法事やお葬式でのお布施金額の目安は?注意するべきマナーも紹介!

葬儀や法事には欠かせないお布施とは、一体どのような存在なのでしょう。ここではお布施の金額や注意すべきマナーなど、知っておいて損がない内容となっています。普段関わることが少ない僧侶との関係に繋がりますので、是非参考にしてください。

お布施とは?


お布施とは、僧侶へ読経や戒名を頂いた謝礼として金品を渡すことを指します。または本尊へお供えするという考え方もありますが、読経や戒名の対価という意味ではないので、読経料や戒名料という言葉は使いません。

お布施の渡し方

お布施を渡す時は半紙に包むか、白封筒に入れて水引は掛けません。御布施と表書きをするのが一般的とされていますが、何も書かなくても良いとされています。また相手に不幸があったわけではないですので、不祝儀袋は使用しません。お渡しする際は直接手で渡すのではなく、お盆に乗せる形が好ましいです。

お布施の金額が分からない時の対処法

お布施は気持ちでお渡しするものであり、決まった金額というのはありません。お寺ごとに考え方もそれぞれありますので、よく分からないという場合は直接お伺いすることが良いでしょう。お布施は心でお渡しする金額のないものですが、一方で目安としての金額も知りたいということが正直なところです。 直接僧侶にお布施の金額を聞くことは失礼なことではないとされていて、「皆さんどのくらいされていますか?」と聞きますと僧侶側も答えやすいようです。しかし直接は聞きづらいという場合、親戚に尋ねるか葬儀会社に確認しますと、地域の事情などを踏まえて教えてくれます。

通夜や葬儀、告別式のお布施の金額相場は?

僧侶に一番初めにお布施を渡すタイミングは、通夜や葬儀、告別式です。お布施の金額の相場について紹介しています。必要な金額は下記1~3がありますので、是非参考にしてください。

1:僧侶への謝礼(お布施)

地域によって異なりますが、供養をしてもらった御礼として20万円前後とされています。また葬儀会社に紹介してもらった場合は、事前にお布施の目安金額を伝えてもらえることが多いので、参考にすると良いでしょう。

2:お車代(僧侶を呼ぶ場合)

僧侶が移動する距離にもよりますが、5,000円ほど用意しておくと良いでしょう。

3:お膳料(通夜ぶるまいに僧侶が欠席する場合)

通夜振る舞いに僧侶が出席する場合と、欠席をする場合があります。欠席をする場合には、会食の費用に見合った金額として、1万円から2万円ほどをお膳料とするのが一般的です。

どのタイミングで僧侶に渡す?

自分も忙しいですが、僧侶も限られた時間の中で行動しなければなりません。どのタイミングでお布施を渡すのが失礼にならないのでしょう。実際に通夜や葬儀、告別式が開始してしまいますと、あっという間に時が流れて渡すタイミングを逃します。お布施を用意したにも関わらず、渡さないままで終了してしまうのは失礼になりますので、事前に渡しておくと安心です。またずっとお布施のことを気にして過ごすよりも、先に渡してあることで気持ちが楽になるのは遺族側の正直な感想でしょう。

法事のお布施金額目安は?

僧侶が関わり、お布施を渡すのは通夜や葬儀、告別式だけではありません。その後の法事の際にもその都度お布施を用意する必要があります。目安となる金額を紹介していますので、是非参考にしてください。またお布施以外にもお車代を渡す場合があります。

四十九日のお布施

亡くなってから49日目を前に執り行う四十九日法要では、5万円程度のお布施を用意して僧侶に渡します。

一周忌のお布施

亡くなってから1年経過する前に執り行う1周忌法要では、四十九日法要と同じく5万円程度のお布施を用意して僧侶に渡します。

三回忌以降のお布施

一周忌の次の年に執り行う三回忌法要では、四十九日法要や一周忌法要よりも少し値段を下げた金額をお布施として、3万円程度を僧侶に渡します。

法事の際にお布施を渡すタイミングは?

通夜や葬儀、告別式と同じように、お布施を渡すタイミングが気になります。法事でも同じように、法事が始まる前に渡してしまうのが好ましいでしょう。手で直接渡すよりもお盆に乗せるのが良いのは同じですが、お盆が用意できない時には袱紗に包むことでもカバーできます。

その他の場面でのお布施金額目安

通夜や葬儀、告別式を始め、様々な法事で僧侶にお布施を渡す際の金額を理解することができましたが、故人を通して僧侶と関わることは数多くあります。その他の場面で僧侶にお布施を渡す場合は、いくらぐらいの金額を目安と考えるのが良いのでしょう。

納骨式

納骨式とは、骨壺に納められた遺骨をお墓に入れる儀式です。四十九日法要と合わせて行うことも多い納骨式ですが、個別で行う場合もあります。納骨式の際のお布施の金額は2万円から5万円が目安とされています。四十九日法要に合わせて納骨式を行う場合は、合算金額をお布施として渡します。

