法事での食事「お齋」について!流れや食事内容を紹介!

法事の後に参列者が一堂に会して食事をすることは、一般的な流れとなっています。この食事のことをお齋と呼びますが、どのような流れで進められて、どのようなものを食べるのかが良く分かりません。ここでは知っているようで知らないお齋について紹介しますので、是非参考にしてください。

法事の後の食事を「お齋(おとき)」と呼ぶ

法事や法要が終わったあとの食事の席のことを指すお齋は、御齋とも書かれます。 仏教では法事や法要の際に、僧侶が読経を読み終わったあとに食事が振舞われます。参列者や僧侶への感謝の気持ちを込めると共に、一同で故人を偲ぶために行われるのがお齋です。

お齋を行わない場合もあります

お齋を行なわない場合もあります。その場合は、料理を折り詰めにして持ち帰ってもらうのが一般的です。その他には菓子折りや引き出物を一緒に持ち帰ってもらうなど、地域によってさまざまな風習があるのがお齋です。

法事のみ出席することは可能?

法事のみ出席してお齋を辞退することは可能です。例えば遠方から参列していて、どうしても今日中に帰らないといけないなどの事情がある場合には、事前に辞退することを遺族側に伝える必要があります。多くは参列者の人数で食事の予約などをしてしまうことが多く、余分に予約させることになります。急用などで辞退する場合には仕方ありませんが、早めに伝えるのがマナーです。

一般的な四十九日法要の流れは?

では実際の法事ではどのよう流れでお齋が組み込まれているのでしょう。四十九日法要を参考にして紹介します。是非参考にしてください。

知っておきたい!四十九日法要の際のお齋とは

四十九日法要は一般的に下記のような流れで進められます。①~⑥までの所要時間が3時間から4時間程度となっていて、⑦のお齋は時間未満が目安です。⑤の納骨式は、お墓の状態や遺族の意向が反映されることが多く、納骨式のみを個別で行う場合や一周忌まで納骨しないなど様々です。
①喪主挨拶
②僧侶による読経
③遺族から順番に焼香
④僧侶による法話
⑤お墓ができている場合、納骨式を行う
⑥施主挨拶
⑦お齋

午前中?午後?どちらが多い?

一般的には午前中から法要を行い、昼食時間に合わせてお齋とするケースが一般的ですが、僧侶の都合や食事をする場所の空き時間によって、思うように進められないこともあります。遠方から参列するケースや小さな子供連れで参列する方がいる場合には、特に早い段階で予約をして効率が良いスケジュールで進められるのが理想です。

お齋の流れについて

法要全体の中でお齋がどの位置づけで行われるのか理解できましたが、今度はお齋の始まりから終わりまでの流れを紹介します。特別決まった内容がある訳ではありませんが、一般的な例として、是非参考にしてください。

施主や遺族代表者の挨拶

施主や遺族の代表が挨拶をします。今日の法要が無事に終わったお礼を述べ、お齋の席で故人を偲びながら食事をしてもらうように案内します。

僧侶による献杯の言葉

僧侶による献杯の言葉があります。僧侶が話をしている時には、僧侶の方を向いて、きちんと話を聞く態度をとるのがマナーです。

出席者全員で合掌、黙祷

お齋に出席する方全員で合掌と黙祷をします。

食事

食事の時間中もあまり大騒ぎするような態度は好ましくありません。またお酒を飲むのは構いませんが、飲み過ぎて酔いつぶれるような態度も遺族側に負担を掛けるので失礼になります。多少の笑い声などはあってもよいですが、故人を偲びながら落ち着いた態度で食事をします。

僧侶退場

僧侶が退場します。そのタイミング前にお布施を渡していない場合は渡しましょう。

お開き

最後に施主が挨拶をしてお開きになります。

引き出物はいつ渡す?

渡すのを忘れてしまうことはないとは思いますが、会食が終わった段階で引き出物を渡しておきますと安心です。また参列者の人数によっては、配る作業に時間が掛かってしまうこともあります。その場合には、事前に座席の横に用意しておいても失礼ではありません。しかし一つ注意点があります。会場を移動してお齋をする場合、食事をする場所のスタッフに引き出物をどのタイミングで渡すのか、事前に打ち合わせしておく必要があります。もし座席にセッティングする場合には、事前に並べる時間を設けるなど打ち合わせをしておく必要があります。

お齋の場所

次に紹介するのは、お齋を行う場所を決める際のポイントです。法要後に移動をして行う場合とその場で全て済ませるケースに分けられます。集まる人数や法要を行う場所の環境によっても変わりますので、状況に合わせて選択すると良いでしょう。

宅配弁当などでお寺や自宅で食事まですべてを行える

宅配弁当を依頼しますと、指定した場所まで届けてもらえますのでとても便利です。お寺で会食できる会場を借りて行うようにしますと、移動をすることなく法要からお齋まで済ませられます。自宅に宅配弁当を届けてもらうこともできますが、自宅の広さや場所、集まる人数によっては難しいこともあります。慣れた場所でお齋をしたい場合や、会場に掛かる費用を節約したい時に便利です。

法事の後に周辺の料亭やレストランなどで行う

法事の後に場所を変えてお齋をすることもできます。周辺の料亭やレストランで行いますと、食事の準備や片付けなども全て依頼できるので、遺族側としては重宝する存在です。近くに良い店がある場合には良いですが、長距離移動しなければいけない場合には他の方法を考える必要があります。

僧侶は必ず参加するものですか?

