密葬とは?密葬の流れと確認するべきこと

葬儀の形も様々ありますが、密葬で故人との別れの時間を設けることがあります。故人が生前から葬儀に関する希望を訴えることができる現代では、様々なスタイルで行われる葬儀に直面することがあるでしょう。最近多くなっている密葬について知っておきますと、これから役立つ可能性が十分あります。今回は今後執り行う側や参列する側になることもある密葬の流れや確認するべきことを紹介しますので是非参考にして下さい。

密葬とは?

名芸能人が亡くなった場合、密葬を済ませてからマスコミに知らせて後日お別れの会を行う…などと言うことをしていますが、最近では芸能人でなくてもそのような形で密葬を希望する方も増えています。

 

どんな人が密葬をするの?

密葬を行う方はどのような方なのでしょう。

多くは個人が生前から希望していた場合が多く、自分が亡くなったことであまり大騒ぎをしてもらいたくないという方が増えています。そのような故人の生前からの気持ちを考えますと、密葬を進める準備段階から周囲に知られないように注意する必要があります。葬祭場で行う場合には周囲に知られないことも可能ですが、自宅で密葬を行う場合にはある程度近所の方には知られておくと良いでしょう。

 

密葬を行うメリット

小規模スタイルで参列者が少ない密葬の場合、ゆっくり故人との別れの時間を満喫できます。一般的な葬儀の場合には、短時間に大勢の方が集まりますので、挨拶などに時間を奪われてしまいます。忙しいあまり、何もかも葬儀会社へ任せてしまうことが多いでしょう。

しかし密葬の場合には、故人が好きだったものを手作りして親族で食べるなどの自由な形で別れの時間を設けられます。

 

密葬のデメリット

亡くなったことを周囲に知らせずに行う密葬は、のちに情報を聞いた方が個別で焼香などに来ることがあります。その方から聞いた他の方から電話で問い合わせがあるなど、それぞれのタイミングで問い合わせがありますので、対応に追われることもあるでしょう。

 

密葬の流れと費用

では実際に密葬を行う場合には、どのような流れで進められるのでしょう。また費用はどの位掛かるのでしょう。

通夜や告別式を行わない場合と、家族葬で済ませる場合があります。それぞれの違いを比較して今後に役立ててください。

 

通夜・告別式を行わない場合

通夜や告別式を行わない密葬の場合には、ご遺体を安置した後に通夜や告別式を行わないで納棺をして、その後火葬という流れで進みます。通夜や告別式を行わないことから、その分の金額が掛かりませんので費用は25万円前後です。

 

家族葬として家族のみで行う場合

家族葬という形で密葬する場合、通常の葬儀と同じで通夜当日までご遺体を安置します。その後納棺をして通夜を行います。更に告別式を行ってから火葬をする流れになります。費用は通夜や告別式を行わない密葬よりは大きな金額となり、50万円以上掛かるようです。

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密葬の連絡は親しい間柄の方だけに!

密葬で済ませる場合、どのような人に訃報を連絡すればよいのでしょう。

 

役立つ遺言やエンディングノート


どの範囲まで知られるのか判断するのが難しい密葬の連絡ですが、このような時に役立つのが遺言やエンディングノートです。この人には必ず知らせて欲しいという人物や、その逆でこの人にだけは連絡をしないで欲しいという人もいるはずです。故人が生前に書き留めた物がありますと、遺された家族が迷わず連絡できます。

 

遺言やエンディングノートがない場合

故人が生前に用意する遺言やエンディングノートがない場合には、どの範囲まで連絡をするかの判断が難しくなりますが、あまり広範囲にまで訃報を知らせてしまうのでは、密葬の意味がなくなってしまいます。どうしたら良いか分からない時には、近親者までで留めるようにするのがおすすめです。

 

密葬の場合、お香典を受け取る?

小規模スタイルの密葬ですが、香典を持参する方への対応はどのようにしたら良いのでしょう。

 

それぞれの考えによる香典の受け取り

せっかく持参してくださった香典を断ることは難しく、また失礼な態度になってしまいます。故人の生前からの付き合いの度合いにもよりますが、親しい友人からの香典は受け取るのが良いでしょう。しかし故人の生前からの遺言や遺族の考えを考慮して、適切な対応をするのがお勧めです。

 

香典を受け取った場合の香典返し

密葬の場合の香典返しですが、香典を受け取った場合には一般的な葬儀と同じように行う必要があります。密葬なので受け取ったままで良いということはなく、お礼の気持ちを贈る体制は密葬でも一般的な葬儀でも同じです。



 

密葬の場合、会社からの弔電は断るべき?