お盆


故人が亡くなってからお盆を初めて迎える新盆には、僧侶に読経などを依頼します。その場合には1万円前後を目安として、僧侶に渡すお布施にします。

お墓を改葬する際

お墓に入っている骨壺を他の場所へ移動させる際や、事情があってお墓を処分する場合には、改葬の儀式を行う必要があります。勝手に作業を進めることは不可能で、専門業者が骨壺を取り出し、僧侶に読経などをしてもらう必要があります。改葬の場合のお布施は2万円から5万円が目安で僧侶に渡します。

お彼岸

お彼岸の際に行う法要には二種類あり、個別に読経などをしてもらう個別法要と他の依頼者と一緒に読経などをしてもらう合同法要会があります。個別法要の場合は5万円ほどが目安で、合同法要会の場合は1万円ほどがお布施の目安となります。

その他の場面で僧侶にお布施を渡すタイミングは?

通夜や葬儀、告別式や四十九日法要などの法要の時と同じく、セレモニーが始まる前に渡すのが良いでしょう。始まる前で慌ただしく、どうしてもお布施を時間がつくれなかった場合には、終了後に僧侶が休んでいる時など、程良いタイミングで渡すのがマナーです。

お布施に関するマナー

僧侶に渡すお布施には、様々なマナーがあることを知っていましたか。日常生活で行う機会が少ないことから、年齢を重ねた方の中にもお布施のマナーについて詳しく知っている方はあまり多くありません。一つずつ詳しく紹介しますので、是非参考にしてください。

お布施を渡すタイミング

僧侶にお布施を渡すタイミングが一番難しいのではないでしょうか。多くの人が集まる通夜や葬儀を始め、各種法要や法事などで僧侶が一人きりになっているタイミングを見つけなければいけません。お布施を渡すことにばかり集中してしまうのも良くありませんので、今日はよろしくお願いしますという形で、葬儀などが始まる前に渡すのがおすすめです。

お布施の渡し方

渡すタイミングは理解できましたが、渡す際には袋ごと手渡しで僧侶に預けて良いのでしょうか。お布施を渡す際には小さなお盆に載せて用意するのが一般的です。切手盆や祝儀盆などと呼ばれる黒いお盆ですが、自分で用意できない場合は葬儀会社で準備していることがあるので相談すると良いでしょう。

切手盆がない場合には袱紗でも良い

僧侶にお布施を渡す際のみ使用する切手盆をわざわざ用意することが難しい場合もあります。そのような場合は、形式にこだわる必要がなく、手持ちの袱紗でお布施が入っている袋を包んで渡すのも立派な作法となります。袱紗で包む際にもただ包めば良いのではなく、包み方にマナーがあります。ダイヤの形になるように袱紗を広げてお布施の入った袋をのせます。包む順番は①右②下③上④左で折りたたみ、そのまま僧侶に渡すのではなく、目の前で袱紗から取り出して、袱紗をお盆代わりにしてお布施を上に乗せて渡します。

一枚あると便利な袱紗…選ぶ際に気を付けたい色のセレクト

弔事だけでなく慶事にも利用できる袱紗は、一枚持っていると重宝する大人のアイテムです。紫を選びますと弔事でも慶事でも使用できます。様々な色の袱紗が取り扱いされていますが、緑や紺、グレーなどの落ち着いた色合いを選ぶと利用しやすくなります。また最近では、金封タイプや台がついたものなどより便利に使える袱紗が販売されていますので、是非この機会にお店で探してみてはいかがでしょう。最近では専門店ばかりでなく、身近な100円ショップなどでも揃えることができるので急な時には便利です。

お布施、お車代、お膳料は一緒の袋でよい?

僧侶に渡すお布施とお車代、お膳料ですが、同じタイミングで渡すこともあり、一つの袋にまとめて入れて、合算した金額を僧侶に渡すことは失礼にならないのでしょうか。一見すると渡す袋を最小限にしたことで、僧侶に対して配慮したような気分になりますが、渡すお金の意味合いがそれぞれに異なるため、別々の袋に分けて渡すのがマナーです。勘違いすることが多い方法ですので、しっかり覚えておくようにしましょう。

新札を渡すべき?

お布施などを渡す場合、新札を用意しなければいけない気がしますが、どちらでも良いとされていますので、新札をわざわざ用意する必要はありません。それでも、あまり汚れがひどいお札やヨレヨレで見た目が好ましくないお札は失礼になります。自分が受け取る側になった時に、気持ち良く納められるようなお札を選ぶようにしましょう。

まとめ

いかがでしたか。通夜や葬儀などを始め、各種法要や法事の際には僧侶との関わりが数多くあります。その際にはお布施などで感謝の気持ちを伝えることは重要で、渡す際のタイミングやマナー、金額についても知らないことが沢山あります。普段あまり関わる機会がないことから、理解不足となってしまうお布施についてですが、是非この機会に今後に活かせる知識として習得してみてはいかがでしょうか。

あわせて読みたい