骨上げとは?骨上げの流れとマナーを紹介

知っているようで知らない葬儀に関するマナーや常識の中でも、骨上げについての知識に自信がある方は珍しいかもしれません。いざという時にスマートに行動できるようにしておきますと安心です。今回は骨上げについて詳しく紹介しますので、是非参考にして下さい。

骨上げのマナーと流れは?


骨上げという言葉を知っていますか。火葬した遺骨を骨壺に納める作業のことで、近しい身内が亡くなった経験が無い方や、親戚付き合いがそれほどない若い世代の方は、経験したことがないというケースも珍しくありません。火葬場に行ったことが無いという人もいるでしょう。この骨上げには、地域によっての違いやマナーがありますので、詳しく紹介します。

足の方の骨から拾う

流れとしては脚の骨から順番に拾います。足の後は特に順番は決まっていませんので、自由に骨上げして大丈夫ですが、火葬場スタッフがそばにいますので、指示を受けながらスムーズに進めます。しかし地域によっては歯から拾う地域もあります。

収骨は骨上げ箸を使用

専用の箸で収骨を行います。一人ずつ作業を進めるのではなく、故人との関係性が深かった親族から順番に、二人一組で一つの骨を骨壺に納めます。

これには、三途の川を渡るときの橋渡しをするという意味合いがあるとされていて、故人が安らかに天国で過ごせるように見届けます。二人同時に同じ箸で行う骨上げは、慣れない作業に戸惑うかもしれませんが、焦らずゆっくりと行いましょう。

落とすことのないよう慎重に行う

焼いたばかりの遺骨ですのでとても繊細です。落とさないように慎重に行いましょう。万が一落としてしまった場合には、落とした遺骨を骨上げ箸で拾い上げるのではなく、違う遺骨を拾う必要があったりするため、火葬場のスタッフに確認してから作業を進めます。

火葬後の骨上げの流れ

火葬場の骨上げの流れを知っておきますと、緊張感がある雰囲気でも動揺せずに過ごせます。

足のほうから遺骨を拾う

火葬が終わった遺骨は、足の遺骨から拾って骨壺に納めます。その他の部位の遺骨も順番に骨壺に納めましたら、頭蓋骨で骨壺を覆います。

最後に喉仏を骨上げ

最後には喉仏を骨上げします。この喉仏の骨上げは、故人と最も関係性が深い人物が行うことが多いです。喉仏を最後に骨上げする理由は、喉仏はその形が座禅をしている仏様の姿に見えるため、最後に収めると良いとされているそうです。

還骨法要を行う


最後に還骨法要を行います。還骨法要とは、骨上げ後に後飾り祭壇に遺骨を安置して、僧侶に供養してもらうことを指します。

東日本と西日本の骨上げ量の違い

地域によって差がある骨上げの量ですがどのような違いがあるのでしょう。生まれ育った土地とは違う地域で葬儀に参列して火葬場まで足を運んだ場合、風習の違いに驚いた経験を持つ方が多くいます。どのような違いがあるのか紹介します。

一般的に東日本では全ての遺骨を骨壺へ納めていますが、西日本では一部の遺骨のみを骨壺へ納めるのが一般的となっています。このように同じ骨上げでも地域によって骨壺に納める量が大きく違うことが分かります。

まだまだ気になる骨上げのマナー

だいぶ詳しくなってきた骨上げについてですが、素朴な疑問や細かな点が気になるかもしれません。いくつか紹介していますので、是非参考にして下さい。

分骨する際の注意事項

遺骨を分けて保管する分骨を希望する場合、事前に葬儀会社と火葬場へその意向を伝えておきますと、分骨用の骨壺が用意されます。急に申し出ても準備ができないこともありますので、早めに相談しておくとスムーズです。

骨壺は持ち帰りできる?

納骨が済んだ骨壺は、その日のうちに持ち帰ることができます。喪主が持ち帰ることが一般的で、骨壺を入れる箱がありますので、その箱に収納して持ち帰ることが可能です。

小さな子供も骨上げをするの?


あまり小さな子供には難しく、場合によっては怖がって泣き出す子供もいます。小学生ぐらいになりますと、親子で二人一組になってゆっくり行えば十分取り組めます。小さな時から貴重な経験をすることは大切で、親戚との付き合いが希薄なっている現代だからこそ、子供にも骨上げの経験をさせることは悪くありません。しかし幼児などは、親の傍で見せる程度で、無理してやらせる必要はありません。

まとめ

いかがでしたか?初めは骨上げって何だろう…と思っていた方でも、マナーや流れを知っておきますと、火葬場へ行く機会があった場合に慌てずに済みます。故人が安らかに天国で過ごす為には、骨を拾う順番や骨壺に納める順番、骨壺に納める量が地域で違うなど、様々なことが理解できました。

人生の中でなかなか経験することがなく、大人になってから初めて骨上げすることも珍しくない現代では、自ら情報を収集しておくことも大切です。いざという時に冷静に行動できるように、骨上げについて詳しく紹介をしました。是非参考にしてみてはいかがでしょうか。

あわせて読みたい