祭壇の種類と特徴は?

葬儀に用いられるもので、大きな存在感がある祭壇は、故人との別れの時間を過ごす際に欠かせません。遺影とのバランスや選び方によって、遺族側のセンスや思いが問われるものとでもあります。参列する方の注目度が高い祭壇の種類や特徴について学び、費用のことなど詳しく紹介します。是非参考にして下さい。

祭壇とは?


では祭壇とはどういったものなのでしょう。

豊富な種類と価格の幅が広い祭壇は、葬儀会場の広さや規模によっても大きく変わります。信仰する宗教や生前からの故人の意向が反映されることが多く、花が好きだった方が花をモチーフにして祭壇を彩るなど様々です。

故人を供養して僧侶が読経をする際にも祭壇近くで行うことを考えますと、葬儀の中心的な存在であると共に、選択するもので葬儀の規模や雰囲気が変わると言っても過言ではありません。

 

祭壇の種類と特徴は?

祭壇の種類にはどのようなものがあるのでしょう。今まであまり深く考えたことが無かった方でも、祭壇の特徴は知っているようで知らないことが多いようです。祭壇の種類と特徴について紹介します。

 

白木祭壇

白木祭壇とは、伝統的に用いられてきた葬儀の祭壇です。しかし最近では、生花で祭壇をつくる花祭壇への人気が高まり、白木祭壇と花祭壇のどちらを選ぶかという選択肢で困るケースが出てきているようです。

白木祭壇の場合、不透明な料金設定が時に問題となります。祭壇を借りる費用だけでなく、葬儀社の人件費が含まれていることが大きいので大きな費用が掛かるのは仕方がありません。ですが中には世間の常識に比べて割高な設定をしている葬儀社もあり注意が必要です。

そのような理由から、見た目が華やかでより納得感のある花祭壇を選ぶという方も増えています。しかし伝統的な白木祭壇で葬儀をしたいという方もまだまだいます。

 

花祭壇

花祭壇とは最近需要が増えている祭壇の種類で、従来の白木祭壇ではなく花で飾られた華やかな祭壇のことを指します。

生花で祭壇をつくることは、以前は費用がかかることで敬遠されてきました。最近では葬儀社や生花店の企業努力などに加え、利用する方が多くなったこともあり、低価格でも豪華な祭壇が設営可能になっています。

また、価格のわりに少々地味な印象の白木祭壇に対するイメージが低下していることも重なり、同様の価格帯ならば、迷わず花祭壇を選びたいという方も増えています。

特に故人が花好きな女性だった場合などには選択されることが多いです。昔は葬式の花は白い菊と使用すると決まった風潮がありましたが、近年は自由な発想が受け入れられるようになっていて、洋花を沢山取り入れて赤やピンクなど、色味がある花を多く用いて豪華な花祭壇を完成させるケースが主流になっています。

 

生花祭壇

文字通り生花のみで構成された祭壇のことで、造花を使用しないのが特徴です。

花祭壇は造花のみのケースと造花と生花の混合のケースに分かれますが、生花祭壇は生花のみですので、より華やいだ印象になります。生花のみで構成していることで花祭壇よりも費用が掛かることが多いですが、最近では利用者が増えていることで価格も安定しています。故人好きだった花や季節の花、好きな色にこだわって色々な花を使用するなど、生花ならではの演出が可能です。

生花祭壇が普及した理由の一つには、規模に合わせて自在に構成できる点です。家族葬などコンパクトな葬儀やお別れ会などのスタイルで故人との別れの時間を設ける方が増え、少し明るい印象になる生花祭壇が支持されているようです。しかし季節や入荷状況によって左右されやすい点があり、希望とは少し違う状態での祭壇になるかもしれませんが、生花ならではの仕上がりが完成するのは確かです。

 

仏式祭壇

三段飾りや五段飾りがあるオーソドックスな祭壇です。宗教や宗派によって異なる仏式祭壇は、祭壇を中央に置いてその左右に供花を飾ります。供花として飾る花は菊や蘭、ユリなどを用いるのが一般的です。なお、この時に供える花は、喪主や遺族、親族や故人が生前に勤めていた会社関係の方などから頂くことが多いです。

これまで仏式の葬儀では、白木祭壇が使われることが一般的でしたが、最近では仏式でも生花祭壇を使われるケースが増えています。そのため、同じ仏式のお葬式であっても、故人がどの宗派であったかによって、どのような祭壇が用いられるかも変わってきます。
例えば日蓮正宗の葬儀の場合、厨子祭壇という祭壇が用いられます。 厨子は経典や仏像などを安置するための入れ物で、実際の葬儀の際には住職が持ってきたご本尊を安置します。そして、厨子祭壇の左右には供花を飾ります。

このように同じ仏式葬儀であっても、どの宗派であるかによって祭壇や供花にいたるまでその内容は異なります。よって仏式の葬儀を行なう場合にはまず、故人がどの宗派を信仰していたかをしっかり確認しておくようにしましょう。

