいものを省いて献立を構成してもらえます。

また引き出物は香典やお供え物に対するお礼の気持ちを伝えるために用意します。また参列できない方が自宅に香典などを送ってくれることもありますので、そのような方にも忘れずに引き出物を用意して配送する手続きを進めます。

連絡や案内状を手配し参列者に連絡

電話連絡でも済ませられる人数の場合は、電話で集結確認をすることもできますが、その場で全ての方の返事をもらえる訳ではないので、また再度連絡をするなど手間がかかります。案内状を作成して相手のタイミングで返事をもらえるようにしますと、忙しい方でも対応しやすいはずです。場合によって親戚は電話で済ませてそれ以外の方は案内状など、相手によって使い分けることもできます。

返事が来ない場合の対処法

返信用はがきを入れて案内状を作成しても、場合によってはそのまま返事が来ないこともあります。期日を過ぎても電話もはがきも届かない場合は、こちらから連絡をしてもマナー違反ではありません。会食の予約をする都合があるなど、急いで返事が欲しかった理由を伝えることで、相手も気分を悪くすることはありません。また単純に返事を忘れている可能性もあることから、あまりにも返信が遅い場合はこちらから尋ねるのも一つの方法です。

納骨式に必要な費用は?


何より気になる納骨式の費用ですが、お布施や石材店などに支払う料金も含んだ金額として合計で10万円前後が一般的です。内訳は下記のようになっていますので、一つずつ紹介します。

納骨するための作業費用

納骨するための作業費用は2万円前後が一般的です。骨壺を納めるためには墓石を移動させるなど、専門的な作業が求められます。そこで、専門家である石材店へ支払う金額として2万円前後用意しておくと安心です。

彫刻料

戒名などを彫る彫刻料は4万円前後が一般的です。こちらも納骨に関する作業費用と同じく専門的な作業ですので、石材店へ支払う金額として4万円前後用意しておくと安心です。

お布施・宗教者への謝礼

納骨式では僧侶の読経や法話があります。お布施として4万円前後が一般的です。また車代や御膳料などをお布施と別に用意することもあります。

法要部屋使用料

法要をする際に寺院などで部屋を借りることがあります。その際には2万円前後が一般的な金額となっていますので、使用料として準備して起きましょう。

余裕のある予算編成を

何が起こるか分からないことが多く、また掛かる金額の一つ一つが大きいこともある納骨式は、ギリギリの金額で現金を用意するのではなく、ある程度余裕がある状態で予算を見積っておくのがおすすめです。

納骨式当日に注意すること

多くの人が集まる可能性もある納骨式では、どのようなことに注意して行動すると良いのでしょう。

遺族代表挨拶は短めに

遺族の代表として喪主などが挨拶をすることが多い法要や法事では、長い挨拶よりも手短な言葉で分かりやすく参列者に気持を伝える方が好印象です。故人の思い出話などをする時間ではないので、参列していただいた方への感謝の意持ちなど、コメントをメモ書きなどに記入して用意しておきますと、緊張せずに話ができます。

早めに行動をして手際よく進める

多くの人が一緒に行動をする納骨式は、少しの連絡不足や伝達ミスで式の流れが大きく変わってしまいます。参列者の方々の様子に気を配りながら、常に迎える側としての立場を忘れずに行動することが大切です。そのためには時間厳守で早めの行動が重要になります。

納骨式に参列する時について

執り行う側としてだけでなく、参列する側で納骨式に関わることもあります。参列する際に抑えておきたいポイントをいくつか紹介します。

参列できそうもありません。欠席しても良いですか?

案内状が届いたからと言って必ずしも参列しなければいけない訳ではありません。遺族側ではない場合、全ての法事に参加することはなく、無理な場合は遠慮なく欠席することもできます。しかしながら、どうしても気持ちを添えたいと考える方は、香典やお供え物を納骨式の前日までの送るのも一つの手段です。

服装は?

四十九日法要などと一緒に行う場合は別ですが、納骨式だけの場合には平服で行うケースも増えています。こうした服装に関することは案内状に記載されていることもありますので、良く確認すると同時に、心配な方は、周囲にいる一緒に参列する方に聞いておきますと当日不安を感じずに足を運べます。季節などによっても異なりますので、遺族側へ直接聞いて確認しておいてもマナー違反ではありません。

納骨式後の会食だけ辞退できますか?

遠方から来ている方などそれぞれの事情があることから、あまり長い時間参列できないことがあるのが法事です。急用でない限りは、会食の予約の都合もありますので、会食を辞退する意向を早めに遺族側に伝えておくのが常識となります。出欠の返事をする際に決まっている場合には、その段階で伝えてしまった方がよいのかもしれません。

納骨についての豆知識

納骨に関して詳しくなったようですが、まだ知らないことがあるかもしれません。豆知識を紹介しますので、是非参考にしてください。

お墓の引越しができます

改葬と呼ばれるお墓の引越しができることを知っていますか。一度納骨してしまうと、他の墓地などには動かすことができない印象がある遺骨ですが、地方のお墓を処分して都会の納骨堂へ納めるなど、様々な形で納骨の仕方を変える方も増えています。こうした改葬を行うためには多くの正しい情報を収集して、良く検討することが大切です。また、親戚の意見もしっかり聞いて確認しなければ、家族のみで決めることはできません。親戚との意思統一を行っておくことで親族間のトラブルを回避できます。

分骨を希望する際には火葬前に葬儀会社に伝える

手元供養や散骨など、納骨の仕方も多種多様になっていますが、遺骨を分ける分骨を希望する場合には、葬儀会社に早めに相談をしておくのが大切です。火葬場で遺骨を焼いてからではなく、場合によっては通夜や葬儀・告別式の打ち合わせの段階で伝えておいた方が良いかもしれません。知っているようで知らない分骨については、その後の納骨にも関わる大切な内容ですので、早めに葬儀会社などの専門家に相談しておくとスムーズです。

まとめ

いかがでしたか。納骨の意味や納骨式について詳しく理解できたのではないでしょうか。法要や法事に関する内容は、実際に自分が参列したことがないと分からない点が多く、大人になっていても、経験不足から知識を増やす機会に恵まれていないこともあります。是非今後の参考にしてみてはいかがでしょうか。

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