相続税対策について知っておくべきこと!

遺産を受け取ることによって支払うべき税金が発生するのが相続税ですが、少しの努力や知識によって減らすことができる税金として、対策の仕方をきちんと知っておくことが大切です。ここでは相続税対策について知っておいた方が得である内容を紹介します。是非参考にしてください。

相続税対策には主に3種類ある


相続税の対策方法には3種類あることを知っていますか。一つは相続財産の評価額を下げて相続税対策、もう一つは相続財産を減らすことで相続税対策、最後は制度を活用した相続税対策の三種類です。それぞれの仕組みや内容を把握していないと、無駄に税金を支払う可能性や損をしていることに気づかないまま過ごしてしまうことがあります。

相続税って何?

まず相続税について理解をしていないと、節税の対策をすることができません。相続税とは
相続や遺言で遺産を受け継いだ際に相続財産の金額によってかかる税金のことを指します。何かを相続することで必ず支払うイメージがある相続税ですが、金額が少ない場合には税金を納める必要や申告をする必要がありません。相続税を節約する方法には3種類ありますが、その一つずつを紹介します。

相続財産の評価額を下げて相続税対策

相続する財産の評価額を下げて支払う税金を少なくするように対策する方法です。

相続財産を減らすことで相続税対策

沢山所有していることで当然相続財産は多くなります。相続財産を減らしますと必然的に納める税金も減らすことができますので、節税することに繋がります。

制度を活用した相続税対策

相続税に対する制度は沢山の種類があります。それらについてしっかり情報収集しておきますと、便利な制度を活用して相続税対策をすることができます。

相続財産の評価額を下げて相続税対策

では3種類ある相続税対策の方法を一つずつ詳しく紹介します。自分緒ケースに該当するケースを見つけられる可能性がありますので、是非参考にしてください。

アパート(貸家)を購入


一つの例として貸家であるアパートを購入することです。貸家であるアパートを購入することで相続税の評価額が30%ダウンします。例えば現金1億円を相続する場合、評価額を100%とします。貸家であるアパートを購入して相続することで評価額が7,000万円に下がります。不動産物件の評価額が下がることで、相続税を安くすることに繋げられます。

土地に貸家を建てる

次は土地を相続する際の話です。そのまま土地のみを相続するのではなく、貸家を建てる設定で考えます。今ある土地に貸家を建てることで、更地の土地を相続するよりも評価額を下げることができます。土地の評価額の計算方法は、更地の評価額×(1-「借地権割合」×「借地家割合」)で決まります。よって土地のみを相続するよりも、土地に貸家が建ててある状態で相続した方が、相続税を節約できます。

土地を分割する

一つの土地を単独で相続するよりも、分割して相続することで評価額が下がる可能性があります。例えば兄弟姉妹で分ける他、親子で分けるなどそれぞれの分け方ができます。一つの土地を分割するという発想がない方も多いですが、多くの方が取り入れている相続税節約法です。

相続財産を減らすことで相続税対策

二つ目の相続税対策は、相続財産そのものを減らして相続税対策をします。一体どのようなことなのでしょう。

生前贈与

皆さんは生前贈与という言葉を耳にしたことはありますか。最近注目されている言葉で、ニュースなどでも頻繁に取り上げられています。贈与税は1年間で1人110万円までが非課税になります。従って毎年110万円贈与し続けると相続税は掛かりません。贈与イコール亡くなってからという発想ではなく、税金対策として生きている間に渡してしまうという方法です。

子や孫の教育資金支援

子供や孫に教育資金支援をする場合にも、1,500万円までが非課税となります。

住宅資金を援助

では住宅資金を援助する場合にはどうでしょう。最高500万円までが非課税となりますが、一定の要件を満たすことが条件となっていますので、確認する必要があります。また省エネ住宅への援助の場合は、最高1,000万円までが非課税となります。住宅の様式によっても非課税の対象金額が異なりますので、注意しましょう。

制度を活用した相続税対策をしよう

3つ目の相続税対策は制度を上手に活用した方法です。制度についてきちんと情報取集ができている方がお得になりますので、日頃から相続税について勉強や情報を集めることが大切です。

生命保険を活用した相続税対策

生命保険契約で相続発生後に支払われる死亡保険については、500万円×法定相続人までが非課税になります。つまりこの条件を満たすような保険に加入することで相続税対策ができます。