 

神式祭壇

神式葬儀の場合も中央に祭壇が置かれます。この時用いられる祭壇は、仏式葬儀のときと同じように白木祭壇や生花祭壇が一般的です。しかし神式葬儀の場合、祭壇に飾られるものや供えるものが仏式葬儀とは異なります。

神式葬儀の際、祭壇には三種の神器である鏡と勾玉、刀や、仏教でいうところの位牌にあたる霊璽や、森羅万象を表すとされる5色が使われている五色旗という旗などが飾られます。

また、祭壇には神饌という神への供物が供えられるのが特徴です。 神饌には洗い米や酒のほか、水や野菜、果物などが供えられます。更には、神式葬儀の祭壇には神輿が飾られます。輿がもともと柩を納めて運ぶためのものであったのに対し、神輿は神のための乗り物であるとされています。

神式葬儀のときにも仏式のときと同様に祭壇の左右に供花が飾られますが、神式葬儀の場合には榊が供えられるのが特徴です。

 

キリスト教式祭壇


キリスト教式葬儀の場合は中央に十字架が置かれ、キリスト教の信仰を表す大変重要なものだといわれていますので、必ず置かれているのがポイントです。

更に、十字架の周りはカーネーションなどの花で飾られ、華やかな雰囲気にします。追悼ミサと呼ぶキリスト教式の葬儀の場合、祭壇は生花祭壇であることが一般的です。

しかし祭壇が無くてはいけないという決まりもなく、供花には名札を付けないのが一般的です。

 

日蓮正宗祭壇・友人葬祭壇

日蓮正宗・友人葬祭壇は、創価学会の学会員が亡くなった時に用いられる祭壇です。基本的には仏式の祭壇と同じですが、学会と繋がりがある専門店へ相談して用意するのがおすすめです。

祭壇の費用


気になる祭壇の費用はどの位の金額になるのでしょう。祭壇の規模によって大きく異なりますが、30万円から150万円と幅広くなっています。レンタル費用によりますので、葬儀会社に問い合わせて、予算に合わせた祭壇を選ぶのがおすすめです。



祭壇を決める際の注意点

葬儀に関する決め事は沢山ありますので、一つ一つ慎重に考えて決断することが大切です。その中でも祭壇を決める際には、どのようなことに注意すると良いのでしょう。

まずは予算の上限を決めておくことが大切です。葬儀会社と相談している間に話が大きく膨らみ、予想より豪華なものを発注してしまうケースもあります。いくらまでの予算で考えているかを葬儀会社へ伝えますと、無理にランクを上げて祭壇を勧めるようなことはないはずです。

 

祭壇費用に含まれるもの

祭壇の費用は30万円から150万円だということが分かりましたが、これらの金額には様々なものが含まれています。

祭壇のレンタル費用のほか、そこに関わる人件費も大きく関わっています。葬儀を執り行うために携わる人物は多く、直接的な関わりがある人だけに注目してしまいますが、色々なものを全て取り揃えるまでには、裏方部分の人件費の方が多いと言っても過言ではありません。

値段の幅が広いのも祭壇の特徴で、大きさという違いもありますが、やはりランクによって見た目の印象が変わることから、細かくランク分けされて紹介されていることが多いです。最高ランクから一番下のランクですと、数十万円の差があります。会場の広さに合わせた大きさであること大切ですので、専門スタッフと良く相談して決めましょう。

 

祭壇の質にも関わる葬儀会社選びのコツ

葬儀会社を通さず個人的に自宅で葬儀をする方もいますが、最近では多くの方が葬儀会社へ一括依頼します。予算に合わせ豊富なプランや、足りない部分をオプションで補える柔軟性など、行き届いたサービスが受けられます。葬儀会社を選ぶ際の失敗しないコツを紹介します。

 

自分の目で見て判断できる!参列者としての経験を活かす

近所の方や友人、親戚など、葬儀会場へ足を運んだ際には、葬儀会社の方をチェックしておくのがおすすめです。働きぶりや対応を見ていて、自分が依頼する側になった時のことを想定してみていますと、いざという時に落ち着いて行動できるでしょう。

 

インターネットで調べる

便利なイオンターネットは、やはり葬儀会社を探す際にも役立ちます。地域名で絞りますと、数多くの葬儀会社がヒットするはずです。価格面を重視するのも良いですが、問い合わせなどで一度電話を掛けてみると、電話対応のスタッフの様子で企業の様子が分かります。インターネットの便利な部分を活用しながら、対応の仕方で判断するというアナログな方法を用いて最終的な決断をするのがおすすめです。

葬儀の一括見積もり

 

まとめ

いかがでしたか。祭壇について今まであまり深く考えたことが無かった方でも、この機会に葬儀によって違いがあることを念頭に入れておきますと、故人との別れの時間を過ごす際にも、色々な角度から物事を見て思いをはせることができます。祭壇について更に詳しく調べてみたい方は、是非これらの情報を参考にしてみてください。

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