全ての僧侶がお齋に参加するとは限りません。出席しないことを事前に確認しておいて、食事代金としてお膳料を、お布施やお車代と一緒に渡します。袋が3つになってしまいますが、合わせた金額をまとめて渡すのではなく、それぞれの袋に分けて一緒のタイミングで僧侶に渡します。

食事の内容について

では食事内容はどのようなものが出されるのでしょう。正式には精進料理を出すのが本来のスタイルですが、最近では出席する方が食べやすいものを出すのが主流です。宅配弁当だけでなく、料亭やレストランでも共通している内容ですが、法事で利用することを事前に伝えておきますと、豪華な伊勢エビなど華やかなメニューを避けて用意されます。

宅配弁当の場合

最近増えているのが宅配弁当です。法事で利用することを事前に伝えておきますと、海老や鯛などの食材を避けたメニューが用意されます。一人ずつ分けられていることで、自分のペースでゆっくり食べられるのがメリットです。小さな子供が参加する場合には、子供用の小さめの弁当を依頼すると良いでしょう。

料亭やレストランの場合

遺族側が何かをする必要がない料亭やレストランは、場所を移動する手間がありますがお齋の会場として選ばれます。宅配弁当と同じく、一人ずつ分けてメニューが用意されている方が落ち着いて食べられます。会場の雰囲気を考えますと、立食スタイルなどで考える方がいるかもしれませんが、パーティー風のお齋になってしまい故人を偲ぶ場所としては適しません。着席した状態でゆっくり過ごせる会場がおすすめです。

アレルギーの有無の確認を

参加者の出欠確認をする際には、アレルギーの有無を聞いておくことを忘れてはいけません。遺族側から声を掛けた方が言い出しやすいので、間違いなく宅配弁当会社やレストランなどに伝えることで、アレルギー症状が出ることを心配せず、誰もが同じように食事の時間を共有できます。

食事にかける費用相場は?

お齋の費用はどのくらいと考えるのが良いのでしょう。

お齋の相場

一人3,000円から10,000円程度が相場となるお齋の食事代は、あまり豪華すぎても参加する方の負担となるだけでなく、食べきれないものが多くなって、食べ残しが出て依頼した業者にも失礼になります。また地方によって風習やしきたりが異なります。事前に確認してから申し込みをしましょう。

つい決めるのを忘れてしまう席順について

上座に僧侶が着席してその隣に施主が座ります。その他の親族は、故人との関係が深い方から順に座ります。会場の広さやテーブルのスタイルによっても異なりますが、友人など親族以外の方はそれほど難しく考える必要がありません。また最近では僧侶がお齋の席に出席しないことや、上座や下座を意識しない座席を用意していることもあります。事前に会場の場を確認しておきますと、スムーズに案内できます。

お齋の豆知識

お齋について詳しく理解ができましたが、まだまだ知らないことがありますので、是非参考にしてください。

お齋をしない時の流れ


法事や法要をした時に必ず、お齋が行われるわけではありません。お齋を省略する場合は、その旨を参列者に伝えて、法事などが終わった段階で用意しておいたお弁当と日本酒を持ち帰り用に手渡します。この際に引き出物も一緒に渡すとスムーズです。

お齋を行わない法要は?

四十九日法要や一周忌法要など、遺族だけでなく友人などの参列者がいる場合にはお齋を行いますが、百か日法要のように遺族のみで行うことが本来の形式とされているものは、お齋を行いません。しかし最近ではこの百か日法要そのものを省略する傾向にあります。多くは四十九日法要の際に納骨も済ませてしまい、次の法要を一周忌法要と考えるケースが増えているからです。死後100日を経過する前に行う百か日法要も、大切なセレモニーですのでささやかでも遺族で執り行うのが理想だと言えます。

まとめ

いかがでしたか。お齋という言葉自体初めて聞いた方も多いのではないでしょうか。葬儀や法事に関する言葉には、まだ知らないものや理解できていないものが多いのかもしれません。お齋について今まで特に考えたことがなかった方でも、是非、法要の時などに役立ててみてください。いざという時にきっと役立つはずです。

あわせて読みたい