法定相続人を増やし基礎控除額を増やす

続いては基礎控除額を増やす方法です。3,000万円+600万円×法定相続人が基礎控除額として定められているため、この範囲内の相続は非課税となります。よって法定相続人が多い分だけ非課税の対象となる金額が広がりますので、法定相続人を増やして基礎控除額を増やすのが相続性対策に繋がります。

まだ方法はある!配偶者控除を活用した相続税対策

相続税対策には、まだ方法はあります。それは配偶者控除を活用したやり方です。配偶者の税額軽減の適用によって、1億6,000万円までの相続分に税金が掛からない制度があります。しかしこの適用を受けるためには条件が必要で、遺言書の写しや財産分割に関する書類の写し、配偶者控除の適用を受けていて控除額を計算した書類を用意する必要があります。用意する書類は多いですが、受けられる恩恵は大きいので利用する価値が高い方法です。

相続税ついての相談先

相続税について自分で勉強することも大切ですが、誰か頼りになる存在が近くにいてくれることは心強いはずです。どのような専門家が良いのでしょう。

税金についての専門家である税理士

相続税など知識がないものの税金に関する相談は、税理士へ依頼するのが安心です。どの地域でも事務所を開設している税理士は沢山いて、地域に貢献するべくいつでも相談を受け入れられる体制を整えており、弁護士よりも少しは気軽に利用できるメリットもあります。相続を得意としている税理士や企業向けの税理士など、同じ専門家でも個々に違うので、事前にホームページなどで確認しておくと良いでしょう。

やはり頼りになる弁護士


法律の専門家である弁護士ですが、相続によって財産争いなどがある場合には弁護士への相談も手段の一つですが、相続税の手続きに関する相談は、弁護士よりも他の専門家が良いかもしれません、しかし遺言をつくる場合など財産分与などに関わる相談には適した専門家となります。内容によって今の自分に合った相談相手を探しましょう。

あまり馴染みがないけど…司法書士

司法書士も税理士や弁護士と同じように立派な国家資格所有者になります。不動産の名義変更や相続登記など、相続税に関わる相談がしやすく手続きも一括して依頼できる内容が多いです。事務所によって受付している業務内容を制限していることもありますので、利用前に事前に確認して相続税の相談をしましょう。

お金の相談はやはり銀行

手数料などが高くつきますが、銀行で相続税の相談をすることもできます。長いお付き合いで信頼しているなどという方は、お金に関する相談を全て銀行に任せている場合もありますが、必要書類の取り寄せなどは自分で行う必要があるなど、一括で依頼できないケースがほとんどです。

自分にあった専門家選び

無料の相談会などを行っていることもありますが、その1回で全て解決するのは難しいでしょう。料金面やサービスなども含めて、自分がどんなことを希望して相続税の相談先を探しているかを明確にしますと、事前と利用する専門家が見つかるはずです。企業向けにサービス展開する事務所よりも、個人への相談者に手厚い事務所を利用した方が、思い通りの相談時間が設けられます。初回の無料相談などを利用して、相性の良い専門を探すのがおすすめです。

知っておいた方が良い相続税の時効について

相続税対策についてしっかり知識を増やすことができましたが、まだ知っておいた方が良いことが沢山あります。いくつか紹介しますので、是非参考にしてください。

相続税の時効とは?

いくら対策をしてもどうしても支払わなければ行けなくなる場合があるのが相続税です。しかし相続税には時効が存在していて、知らずに納めていなかったケースとあえて納めなかったケースでは時効が変わります。

分かっていなかった相続税と分かっていた相続税の時効の違い

相続税を納めなければいけないと知らずにそのまま過ごしてしまった場合、相続税の時効は5年です。その逆で、納めなければいけないと分かっていたのに納めなかった場合の相続税の時効は7年となっています。

時効前の処罰と延滞税について

不動産や税金のプロがチェックしている相続税は、わざと支払わずに過ごせる道理がありません。必ず見つかりますので、支払うべきものはきちんと納めてドキドキするようなことのない穏やかな生活を送りましょう。また納付にも期限がありますので、納める期日を守って納めることも併せて知っておくべき内容です。期日を過ぎてしまいますと、追徴課税の対象になります。せっかく相続税の節約のために対策をしていたに、延滞税として余計に支払うことになるのでは、今までの苦労が水の泡です。

まとめ

いかがでしたか。相続税対策には様々な方法が存在していて、少しの工夫や考え方を変えるだけで税金を減らすことができると分かりました。そのためには正しい情報を自分できちんと調べて、信頼できる専門家に協力を得ることも手段の一つとなります。相続税について困っていることがある方は、是非参考にしてみてはいかがでしょうか。

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