故人の年齢や立場によっては、故人や家族が在籍する会社から弔電が届くこともあります。このような場合はどうすれば良いのでしょう。

 

どうする?密葬の際の弔電

必要以上に断ると失礼になる弔電は、快く受け取ることが多いようです。しかし故人の生前の考えや遺族の思いを考慮する点は香典の受け取りと同じで、事前に線引きをしっかり話し合っておくと良いでしょう。

 

どうしても断る意向である場合

故人の生前からの頑な意思や遺族の考えによっては、弔電すら受け取ることが難しい場合があります。そのような時には、葬儀を近親者のみで行う密葬であることを伝え、弔問や供花や香典は辞退することを会社に伝えておくのがおすすめです。

 

密葬を終えたらあいさつ状を出す

密葬を済ませてそのまま…というのでは、故人と生前交流があった方々に失礼になります。そのような方々には、挨拶状を出して通達します。故人の生前からの希望によって密葬をすることが多いので、その旨を伝えて生前親しくしてもらったことへの感謝の気持ちを伝えるのがポイントです。

 

どのタイミングで出すの?

密葬を終えて挨拶状を出すケースが一般的ですが、火葬が済んだタイミングや納骨が済んだタイミングなど様々です。また密葬の後に本葬を行うことを知らせる場合には、日時や場所を記載して足を運びやすい環境を整えることが大切となります。

 

どこへ頼むと良いの?

挨拶状の作成は印刷会社などでも柔軟に対応していますが、最近ではパソコンで自作する方も増えています。様々な状況に合わせた例文などもインターネットなどで調べられるので、あまり多い枚数でない場合などには、家族でパソコン操作が得意な方が作って印刷をして発送してもよいでしょう。

枚数が多い場合や、忙しくて作る暇がない方、パソコンが苦手な方はインターネットから注文するのも良いでしょう。こちらのサイトは10枚からと少ない枚数から選べ、お得な割引もしてくれるのでおすすめです。


密葬後に本葬を行うことも

密葬で家族や本当に親しい友人によって故人との別れの時間を設けた場合でも、通常の規模と同じような葬儀を行う場合があります。この葬儀のことを本葬と呼んでいて、密葬には参列しなかった方などが集まるのが一般的です。

 

本葬はどんな葬儀?


密葬で既に小規模な葬儀を行っていますので、それほど改まった形で葬儀をするのではなく、自由なスタイルで行われることが多いようです。偲ぶ会やお別れの会などもこの本葬に該当しますので、故人との思い出話に花を咲かせる良い機会となります。葬儀場ではなくホテルなどの会場で行うなど、芸能人でなくてもそのような形で本葬をする方が増えています。

 

本葬に参列する際の服装

本葬と聞くと喪服で行くのがマナーでは?と思ってしまいますが、お別れの会などはセレモニーやパーティーのような形式が多く、服装も喪服である必要はありません。あまり派手でない限りは黒にこだわることもなく、本葬の案内などには平服で大丈夫である記載がされていることが多いです。

 

本葬に参列する場合の香典

本葬に参列する際の香典ですが、お別れの会や偲ぶ会の場合には会費を集めることもあります。このような場合には、会費に香典の意味合いが含まれていますので、個別で香典を持参する必要はありません。

しかし会費を集めない場合には、一緒に参列する方と相談をして同じぐらいの金額の香典を用意すると良いでしょう。

 

密葬の豆知識

密葬について沢山紹介してきましたが、まだまだ知っているようで知らないことがあります。あまり関わることがなく、年齢を重ねた人でも知識不足なことが多い密葬の豆知識を紹介します。

 

家族葬との違い

少ない人数で故人を見送る密葬と家族葬は言葉の違い程度に思われることがありますが、家族葬は家族や親族などの少ない人数で葬儀を行い、その後お別れの会や偲ぶ会などの本葬を行いません。

言い方の違いのみと思われる密葬と家族葬ですが、密葬も家族葬と同じく小規模で葬儀を行いますが、その後本葬を行います。参列する際には、違いを良く理解して失礼がないように行動しましょう。

 

密葬に参列した後の行動

あまり人に知られず行うことから密葬を選択している遺族の気持ちを考えますと、密葬に参列したことや亡くなったことを周囲に知らせることは無神経な行動になります。

聞いた方もそのままでは失礼だからと焼香に訪れるなど、密葬にした意味がなくなってしまうことがあります。難しいかもしれませんが、あまり訃報を周囲に話すのは控えましょう。

 

まとめ

いかがでしたか。密葬という言葉は聞いたことがあっても、詳しい内容を知らなかった方も多いのではないでしょうか。密葬というと身内で行うイメージが強く、身近でこのようなケースが無いと、実際に経験した方も少ないので、あまり知識がないのが現実です。是非、この機会に密葬の仕組みなどを知り、自分の終活や、身近で密葬が執り行われる時の参考にしてみてはいかがでしょうか。

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